予算特別委員会の内容⑫【カスタマーハラスメント対策について】
人格や尊厳を侵害されたりする行為が近年、社会問題化しており、東京都は、客が行う迷惑行為や悪質なクレームなどのカスタマーハラスメントを防ぐ全国で初めての条例を制定しました。
自治体では既に取り組みを始めているのは札幌市です。
どういう行為がカスタマーハラスメントにあたるのかを市民に広く知ってもらうため、市役所内にカスタマーハラスメント防止啓発ポスターを掲示し、暴言などのカスタマーハラスメント行為の予防を目的とした通話の録音を試行的に行っているそうです。
【問】事業者のお客様とのやり取りで暴言が多いことは、様々な業種から聞き及んでおります。足立区においても、カスタマーハラスメントに当たる行為が何かを区民に周知することで、当該行為に当たる可能性のある方については、御自身の気付きにつなげることが最も重要であると考えます。
どのような行為がカスタマーハラスメントに当たるかを知らせる講座での啓発活動やチラシも同様に、区として作成しながら、区のイベント(舎人千本桜まつり・区民まつり・しょうぶまつり等)や広報での周知啓発活動、カスタマーハラスメント防止啓発・予防月間の制定を行いながら、積極的な取組を是非とも進めていただきたいと思います。いかがでしょうか。
◎産業経済部長
区内の企業でも、カスタマーハラスメントを受けた企業があるというふうなお話は、アンケート等をしまして聞いております。
そういった被害を防ぐために、消費者センターといたしましては、ホームページですとか、SNSによる発信、それから、講座なども開設をいたしまして、カスタマーハラスメントの防止等に努めております。
◆長谷川たかこ 委員
小学校、中学校、高校においても、区教育委員会として、カスタマーハラスメントに対する学習指導の一環として学びを入れるべきだと思います。いかがでしょうか。
◎教育指導部長
学びの中でどのように取り入れられるかというのは、一度検討してみたいと考えております。
◆長谷川たかこ 委員
東京都としても、条例制定になりましたので、是非、教育委員会の方でも、子どもたちに対する学びの場をつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。