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【本日、足立区議会令和7年予算特別委員会が終了いたしました】

6日間、足立区議会においては予算特別委員会が開催され、私からは本日、以下の内容で討論を行いました。
 
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私は、足立区議会議会改革を全力で推し進める会を代表して、第5号議案足立区一般会計予算から第8号議案、第53号議案に賛成、 第5号議案に対する修正案に反対の立場から討論を致します。ただし、修正案の中における足立区育英資金の事業内容については、一部賛成です。 
 
令和7年度の施策は、子育て・若者支援・災害対策を中心にした施策を基軸にし、妊娠期から若者まで切れ目のない支援の強化と医療・介護・健康の拠点でもある「すこやかプラザあだち」の開設やマンションに対する備蓄品購入費用助成等の災害への備えに対する施策なども含め、令和7年度は「選ばれるにはワケがある~新・足立区基本計画スタート~」と銘打った予算編成がなされ、足立区の予算規模は前年度172億円を上回る3473億円となりました。
 
わたしが兼ねてから議会で訴えていた母子寄添い支援事業の一環として、令和7年度からは、生後5か月から1歳4か月の子どもが対象となる施策として、母子支援が乏しい月齢に焦点を当てた新規事業として、子育て家庭訪問事業が行われる事となりました。令和7年度の目玉となる施策の一つである、この新規事業については高く評価し、また期待をしております。全ての子育て家庭における孤独や孤立を防ぐ取組みとして効果を高めるためには、保護者が本当に望む支援にさせなければなりません。訪問した際には、全世帯に向けたアンケートを同時に行い、さらに令和8年度に向けた拡充策として、保護者のニーズに合わせた取組みを駆け足で進めていくことを要望致します。
 
さらに新年度は、江北地区に「すこやかプラザ あだち」が開設予定です。この新規事業についても高く評価し、また期待をするところです。「すこやかプラザ あだち」で、がん患者、がん体験者、そのご家族が住みなれた地域で質の高い生活を送ることができるよう、「すこやかプラザ あだち」に緩和ケアセンターを設置して頂きたいと強く要望致します。
 
また、一昨年の議会で私は東京女子医科大学附属足立医療センターにおける待合タクシーの是正についても発言をしております。東京女子医科大学附属足立医療センターを利用する複数の患者さんにお話を現在でも伺っておりますが「クオリティーが高いサービス」より「早く家に戻りたい」が最も多く、病院側の単独契約をすることでのハイヤー形式を望む方が少ないのが現状です。現在においても、東京女子医科大学附属足立医療センターが『タクシー会社を一社のみにする形式』は、明らかに区民及び利用者の不利益となっています。近隣で働くタクシードライバーの皆様のご意見に耳を傾けてもらい、東京女子医科大学附属足立医療センターに区として、『タクシープール解禁の申し入れ』をして頂きたいと強く要望致します。
 
区民要望でもある子どもを産み育てやすい環境を提供するためには、子どもたちの将来が狭まらないよう、新たな支援制度や既存事業の検証や拡充が求められます。その中で、令和7年度、私が兼ねてから要望していた不登校の児童生徒を対象とした家庭教師派遣が50名から100名となりました。しかし、私がヒアリングをした複数の保護者からは、足立区が委託している契約内容と利用者側の内容とでは、乖離していました。区では、『週に2回、最大月8回授業が受けられ、オンラインも可能』という契約をしていたそうですが、実際には、利用者側の報告によると、家庭教師は週に1回月4回のみ、オンラインが利用出来ることは全く話がなかったそうです。さらには、利用者である保護者からは、家庭教師の先生からは『人が足りていない』と言われ、「出来るだけ週1回で。」という話しがまかり通っていたのではないかとのご主張です。令和7年度においては、4100万円もの委託料が予算計上されています。令和7年度においては、適切に事業が運用されるよう強く要望致します。
 
足立区は多様な人が集まる都市部という地の利からも、医療的ケア児、発達障がい特性の児童生徒に対し手厚い支援や中国残留帰国者の方々などのいわゆる少数派といわれる方々にとっても、全国で一番暮らしやすい、誰からも選ばれる足立区を目指し、多様性社会の構築に向けた取組を積極的に行い、本当に必要とするところに行き届いた新たな支援を構築し、創造力と知恵と工夫を持った実効性ある施策を展開することを求めます。
 
本委員会での私の質疑をまとめて次のことを指摘いたします。
① 【長期休日における休日応急医療体制について】
② 【がん患者・がん体験者・家族支援の構築について】
③ 【幼児期における早期の気づき・発達障がい支援について】
④ 【ペアレント・メンターの新規事業に向けた取組みについて】
⑤ 【東京女子医科大学附属足立医療センターにおける待合タクシーの是正について】
⑥ 【不登校支援の拡充について~家庭教師派遣オンライン・アーカイブ授業~】
⑦ 【発達障がい特性のある子どもに対する通級学級支援事業の拡充について】
⑧ 【学校現場の緊急医療体制の見直しについて】
⑨ 【共同親権の支援制度の構築について】
⑩ 【ユニバーサルデザインの教育について】
⑪ 【中学校のスポーツ・文化芸術活動の地域移行について】
⑫ 【カスタマーハラスメント対策について】
 
以上、委員会での議論の内容を十分に念頭に置き執行されることを強く要望し、私からの討論を終わります。