足立区手をつなぐ親の会 定期総会
今日は、竹ノ塚障害福祉館のホールで「足立区手をつなぐ親の会」の第50回、定期総会が行われました。
都議会議員や区議会議員、足立区障害福祉課、児童相談所、ハローワーク、綾瀬ひまわり園などの特別支援学校などの関係機関をはじめ、障害者福祉に携わる方々が多数出席しました。
来賓あいさつの中で、皆さんが共通して言うことは、障害者自立支援法(制度)の見直しについてです。
ご存知の方も多いと思いますが、障害者自立支援法は、「応能負担から応益負担へ」、「さまざまな種類の障害について、この法律に統合し対応する」、「事業母体を市区町村とする」、そして一番重要である「障害者も自立できる社会をめざす」ことを大きな柱として制定されました。
しかし、国会での審議の最中から、「障害者の負担増」「弱者切捨て」など、さまざまな抗議運動があったのも事実です。
「足立区手をつなぐ親の会」では、平成18年に障害者自立支援法が成立・施行された際に、厚生委員に所属していた区議会議員と一緒に国会へ陳情に、また、この制度の主管官庁である厚生省に行き、異議申し立てを行ったそうです。
この法律は、施行後、5年後に見直しをおこなうことが明記されています。
実際に障害を持つ方々、そのご家族、福祉の現場で活動されている皆さんのお声をしっかりと反映される見直しにしなければなりません。
足立区は、今後も、障害者施策には力を入れていくとのことです。
障害者の「自立」と「福祉」のバランスは、難しいものがあり、決して一律の数字による線引きだけで決められるものではありません。
「みんなが安心して暮らせる足立区」の実現のために、私も、上に挙げた「現場の方々の生の声」を実際に聞きながら勉強し、区の担当部署との議論をしていきたいと思います。