✩区民委員会②【子どもの心を育てる、情操豊かな音楽の街・足立区にする請願】
○かねだ正委員長 (3)受理番号3 子どもの心を育てる、 情操豊かな音楽の街・足立区にする請願を単独議 題といたします。 前回は継続審査であります。 初めに、請願者への意向確認について、区議会 事務局次長から報告をお願いします。
○区議会事務局次長 受理番号3の請願につきまし ては、前回の区民委員会で願意が満たされている のではないかと思われるので請願者に意向を確認 してほしいとの御意見がありました。
また、子どもたちへの情操教育についての意見もありましたので、執行機関から提出された資料を請願者にお示しさせていただいております。これらを踏まえ、請願者に意向を確認させていただいたところ、請願項目のうち区が実施している内容が一部あることは認識しているが、更なる充実をしてほしい、新たに取り組んでほしいという思いで請願を提出しており、願意が満たされているとは考えていないので、このまま引き続き審査をしていただきたいという趣旨の回答がございましたので報告いたします。
○かねだ正委員長 ありがとうございます。 執行機関、何か変化はありますか。
○地域のちから推進部長 今、お話でありました請 願関連資料で一部提出しておりますので、ちょっと簡単に私から御説明申し上げます。 本日の請願関連資料の2ページになります。 子どもに対する文化芸術推進の方針について示させていただきました。
こちら前回の質疑の中で、区の施策を抜粋して 資料の方を作成してほしいという御要望がありま したので作成しました。
1、足立区基本計画についての記載については、こちら(1)、(2)のとおりでございます。 2番、足立区文化芸術推進計画についての記載 については、こちら(1)、(2)のとおりでございます。 私からは以上でございます。
○かねだ正委員長 それでは質疑に入ります。何か質疑はありますか。
○吉田こうじ委員 前回様々、区の方で行っていただいている施策、請願の中身に基づいて、区ではこのようにやっていますという資料を頂いたんですけれども、そもそも根本的に、どういう区の方針の下でそういう施策が進められているのかとい うことをまずは示してほしいということで今回お話をいただきました。追加で資料を頂戴しました、ありがとうございます。 考え方としては、基本構想があって基本計画があって、そのうちの柱の一つが、この文化芸術、学習文化スポーツ活動ですか、こちらの仕組みをつくっていくというのが一つの柱としてあるという認識でよろしいんでしょうか。
○地域文化課長 吉田委員おっしゃるとおりでございます。
○吉田こうじ委員 今回のこの請願の要旨に本当に 様々、本当にそうだよなって思えるような文章が たくさん載っておりまして、そのあと改めて、この足立区の文化芸術推進計画というものも読ませていただきました。 こちらの前段に書いてございますこの計画の考え方、共通の理念等々、文化芸術という部分を音楽というふうに読み変えれば、本当にこの請願をされた方と同じ気持ちでこの推進計画が立てられているものというふうに理解しますけれども、いかがでしょうか。
○地域文化課長 吉田委員おっしゃるとおり、お子様の成長に応じて、しっかりとタイミングよく文化芸術に触れていただくという趣旨の下で作成されております。
○吉田こうじ委員 昨年、昨年度に改定がされて、令和6年に改定がされて、令和8年までの計画というふうになっていると思うんですけれども、その改定がされたときの内容について改めて少しお聞きしたいと思うんですけれども、新たな課題として幾つか出てきたと思うんですが、どういうところがこの改定のときの課題として新たに出てきたものなのか、もし、急で申し訳ないんですけれども、少しお答えいただければと思うんですが。
○中央図書館長 3分野連携担当課長を兼務しておりますので、私の方から御答弁させていただきます。 前回の改定の際に一番大きな課題となったのが、コロナ禍が終息に当たって、これからどういうふうに文化芸術の事業を引き続き推進していくかというところでの議論が主でございました。そういった中で何か新しい目玉を盛り込むというよりは、前回の改定は中間改定ということで、事業の精査ですとか、指標の目標値の見直し、こういったところを中心にやらせていただいたところでございます。
○吉田こうじ委員 あと、確かにコロナ禍で、この 請願の要旨の中にもいろいろ載ってたんですけれども、お子様たちが文化、芸術に触れる、音楽に触れる、もっと生音に触れて情操教育に励んでいただきたいという要旨が載っておりますけれども、 そういう意味ではコロナで随分そういう機会は失 われてしまったのかなあというふうにも思います。 そういったところで今、課長にお答えいただいたような施策を新たな重点施策として挙げられたという認識でよろしいんでしょうか。今回の改定でですね、改定で新たに出てきた施策というのが、 今のコロナというものを乗り越えた上で、ここが やはり大切だよねという議論の上で新しい政策が追加されたという認識でよろしいんでしょうか。
○中央図書館長 こちらの今回記載させていただい たような施策というところでよろしいでしょうか。 こちらについては、改定前から盛り込んでいたものが大半となっております。藝大の連携事業で すとか、ただ、劇団四季については改定の際に盛り込ませていただいたものになりますが、基本的 には大きな方針は変えずに進めさせていただいているところです。 ただ、吉田委員、先ほど御発言ありました次回 の計画は本改定となりますので、その際には今回 の計画の検証を踏まえて、新しいものについては検討していきたいというふうに思っております。
○地域のちから推進部長 すみません、ちょっと吉 田委員の方から先ほど課題を踏まえてどんなところで今後、重点的にってお話ありましたので、ちょっとそこの点だけ申し上げますと、文化というところにつきましては、今後、主に重点的に取り組んでいくという点については、文化芸術鑑賞の 裾野を広げるというところと文化資源の次世代への継承というところを挙げております。 我々も、文化といったら幅は広いんですが、それが音楽であれ、芸術であれ、どういう分野であれ、そこのところには取り組んでいきたいという ことで事業の方はつくっていくというか、考えております。
○吉田こうじ委員 ありがとうございます。 正に今、地域文化課長、地域のちから推進部長がおっしゃっていただいたように、ここで終わり ではないと、今後も更に様々区民の声を聞きなが ら裾野を広げていくなり、その機会を増やしていくなりという姿勢は区は持っているんだと、その推進計画、基本計画、これ教育大綱とも理念上はきっちり整合性の取れた上で、お子さんを情操教育していく上で非常に大切な取組だから、今後も更に進めていくんだというふうな区の姿勢というふうに捉えてよろしいんでしょうか。
○地域のちから推進部長 教育委員会の方でも教育振興ビジョンの改定の方も出てますので、それとの整合性も踏まえて、吉田委員おっしゃったように、地域のちから推進部だけではなく教育等含めてその辺は推進していきたいというふうに考えているとこでございます。
○かねだ正委員長 よろしいですか。 他に。
○横田ゆう委員 この陳情項目の7番目なのですが、 この7番目に街角ピアノについて、陳情項目では 東西南北中央の5か所に設置し、十分に演奏でき、 誰でも十分に演奏できるようにするようにという 陳情項目がありますが、ここの執行機関の資料でいうと、ギャラクシティと興本地域学習センター、綾瀬ぐるぐる、ベルクス花畑中央店ということで、北西部にはないと思いますが、どうなんでしょうか。
○地域文化課長 現在この4か所で行っております。 請願でおっしゃるとおり、身近な場所にというところが趣旨ではあるかと思いますので、機会を捉えて、また場所も検討しながら、この4か所で フィックスということではございませんので、できるだけ多くの方にピアノに触れていただけるような機会をつくっていきたいなと考えております。
○横田ゆう委員 できればこの空白の地域、例えば 北西部にはベルクスやスーパーもありますし、地 域学習センターもありますし、そういうところに やはり、皆さん、この地域にいるから触れ合えない、この地域にいるからあると、そういった状況 を克服するように是非努力していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○地域文化課長 答弁繰り返しになりますが、できるだけ身近な場所でピアノに触れていただけるような機会を設けていきたいと考えております。
○横田ゆう委員 是非よろしくお願いします。
○杉本ゆう委員 今、★★の話を聞いてて思ったんですけれども、基本的に今、先ほど事務局の方でも調べてもらいましたけれども、請願者さんも基本的には区もいろいろやってるのは理解しているということで、ただお気持ちとしてはまだまだもっとやってほしいという気持ちがあるようなのは理解します。 ただ、区としても今後今のままでいいと思ってなくて、もっとより充実させようというつもりは当然あるんですよね。
○地域文化課長 終わりがあるものではございません。そのときそのときの事情にも応じながら、また、状況にも応じて、更に拡充を図っていきたいと考えております。
○杉本ゆう委員 そうですね、だからその中で今回 請願者さんは例えばこういうのどうだろうという具体的な今提案をしていただいたものが★★項目ごとありますけれども、もちろんここに書いてあるのも一つの手だと思いますし、なので皆さんもここに今回示されたこういうのどうでしょうという提案、これも踏まえて、またいろいろ動いていただくと思うんですけれども、ただ逆にそれに縛られちゃうとまたほかのアイデアも出てこなくなるのかなあと思うところの部分もあるので、今回 提案されたことも含めてあるいはそこから逆に派 生してもっといいアイデアが出てきたよ、そういうふうにいろいろ研究されますよね、そこはして いただけますよね。
○地域文化課長 ますます発展するように研究して いきたいと考えております。
○杉本ゆう委員 分かりました。
○かねだ正委員長 よろしいですか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○かねだ正委員長 それでは質疑なしと認めます。 次に各会派からの意見をお願いします。
○杉本ゆう委員 今、執行機関側からも今後より更に充実するようにしていきたいということで、また請願者さんのお気持ちもよく分かるんですけれども、今回、例えばこの中学校でやったらどうだろう、ギャラクシティとかゼロ歳からのコンサー トと、具体的にあんまり細かい指摘でそれで執行機関が縛られてもよくないなと思いますので、今回のこの請願に関しては、不採択ということでお願いします。
○さの智恵子委員 今、様々質疑もございました。 子どもの心を育てるということで大変重要な視点 だとは思いますが、区が全くやってないわけでは なく、この陳情者の方からすれば不十分であった としても、現状ほぼほぼ願意は満たしているということもございますし、また今後も更に充実をさせていくという答弁もございましたので、これは一旦ここで不採択とさせていただいて、区にはまたしっかりと、この音楽だけではなく、文化芸術というところで推進をお願いしたいと思いますので、今日は不採択でお願いをいたします。
○横田ゆう委員 やはり、まだまだ議論しなければいけない余地がありますので、継続でお願いします。
○野沢てつや委員 請願者の意図するところは非常に分かりますし、請願自体は非常にいい請願だとは思うんですが、この請願項目の6番、クラシック音楽祭、邦楽音楽祭、ポピュラー音楽祭等を実施し、足立区のオーディションを追加した演者は 区内の許可された場所で街頭演奏が行えるようにするという、足立区はちょっとオーディションをやらなくちゃいけないとか本当に非常にハードル高い項目が織り交ぜてありまして、請願者の意図は分かるんですが、今、現在実施すべき項目ではないものがちょっと含まれておりますので、今回は不採択でお願いいたします。
○かねだ正委員長 それでは採決いたします。
本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○かねだ正委員長 挙手少数であります。
よって、 直ちに採決をいたします。
採決に際し申し上げます。
挙手されない方は採択に反対とみなしますので、 御了承願います。
本件は採択すべきものとすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○かねだ正委員長 挙手少数であります。
よって、 不採択とすべきものと決定をいたしました。


