決算特別委員会の内容⑪【幼児期における早期の気づき・発達障がい支援について】
【長谷川たかこ】
現在、足立区では、発達障がい特性のある児童に対する環境整備のため、私立全保育園においては、巡回指導を行っています。私立幼稚園に関しては、希望する園を対象に専門職の派遣などで指導等を行っている状況です。
早期から環境を整え、困り感ある子どもたちが支援の輪に乗ることができれば、成長過程に課題があっても将来的には克服できる力を身に付けることにつながります。
【問】国や東京都の補助金を活用し、会計年度任用職員を雇用し、足立区全ての私立幼稚園に巡回指導を行うことを強く要望いたします。全ての私立幼稚園に巡回指導を拡充し、困り感のある子どもたちの情報を早期の段階から共有し、支援につなぐことができる環境整備の構築を強く求めたいと思います。区の見解を伺います。
【教育指導部長】
現在も専門職員を派遣して希望園 に向かっておりますけれども、更なるこういった 制度の周知と、必要があれば体制強化も検討してまいります。
【長谷川たかこ】
是非、体制強化をお願いしたいと思います。
幼稚園の先生も、スキルが低く特性ある子どもの見極めができていないと、年少から年長まで見過ごされた結果、特性が強い子どもの周りでは、突発的な加害行為によるけがなどで、被害を受ける子どものみならず、親もストレスフルな園生活を送ってしまう現状があります。
【問】児童発達支援員が日頃から幼稚園を訪問し、関係機関に幼稚園の情報が迅速に取得できる環境づくりと、冊子やチラシの見える化を行うことで支援が必要な児童が迅速に児童発達支援につながる仕組みになります。発達支援の御案内という冊子、A4の小さい冊子があります。幼稚園に配布し、保護者の手に触れるようにして頂きたいと強く要望致します。また、チラシを作成し、幼稚園の掲示板に貼ってもらうことで、より多くの児童の保護者の目に留まり保護者の受容を促す仕組みづくりを求めたいと思います。
区の見解を求めます。
【教育指導部長】
チラシは作成しておりますけれども、また掲示しやすい形という御提案もいただきましたので、ポスターのような形に変えていくですとか、そういったものの周知についても園長会等に出向いて説明してまいります。
【長谷川たかこ】
周知、啓発、是非徹底していただきたいと思います。周知、啓発を徹底させ、子どもたちがしっかりと公的機関の支援に乗れるよう、整備を強化していただきたいと思います。保育園のみならず、幼稚園にも支援の輪を拡充し、困り感のある子どもと親が、既存の支援に乗る事が出来る仕組みの拡充を強く要望致します。