今日は、区役所庁舎ホールで「こころといのちの研修会」が開催されました。
　現在、足立区では東京都の委託事業として、「こころといのちの相談支援事業」が実施されています。


　昨年の足立区での自殺死亡者数は152人で、交通事故死亡者の約14倍、東京23区で10番目に多かったそうです。また、足立区内でこの10年間で失わ れた命は1616人になります。
　足立区の自殺の特性として、60歳以上の自殺者が多く、20歳代以下の自殺者が少ないとの統計もでています。

　中でも、自殺の原因では、病苦、経済問題が多く、過労や多重債務、いじめや介護疲れ、差別や社会に対する不信感などであり、様々な社会問題で追い詰めら れた後に、自殺で亡くなる方が多いそうです。

　本日の研修会に参加し、講演などをお聞きして、「生き心地の良い社会」を目指して問題解決ができる体制を、家庭はもちろんのこと、地域においても築いて いく必要があると感じました。


　現在、東京都では様々な問題を解決すべく、専門機関と連携をし、相談支援ネットワークを立ち上げています。
　東京都福祉保健局保健政策部保健政策課
　自殺総合対策のHP
　http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/tokyokaigi/

　私たちみんなで、周りの人の変化やサインを見落とさないように気を配り、早い段階で専門家などを交えて対策することで、苦しむ人たちを救っていけるので はないかと思います。