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決算特別委員会の内容⑬討論

私は議会改革を全力で推し進める会を代表して、第88号議案 令和6年度足立区一般会計歳入歳出決算から、第91号議案 令和6年度足立区後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算までの4議案に対し、すべて「認定」の立場で討論を行います。

 

平成6年度予算は、能登半島地震を教訓として「命と暮らしを守り抜く。安心と活力のあだち」と銘打ち、自然災害や物価高騰の中、全ての区民が安心を実感し、足立区全体が活力ある街になることを目指した予算編成でした。

 

物価高騰などの影響を受ける中小企業等の資金調達支援としての緊急経営資金融資事業や令和6年度も行われたレシートde商品券事業やキャッシュレス決済還元事業などの1年を通じた切れ目のない消費喚起策の実施、高齢者や障がい児者の生活を支える9つの事業や脱炭素に関連する環境学習への実施。

デマンドタクシーの実証実験やもしもに備えた医療・介護・健康の新拠点「すこやかプラザ あだち」の建設、街の活力・魅力を引き出す街づくりとしてのエリアデザインの推進、妊娠期から出産・子育て期に関する切れ目のない支援のさらなる拡充や中学校内のスモール・ステップ・ルームの設置による不登校未然防止対策への支援事業など、これらについては、私が議会で長年提案してきた政策が次々と実現し、高く評価を致します。どの政策をとっても、今を生活している私たちにとって、そして子どもたちにとって、よりよい足立区を残すための未来志向型の事業の実施であり、細かい点においてはまだまだ発展・拡充事業へと展開する必要がありますが、高く評価いたします。

 

さて、決算の中身を見てまいりますと、一般会計の歳入総額は、3501億円、前年度比5.6%増、歳出総額は3374億円、前年度比6.4%増となりました。実質収支額でみても125億円の黒字、実質収支比率も6.5%です。

経常収支比率は適正水準を維持しております。

 

この決算審議において、深刻化する不景気が足立区の中でも「格差」の問題となって、子どもやお年寄り、障がいをもつ区民の生活を脅かすという面が浮き彫りとならないようご指摘申し上げます。さらに、区長におかれましては、足立区における子ども達のさらなる環境改善とあらゆる方々に支援が行き届く新たな支援制度の構築について、さらには、首長の多選が起因とした役所内の人事が硬直化しないよう、職員に対する目配り、気配り、心配りを常に心がけ、区職員の働きやすい職場環境の提供と全ての職員が夢を持って取り組める職場環境を目指して、努めていただくことを強く要望致します。

本決算特別委員会の審査の中で、私は次の指摘をいたしました。

・カラーユニバーサルデザインについて

・共同親権に伴う新たな支援制度について

・公契約条例の是正について

・医療的ケア児への放課後対策について 

・有効ないじめ対策の新規事業について

・デマンドタクシーの是正について

・全ての人が安心して暮らせる、みんなにやさしいまちづくりについて

・働き方改革について

・長期休日における休日応急医療体制について

・多様化複雑化する教育課題:国立・私立に通う発達障がい特性がある児童・生徒に対する公的支援導入について

・幼児期における早期の気づき・発達障がい支援について

・中学・高校生の不登校生徒に対する学習支援について

 

これら私からの指摘に対して、今後の予算編成並びに執行し、区の政策に反映していただきますことを強く要望いたしまして、討論を終わります。