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カラーユニバーサルデザイン(CUD)に取り組んでいる会社訪問

 今日は、CUDへの取り組みを進めている教科書会社に行ってきました。

 教育現場での対応は、このCUDへの取り組みのひとつの大きなポイントです。
 昨年の予算特別委員会や先日の本会議での質問でも、CUDに配慮したチョークの使用の全校導入の例をあげ、教育現場におけるCUD配慮への意識の向上の 必要性を訴えました。


 同じく教育の現場で、すべての児童・生徒の皆さんが手にする教科書・教材についても、各教科書会社などで、取り組みが進んでいます。

 私が使っていた頃の教科書とは違い、現在の教科書は、本当にカラフルになっています。
 特に社会や理科などは、例えば地図帳など、色を沢山使用する教材が多いため、色弱者の方に、必要な情報が伝わらない恐れがあります。
 カラフルになった分だけ、昔より、むしろCUDに配慮した教科書等の必要性が大きくなっていると言えます。


 本日、お話しを聞きに行きました会社では、教科書に色が複数使用されるようになった、平成14年度以降からCUDに配慮した色使いに心懸けているとのこ とです。

 実際に、改善前と改善後(改善中)の地図帳を見比べさせていただきましたが、デザインや色使いに配慮を行っていることが分かりました。
 まだまだ、取り組みを進めている最中であり、今後も試行錯誤しながら、より良いものに変えて行きたいとの、担当者のお話しがありました。


 現在、足立区では、CUDの取り組みが進みつつありますが、今後は、区全体へ取り組みを広げ、また定着させていくために、どのようなチェック体制・管理 体制の仕組みを構築するかが課題だと考えています。
 今日のお話しでは、この会社の社内での勉強会やCUDのチェック体制のお話しもお聞きすることが出来ました。
 今後の足立区への取り組みにも、生かしていきたいと思います。


 自治体はもちろん、民間企業にも積極的に取り組みを行っていただき、「誰もが暮らしやすい」、「みんなにやさしい」社会の実現に向けて、一歩ずつでも進 んでいけば素敵だと思います。

 最後になりましたが、お忙しい中、丁寧なご対応・説明をいただきましたご担当者の皆様、本当にありがとうございました。
20090304

この会社が製作した地図帳を、先日購入した色弱模擬フィルタを通しても、見させて頂きました。