✩文教委㊹【不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願】【不登校支援事業の抜本的な支援拡充を求める請願】
(3)5受理番号15 不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願、(4)受理番号3 不登校支援事業の抜本的な支援拡充を求める請願、以上2件を一括議題といたします。
2件とも前回は継続審査であります。
また、報告事項(3)令和7年度SSR(スモール・ステップ・ルーム)設置予定校について、(6)登校サポーターの従事時間変更についてが、本請願と関連しておりますので、併せて執行機関に説明を求めます。
◎教育指導部長 恐れ入ります、報告資料の16ページをお開きください。
令和7年度のスモール・ステップ・ルームの設置予定校についてでございます。
項番1、御覧ください。
これまでの経緯ですけれども、10月の15日の文教委員会で、子どもたち、また保護者のアンケートの結果を御報告しております。不登校の状況が改善したというような効果がございましたので、令和7年度は6校増設、また、令和9年度までの3年間で区立全中学校に整備することを、今目指しております。
令和7年度ですけれども、その6校が、今回、設置予定校ということでの御報告でございます。
16ページの下の方に表がございます。
設置校は、ここの記載の6校でございます。この設置校選定のための視点でございますけれども、項番2のところにございます。
まず、転用可能な部屋があるかどうか、また、エアコンですとか照明、こういった設備が整っているかどうか。それから、不登校出現率ですとか、不登校生徒の状況、また、これから区内全域に広げていくということで、配置のバランスも考えた結果、この6校となっております。
17ページを御覧ください。
こちら、真ん中下の(2)のところに設置校、この6校と先にもう設置をしております4校、計10校の配置が分かるように、地図に落とし込んでおります。
続いて、18ページでございます。
今後のスケジュールとございますけれども、この6校の、まず、来年度からすぐに使えるような形でこれからプロポーザルを実施しまして、空間創造委託となっておりますが、部屋の中身を整え、来年の4月に6校開設というふうに考えております。
項番4につきましては、既に補正予算でお認めいただいているものでございます。参考に記載をしております。続きまして、24ページをお開きください。
登校サポーターの従事時間の変更でございます。この委員会の中でも、登校サポーターの配置時間については、様々拡充の御意見をいただいておりました。
項番1のところで、これまでは週3回、かつ1日3時間ということで、最大9時間の上限を設けておりましたが、これを、週15時間に拡大するものでございます。この拡大することによりまして、学校の事情に応じて、登校サポーターを柔軟に配置していただきまして、未然防止の効果を上げていただけるのかと考えております。
この変更の理由、この委員会でもございましたけれども、登校サポーターからも御意見が出ておりました。この上限の変更ということと、学校からも、もう少し別室を開室したいとの御要望が寄せられておりましたので、今回の変更に至っております。12月1日からの適用に向けまして、現在要綱を整備しているところでございます。
今月中には、登校サポーターへしっかり周知をいたしまして、学校の周知とともに皆さんにお知らせをして、準備をしたいと思っております。
○大竹さよこ 委員長 それでは質疑に入ります。
何か質疑はありませんか。
◆かねだ正 委員 スモール・ステップ・ルームについてちょっと伺いたいんですけれども、スモール・ステップ・ルーム設置することによって、一定の不登校に対する予防の効果があるということは、学校現場なんかにも伺っても聞いてはいますので、有効なんだなということは認識はしています。
それが、今後、令和9年までに全中学校に設置をするという予定だということだと思います。で、今回、令和7年については、6校、設置校を増やすということですが、その設置校の、どういうところを設置校にするんだという主な視点のところで、アからオまで5点、先ほど御説明があったんですけれども、これは、この5点を主な理由ということで、今回、6校選んだということでよろしいですか。
◎教育指導課長 この5つを、まずは優先順位とさせてきました。
◆かねだ正 委員 となると、この5つというのは、これから設置校を増やしていく上で、非常に重要な着目点となるということでよろしいですか。
◎教育指導課長 おっしゃるとおりでございます。
◆かねだ正 委員 となると、今、令和6年度ですけれども、この令和9年度まであと3年ですか、大体。その間に、これ全校に増やすということになると、これ、この大事な着眼点の5点を、全ての学校でクリアしていかなくてはいけないということになっていくと思うんです。ということで、いいですか。
◎教育指導課長 それを目指していきたいというのが、本音でございます。
◆かねだ正 委員 そうすると、これ、中を読んでいくと、改善するのに時間掛かるものも結構あると思うんです。例えば、SSRに転用可能な部屋の有無、これは状況にもよるんでしょうけれども、エアコンとか学習に適した照明の有無というのは、これは改善していけるのかなと思うんですけれども、例えば、このSSR利用者の動線、他者の視線を気にせず利用できることというのは、結構学校によって、これ変わってくると思うんです。造りによっても変わってくるし、そういったところは、これ、どうやって改善していく予定なんですか。
◎教育指導課長 正に、大切な視点だと思っておりまして、今ある学校は全部1階の教室に置いているんですが、実は第五中学校、今回3階の上の教室に持っていこうと思っています。
その中で、SSRを使いたいお子さんと、通常学級に普通に通っているお子さんと、どういうふうに動線がかかわらないようにするか、通えるお子さんが気持ちよく行けるかというそこら辺の検証を、まずは第五中の中でやっていただきながら、ほかの学校にどう転用されていくかというのを、今度は6つの学校で検証していきたいと思っております。
◆かねだ正 委員 場合によっては、例えば、少し改築したりして確保していくという、そのぐらいの形でも考えているということですか。
◎教育指導課長 予算が絡んできますので、そこは他部署との連携と協力となってきますが、35校全部に配置するとなりましたら、当然、各所管と協力させていただきながらと思っております。
◆かねだ正 委員 その点については、こういった目標をきちっと立てたわけですから、まだ、時間もあるので、その辺については、今のうちから学校ともしっかりと協議しながら、今のうちから、やはり改善していかなくてはいけないものがあると思うので、是非、ぎりぎりにならないように進めていって、実現のために進めていっていただきたいなというふうにちょっと思っています。
それと、やはり気になるのが、不登校生徒の状況の中で、無気力、学校への不安というのが9割占める、7割占めるというところが理由になっていることが非常に多いんです。
この理由は、前にもちょっとこのアンケートのときにも申し上げたんですけれども、非常に分かりづらいんです。もうちょっと具体的でないと。で、今回、今アンケート、その細かな点のアンケートというのは行っていないから、こういうふうに無気力、不安定というような書き方をしているんだと思うんですけれども、これやっぱり、理由としてはちょっと少し分かりづらい。大まか過ぎて。だから、ここの辺はきちっと、これから来年設置していく、再来年設置していくという中でも理由の1つになるんでしょうから、きちっと、来年度までにはもう少し詳細に、理由としてはっきりしていくべきだと思うんですけれども、その辺についてはいかがですか。
◎教育相談課長 今、かねだ委員のおっしゃられたとおり、無気力、不安といっても漠然としていて、実際のところ、本当の理由は、きっかけは、何だったんだろうというのが、私たちも関心があるところですので、まずは、今年度、今つながっているお子さんたちに、その辺を少し深く聞いてみたいなと考えております。
◆かねだ正 委員 基本的には、今、不登校非常に増えてます。増えていく中で、このSSR(スモール・ステップ・ルーム)は、やはり1つの大きな抑止、予防の大きな施策の1つになるのかなというふうに思っているので、今のうちからきちっと対策を打って、非常に有効なものにしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いします。
◆佐藤あい 委員 まず、スモール・ステップ・ルームの件ですけれども、来年度の設置校についてのアナウンスを、C4th Home&Schoolの方で、先日、送っていただいているかと思います。不登校のお子様を抱えている保護者の方からは、そういった学校選択の変更ができるタイミングでお伝えいただいたということで、いろいろお喜びの声もありました。
ただ、やはりちょっとぎりぎりのタイミングとなったということについては、いかがお考えでしょうか。
◎教育指導課長 ぎりぎりのタイミングになりましたのは、当然我々としても大変反省すべき点だと思っております。
◆佐藤あい 委員 来年度に向けて、来年、再来年と設置校を増やしていくということはもう決まっていることになりますので、来年に向けまして、設置校の決定のタイミング、公表のスケジュールを早めに立てておくべきかなと思っておりますが、いかがでしょうか。
◎教育指導課長 当然そのとおりだと思っておりますので、急ぎ進めさせていただきたいと思っております。
◆佐藤あい 委員 是非、決定を早めにしていただきまして、そういったスケジュールも、こちらに御報告を早めにいただけるとありがたいと思っております。やはり学校選択の1つの理由になってくるかなと思っていますし、中学校に進学をするタイミングで、安心して学校を楽しみにしていただけるお子さんが1人でも2人でも増えたらと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
あと、登校サポーターについて伺います。
この登校サポーターなんですが、やはり、まだまだ、保護者の方々に周知というのは弱いかなと感じておりますけれども、今回従事時間を増やすこともできるということで、今後、利用がしやすいようにという中で、登校サポーターまでの利用の流れが分かりにくいのかなと思っています。
まず、登校サポーターを利用するための流れはどのようになっていきますか。
◎教育相談課長 登校サポーターを利用する場合の流れになりますが、まずは学校の方と協議をしていただいて、こういった今不安があるとか、そういったものを出していただいて、学校を通じて、まず教育相談課の方に申請をいただきます。で、教育相談課の方でその中身を審議いたしまして、実際に誰が付くことができるのかということも踏まえて、決定していきます。そのような流れとなっております。
◆佐藤あい 委員 基本、保護者から、保護者発信で使いたいというのがメインになるんでしょうか。
◎教育相談課長 保護者発信だけではなく、学校での校内委員会の中で、この子については登校サポートが必要なのではないかという協議もしております。
◆佐藤あい 委員 やはり、保護者ではどうしても登校サポーターというものがあるというのを、情報が届いていない部分もあるかと思いますので、学校からも積極的に発信だったり、提案をしていただきたいなと思う一方で、学校によってそういった提案が、積極的な学校とそうでない学校あるように感じますが、いかがでしょうか。
◎教育相談課長 学校に入っておりますスクールサポーターですとかスクールソーシャルワーカーを通じて、情報をいただくようにしております。
◆佐藤あい 委員 是非、不登校のお子さん、あるいは不登校傾向のお子さん、とても増えていると思いますので、各学校の方でも、先生によっても登校サポーターいまいち分かっていないという方が、正直いらっしゃるんです、現場の方では。そういった部分で考えると、やはり担任の先生も含めて皆さんが、登校サポートがどういうもので、どういったフォローができてということをしっかりと周知をしていただくというのが必要かと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育相談課長 今、佐藤委員のおっしゃったとおり、分かりにくいというところもあるかと思いますので、今度、このようなチラシを今作成中で、これを全部の学校に配って、周知をしていきたいと考えております。
◆佐藤あい 委員 登校サポーター募集のチラシということなんですけれども、どういう仕事ができる方だ、どういうフォローができる方というのを、先生たちに知っていただくと。それは、保護者の方が目に触れるものではないということなんですか。
◎教育相談課長 保護者の方には、区のホームページを通じて発信はしております。あとは教育だよりですとか、あとは、学校で発信している学校だよりなんかも通じて、情報発信していきたいと考えております。
◆佐藤あい 委員 区の方では、登校支援ガイドとか、作成をいただいていると思いますし、内容も見させていただいているんですけれども、なかなか保護者の皆さん、C4th Home&Schoolで流しても、情報多くてなかなかそこを拾い上げてもらえていないとか、すごく情報が多くて大変というところもあると思いますので、様々な角度からのアプローチというのを、継続をしていただく必要があるかと思いますし、やはり登校サポーターをうまく使っていただくと、すごくお子様にとっても保護者にとってもすごくいい制度だなと感じていますので、是非、多くの方がうまく使えるような体制を整えていただきたいと思います。こちら要望でございます。
また、不登校傾向のお子さんについてなんですが、その人数等を把握するのが難しいというお話、以前もありましたけれども、これ、お子さんに対して、あるいは保護者に対して不登校の傾向があるかどうかのヒアリングというのは、すごく聞き方だったりとかも難しいと思うんですが、学校に対して聞いていくことは、そんなに難しいことではないのかなと感じるんですが、こちらはいかがでしょうか。
◎教育相談課長 先日、そのようなお話がありましたので、実際に校長会の席で、各校長先生に聞いてみました。その結果、学校によって、うちは4人ですとか、うちは3人ですとかというお声がありました。トータルして考えますと、大体学年に数人かなというところで把握しております。
◆佐藤あい 委員 是非、そのヒアリングの結果というのを数字できちんと出していただいて、その人数によって、やはり学校について、各学校に対してのフォローの仕方ですとか、対応の仕方が変わってくるかと思いますので、そちらは、是非結果をこちらにも教えていただけるとありがたいんですけれども、いかがでしょうか。
◎教育指導部長 ちょっと肌感覚というようなところがあって、大体クラスにそれぐらいかな、学年それぐらいかなという聞き方をしたんです。で、今度はまた、不登校の調査を来年度実施しようと思っています。
カタリバは割と広く全体を取っていて、不登校ぎみの子、不登校のお子さんということで、当事者のみならず、その前段階のところも拾うような調査の仕方をしておりました。今ちょうど学識経験者とも打合せをしながら、どの規模で、どの範囲まで調査をすべきかというところを詰めているところでございます。そういった調査ができれば、全体の不登校になってしまっているお子さんと、それ以前の登校渋りのところも見えてくるのかなというふうに思っております。もう少しお時間をいただければと思います。
◆小泉ひろし 委員 SSR(スモール・ステップ・ルーム)についてなんですけれども、足立区は様々な不登校対策を取り組んで、また学校でも以前と違って隠すようなこともなく、本当に一生懸命、先生方も取り組んでいると思うんですが、この取組、私もスタートの当初から視察して、まず、他の不登校対策と違ったよさがあって進んでほしいなと思って、区としては全区展開に向けてスタートしたんですけれども、この辺の保護者の周知ということも、この仕組みの周知も大事だと思うんですけれども、校長先生だとか、それに準ずる管理職の先生方が今まで順番にやってきて、4か所でやっているんですけれども、この視察というか、この辺の現場の生々しい状況を感じ取るような、そういう機会をちゃんと設けたんでしょうか。
◎教育指導課長 まだ、視察をしてもらうというところにはいっていませんが、11月、もうすぐしますと副校長連絡会がございます。その中で、今ある4校の先生方に集まっていただいて、この1年間の取組の成果と課題を全副校長の前でまずは発表していただいて、日程を調整しながら視察していただけるように、ちょっとそこの視察については検討させていただきたいと思います。
◆小泉ひろし 委員 これから展開、拡大していくのに、そういう人材の確保というのも非常に大変だと思うし、財源だけの問題ではないと思うんですけれども、本当に実際、不登校または不登校ぎみのお子さんを抱える保護者、大方みんな、いろいろ悩んだり、そういうことでいい仕組みというか、方法というか、ということは考えているんですが、やはり学校側の先生の意識も、通常の教室で学ぶ子どもたち、それが理想なんですけれども、何としても1人も取りこぼさないというか、残さないという部分で、この制度のよさをしっかりと感じ取ってもらって、言うことによって、いろいろな区がやろうとしていることにまた協力も得られると思うんです。先ほど言った動線の問題もそうだと思います。
この地域的バランスについては、今回、だいぶよかったと思うんですけれども、動線だとかその設備だとか何かについては、それなりの配慮とか必要ですし、なるべくお金掛からなければいいんですけれども、どうしてもその動線も場所もないということであれば、簡易的なプレハブみたいなものをやらざるを得ないのかとかも含めてよく検討していただき、是非ともそれは実際目で見ていただきたいと思うんです。要望いたします。
◆長谷川たかこ 委員 今回、令和9年で全校設置していただけるということについては、議会の方でも要望させていただいていたので、本当にありがたく感じます。
各学校でなさるわけですから、検証会とかリソース、要するに課題に対する対応をどのようにしていくのかを各学校で単位で終わらせずに、検証会を定期的に行えば、すばらしい組として足立区モデルが全国に先駆けてできるのではないかと思います。是非、行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎教育指導課長 今現在、もうこの4校は月1回で会議を行って、それぞれの4校でどのような取組で課題がというような話は、そういう会を教育委員会も入って行っております。併せて、先ほど小泉委員の御質問の中でお答えさせていただいたように、副校長会で今4校の取組を、全副校長先生の前でしっかりと発表していきますので、まずはそこから、スタートをしながらやっていきたいと思っています。
◆長谷川たかこ 委員 意外とこういう先進的な取組というのは、自治体でやると、自治体の中で終わってしまって、自治体の満足で終わってしまうというところが、結構今まで足立区行政の中で見ていてお見受けするところです。
すばらしい取組が、令和9年には、足立区全中学校完結するわけですから、定期的に検証した内容を文部科学省に持っていくのがベストだと思いますけれども、いかがですか。
◎教育指導課長 ちょっと大きな話になりますので、ひとつ検討させてください。
◆長谷川たかこ 委員 大きな枠組みで見ると、足立区は全国の模倣となるものを今やっていると思います。それぐらいすばらしいものを、足立区は先駆けてやっているので、文部科学省にも上げてもらいたいと思います。副区長、教育長いかがでしょう。
◎教育長 そういう機会があれば、国の方にもPRをしたいと思いますが、そういうチャンスがあるかどうか、ちょっと確認します。
◆長谷川たかこ 委員 機会というよりも、自ら行動に移してもらいたいです。
教育長が旗頭になって全国1番の取組みとして発信をしていただき、全国で悩める子どもたちを救っていただきたい。底上げしていただきたいと思います。
学習支援についてです。保護者の皆様からお聞きしておりますが、不登校になりかけのお子さんは、学校への不安は学習についての話がすごく多いようです。実際に、学習支援に入ると中学2年生でも掛け算九九ができていない状況をお見受けします。
となると小学校2年生ぐらいからの勉強が必要になるお子さんもいます。そのような子ども達は学習の不安があるので、なかなか学校に戻れないという状況があります。
今回、スモール・ステップ・ルームの中で、その個々のマンツーマンの学習支援というのも是非考えていただきたいと思います。いかがでしょうか。
◎教育指導課長 この文教委員会の場でも、何度もそのお話あって、私もずっと検討しているところなんですが、一方で子どもたちの声を聞くと、やっぱりまずは自分たちのペースで勉強させてほしいんだ、ようやく学校に来られるようになって、スモール・ステップ・ルームがあるから来られるようになったんだと言って、マンツーマンで学習支援をすると大人は考えてしまうんですけれども、子どもたちからしてみると、もうちょっと待ってよと、せっかく学校来られるようになったんだから、ここのお部屋で自分のペースでやらせてくれよと、そういう声も一方であるんです。
だから、我々大人が、早急にもう勉強勉強、学習支援というのが、果たして今この時期に、もう少しこの35校広がって、いろいろなものが、制度をきちっとなって、子どもたちもここに行けばこうだったらこうできる、ああだったらできる、きちっと制度設計、子どもたちが目に見えて分かるようになるまで、ちょっとしばらくは、もちろん勉強の支援も、今常勤で、足立区のよさは元教員がいますから、そういう人たちが付いてやってはいますが、ちょっとその辺の、スモール・ステップ・ルームのいろいろな細かいところのソフトウエアの整備というのは、もう少しちょっと、時間を掛けてやらせていただきたいなと。それがやっぱり子どもたちの今の生の声、私も何校か行って、子どもたちやっぱり、まずはここにいることが全てなんですと、やっぱり、前もお話ししましたが、涙をされたときには僕もちょっとショックだったので、そこはちょっとゆっくり子どもたちの生の声を聞かせていただきながら進めさせていただけないでしょうか。
◆長谷川たかこ 委員 今のお話で進めていただけるということだと思います。待っていますので、是非整備をしていただいた暁には、そのソフトの学習支援についても力を入れていただきたいと思います。
以前からお話もしている小学校版は、そうすると令和9年度終えてから、小学校の方も考えていただけますか。
◎教育指導課長 小学校については、まだ回答は控えさせていただきたいと思っております。といいますのは、やはり一番、小学校と中学校大きなところは、子どもたちを誰がどうやってスモール・ステップ・ルームに連れてくるかという、お迎えの問題が大変大きくございます。
例えば、他区の日本語指導だったり、通級だったり、そういったところも、やはり保護者の送り迎えがなければそこに来てはいけませんというような決まりをつくっているところもたくさんありますので、やっぱりそうなってしまうと、本末転倒になってしまいますので、子どもたちの小学生の送り迎え、そこをどう解決できるかというのをクリアしていかなければいけないなと思っておりますので、もう少し小学校に向けてはそこら辺、まずはそこを解決できるように、今、頭を悩ませ、方策を考えているところですので、お時間いただければと思います。
◆長谷川たかこ 委員 小学校も考えていただけるということだと思いますので、そこは期待しております。
登校サポーターの時間変更についても、以前から現場の先生、校長先生方のお話をお伝えさせていただき、議会提案させていただきました。拡充されるということでありがとうございます。別室登校支援の中で、時間を延長することに当たって、給食可になるということ、別室の中で給食も取ることができるということでよろしいのでしょうか。
◎教育相談課長 その辺も含めて、各学校で柔軟に対応できるように、今回の改定となっております。
◆長谷川たかこ 委員 それはすよかったです。去年も校長先生から、登校サポーターの時間が少なくて、別室登校しているお子さんが給食が食べられないというお話でした。拡充していただき、本当にありがたいと思います。このことはもう全て、校長会ではもうお示しされているということでよろしいんですよね。
◎教育相談課長 今月の校長会で、これから発信していきます。
◆長谷川たかこ 委員 分かりました。
これで各学校の校長先生、安堵されると思います。別室登校の方でも給食が取れますよということは、是非、教育委員会の方からも声掛けは是非していただきたいと思います。要望です。よろしくお願いいたします。
◆西の原ゆま 委員 私の方からも、登校サポーターの従事時間の変更がなされて、本当によかったと思います。一緒に過ごせて3時間という短さであるために、先ほども長谷川委員からもありました、給食も一緒に食べられないの壁があったこと、別室の開放の頻度と時間を延ばしたくてもできない制限が撤廃されたことによって、登校サポーターの方の柔軟な配置ができるようになりました。改善でき、うれしく思います。
SSRの質問をしたいと思います。
この報告を見ると、2か月に1回程度のSSR連絡会が開催されています。これは、スモール・ステップ・ルームに常勤されている先生たちが集まる会で、情報共有や実践の報告が行われていると想像していますが、どういったものなのですか。
◎教育指導課長 今、西の原委員がおっしゃったような、今の4校で行われているところの情報交換が、今一番大きいかなと思っています。
◆西の原ゆま 委員 2か月に1回程度で、10月にも開催されています。現場の先生たちが感じていること、どんな意見が出されたのですか。
◎教育指導課長 現在のところは、例えば、少しサボりぎみな子が来るようになってきて、そこで困っているという声も少しありますが、おおむね不登校だった子がルームがあることによって来られるようになって、本当に子どもたちの生き生きする顔を見るのがうれしいというような声、今、元校長先生たちばかりなので、にこにこしていらっしゃいます。現在のところですが。
◆西の原ゆま 委員 前回のアンケートの中に、やっぱりうるさくしてしまうという、うるさくなったときにやっぱり1人の時間をつくりたいとか、そこのルールを決めていくというのが今後の課題だとありました。
10月に開催されたSSR連絡会などで、先生たちの声出されたでしょうか。
◎教育指導課長 出されまして、実際にルールを貼っているルームもございます。
◆西の原ゆま 委員 皆さんの、委員の話を聞いていくと、全校に設置していくとなったときに、やはりそこで関わっている元校長の先生たちの声を生かしながらも、やっぱりそういうSSRの子どもたちがどういったことに困っていて、どういう教室が居心地がよくて、これだったら学校に行って頑張ってみようと、そして自分の居場所がここだと思えるような場所かというのは、やはり毎日接している現場の先生たちだと思います。是非、このSSR連絡会も参加していただいて、声を聞いていただきたいと思います。要望です。
○大竹さよこ 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○大竹さよこ 委員長 質疑なしと認めます。
次に、各会派の意見をお願いいたします。
◆小泉ひろし 委員 継続でお願いします。
◆かねだ正 委員 継続でお願いします。
◆西の原ゆま 委員 これからも議論していきたいと思います。採択でお願いします。
◆佐藤あい 委員 継続でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
○大竹さよこ 委員長 これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○大竹さよこ 委員長 挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。


