✩文教委員会⑭【足立区行政主導ペアレント・メンター事業のさらなる展開を求める請願】
○大竹さよこ 委員長 (6)6受理番号4 足立区行政主導ペアレント・メンター事業のさらなる展開を求める請願を単独議題といたします。
前回は継続審査であります。
また、報告事項(9)令和8年度「ペアレントトレーニング」事業改善についてが本請願と関連しておりますので、併せて執行機関に説明を求めます。
◎教育指導部長 報告資料の18ページをお開きください。
令和8年度に向けたペアレントトレーニングの事業改善案について、御報告するものでございます。このペアレントトレーニングでございますが、発達障がいについての理解を促すような講義ですとか、グループワークを通しまして、子どもへの関わり方を学ぶような、また、保護者の交流の場を提供するようなものでございます。
項番1、これまでの実績報告、参加人数等を記載してございます。
(3)課題でございますけれども、これまで実施した中で、保護者アンケートを取りましたら、発達障がいの一般的な理解ではなくて、保護者への困り事、こういったところへのニーズが高まっているというようなことが見えてまいりました。また、お子さんの特徴に合わせた個別的な助言が求められているというものでございます。
そのため項番2、今後の方針でございますけれども、まず、プログラムの内容を一般的なものから困り事別に組む。また、全部の回を出席するというようなことを条件にせずに、御自分が参加したい、希望する回のみ参加も可能とするように考えていきたいというふうに思っております。
(2)のところでございますが、令和7年、来年度夏頃までには、この事業内容や実施者について、まとめていきたいと考えております。
次のページに、この内容を表におまとめいたしましたので、御覧いただければと思います。
○大竹さよこ 委員長 ありがとうございます。
それでは質疑に入ります。
何か質疑はありませんか。
◆長谷川たかこ 委員 新規の養成講座を受けた方々が、グレーゾーンの通常学級にいる保護者に対しての支援をしたいのだという思いでいらっしゃる状況です。
身近な事例ですが、幼稚園これから卒業して小学校に上がるという段階で、幼稚園でもそういう特性のあるグレーゾーンのお子さんをお見受けしました。親御さんはお子さんの特性については全く気が付かなくて、将来、どこかで親が気付くのかもしれないと感じた次第です。
この間の予算審議でも、気付きの仕組みというのを全幼稚園にすべきではないかとお話はさせていただきました。請願書にもあるように、区民の皆様に対する周知・啓発はとても大切だと思います。
特に、未就学児の保護者に対しては、グレーゾーンは小学校に上がってのトラブル感で、ようやく親も「あれ、もしかして」というもやもや感が、それが気付きになっていくとい、発展していくのだと思いますが、その一歩手前の未就学児の段階で、保護者に対する働きかけを行うことがとても大切です。
保育園は、今、やっていらっしゃるという事ですが、私立保育園、あと30園ぐらいで100園達成なのですよね。私立幼稚園に対しては、どのように働きかけますか。
保育士とか先生が気付いて親御さんに言わないと、親が親に対して言ったら、それはトラブルになります。
だから教師が未就学児の段階できちんと対応しないと、小学校に上がりグレーゾーンというカテゴリーの中に入っていくのだということを、私は強く感じた次第です。
その部分では、区としてどういうふうに考えていらっしゃいますでしょうか。
◎支援管理課長 長谷川委員おっしゃるとおり、就学前のフォローというのは非常に大事だというふうに考えております。
区としましても、長谷川委員御発言のとおり、気付きの仕組みに関しては、今、私立の保育園までとなっておりますが、そのほかの発達の相談や専門職の派遣などは、私立の幼稚園も対象にしております。
なので、全て私立幼稚園は、発達支援から外れているよということはないよという点が1点と、長谷川委員の方から御指摘のありましたグレーゾーンの子も、ペアレント・メンターの相談対象であるということは、これからもしっかり周知をしていきたいなというふうに考えております。
◆長谷川たかこ 委員 区としては、そのペアレント・メンターは、大体対象年齢は何歳ぐらいからだと思っていらっしゃいますでしょうか。
◎支援管理課長 あくまでもペアレント・メンター事業に関しましては、発達障がい児を持つ親が悩まなくて済むようにということで、発達障がい児をお持ちの方年齢を問わず、ある程度、対象にはなっているかなというふうに、私は認識しております。
◆長谷川たかこ 委員 発達障がいというふうな冠を付けてしまうと、まず、未就学児前の親御さんたちは拒絶します。受容しないのです。
ただ、そのペアレント・メンターという制度が、今、あるわけですから、そのペアレント・メンターの制度を活用して、チラシを全幼稚園、私立幼稚園だったり、公立、私立保育園、保護者にお配りするということは、気付きの一つにもなると思うのですけれども、是非やっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎支援管理課長 長谷川委員御発言のとおり、事業を周知していくのは非常に大事だと思います。前回も、予算特別委員会でもホームページのリンク等御提案がありましたので、早速取り組ませていただきます。
チラシに関しましてもお配りできるよう、関係課と調整できればなというふうに考えております。
◆長谷川たかこ 委員 まず、予算をそんなに多額に付けずに今できることといったら、今ある既存のペアレント・メンターの事業を広く未就学児の保護者に配布して、周知・啓発をすると、そこで気付きに変わっていくと思うのです。
ポスターだと見ない、みんな子育てが忙しくて、そこまで目が行かないのです、お母さんたちは。いっぱいいっぱいでタイトな時間を毎日こなしているので、そこまでポスターとかあんまり見ないのです。見る人はごく一部の人。
だから、各私立幼稚園や各公立、私立保育園に紙媒体で、園側から保護者の皆さんにお配りください。今、データをお渡しすれば幼稚園なんかは全部データをSNSで見れるように、みんなある程度の幼稚園はしていると思うので、データをお渡しするでもいいと思うのです。
足立区のすばらしいペアレント・メンター事業を、より1人でも多くの保護者に伝えるために、未就学児の保護者に届けるというのはすごい気付きに変わっていくと思うので、小学校に上がってからのグレーゾーンの子どもたちという部分が若干数が変わってくるのではないかなと期待できるところなので、是非やっていただきたいと思います。要望です。よろしくお願いします。
新規の養成講座を受講されている方、4名、今、いらっしゃいますけれども、その親御さんたちが早く支援に回れるように、区としていろいろと検討しながら、新規事業を設立していただきたいと思います。いかがでしょうか。
◎支援管理課長 先ほどの私立幼稚園の情報提供に関しては、関係課と調整しながら、紙がいいのかデータがいいのか協議させていただきたいと思います。
それで、ペアレント・メンターの養成講座を受けた4名の推薦団体とは、長谷川委員も御存じのように、私を含めてお話をさせていただいております。どういった活動をしたいのか希望をお聞きしながら区として何ができるのか、逆にちょっとこれは難しいということも含めてお話を整理させていただければなと思っております。
◆長谷川たかこ 委員 既存事業、例えば不登校の親の交流会とかがあります。
既存事業にのせながらやると、すぐに支援拡充という形につながります。
いろいろとアイデアを出させていただきますので、よろしくお願いいたします。
○大竹さよこ 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○大竹さよこ 委員長 質疑なしと認めます。
次に、各会派の意見をお願いいたします。
◆小泉ひろし 委員 継続でお願いします。
◆かねだ正 委員 継続で。
◆西の原ゆま 委員 継続でお願いします。
◆佐藤あい 委員 継続でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 採択でお願いいたします。
○大竹さよこ 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○大竹さよこ 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定をいたしました。


