成果報告:【長谷川たかこの提案により小中学生の家庭学習支援事業の要件緩和と対象者を50人から100人枠へとさらに拡充させました!!】
足立区の不登校者数は小・中学生合わせて1532名。
これらの児童・生徒に対する学習面でのサポートを手厚くすることが必要です。
☆不登校支援に向けた取組みについて
New 【家庭学習支援として家庭教師派遣が拡充されました!!】
今まで小学生のみの家庭教師派遣でしたが、私の議会提案により、中学生の枠が新たに構築されたのが、令和5年度2023年4月!
対象者を小学生25人+中学生25人の50人枠としましたが、足立区の不登校者数が激増。今回の決算審議では、長谷川たかこがさらに対象者数を拡充させ、50人枠を100人枠へと枠を広げました!
✩長谷川たかこの提案で実現:家庭教師派遣の対象者数を小学生50人+中学生50人の100人枠へと成功。
☆長期欠席状態にあり、外出が困難な児童に対し、家庭への講師派遣による個別指導など学習機会の提供枠の拡充に成功!
活用した児童・生徒・親からは
①児童・生徒では、学校、勉強への意識について肯定的な気持ちが大きくなった
②保護者では、ほとんどの方から積極的に話すようになった
など肯定的な意見が寄せられました。
しかし、ここで問題が発生。
何と家庭教師派遣の条件は、不登校で欠席扱いが年間120日以上。支援の枠があっても、人数制限があって、全員がこの支援事業に乗れない状況です。
実は、不登校児童・生徒の半数以上が様々な支援を活用して学習に取り組んだことを学校長が評価をし、出席扱いとした結果、家庭教師派遣の条件である「不登校で欠席扱いが年間120日以上」という定義に当てはまらなくなり、せっかくの支援事業に乗れない子ども達が急増。
※つまり、小学校では出席扱い比率が54%と大きく増加。学校の校長の裁量によるものですが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うオンライン授業配信で学校とつながり、出席扱いとした児童が増えたことによるものではありますが、これがネックとなり、不登校120日以内に収まったた子供たちは、学習の低下による個別支援が必要であっても、新規枠の家庭教師派遣支援事業が受けられない状況となりました。
そこで、私から更なる要件緩和を求めました!
そして、長谷川たかこの提案により、家庭教師派遣支援事業対象者が今回、欠席日数120日から60日に条件緩和となりました!
【さらには、こんな問題も生じていました!】
この家庭訪問支援事業は、何と「週2回の月8回まで、オンラインも含めて可能だった!」のです。
保護者の皆様とのヒアリングでは。。。
「週1回の月4回までしか言われていない。」
「オンラインもなかった」ということで、当事者の皆様から声が続々と挙がりました。
予算特別委員会に私が挑むのであれば、『是非とも週2回以上できて、オンラインもできる環境整備にしてもらいたい』と強い声が挙がり、要望。提案させていただきましたら、執行機関からは、『実は契約がそもそもオンラインも可能。月8回、週2回はできます』という話。
それはそれで、おかしいな???という事でいろいろと議会(本会議場・予算特別委員会・文教委員会など)で議論させていただきました。
※※※
~文教委員会の議事録一部抜粋~
◆長谷川たかこ 委員 まず、月8回上限になっていますけれども、家庭教師が月8回来られるということを前提にした人件費での計算になっていたのでしょうか。
◎教育相談課長 契約請求する前の下見積りの段階では、事業者は月5回程度の実施を想定しておりました。これを区の予定価格として契約請求をしております。
◆長谷川たかこ 委員 実際に御利用されていた保護者の話によると、スクールソーシャルワーカーが説明をされていたということなんですが、区としての認識は、どういう形での説明をするということで契約していたのでしょうか。
◎教育相談課長 1回90分、週1回程度の実施というところで説明をしておりまして、上限8回というところにつきましては、その対象となるお子さんの学習意欲ですとかコミュニケーションの状況などを踏まえて説明をするということで認識していたと考えており
ます。
◆長谷川たかこ 委員 そこではなくて、親御さんに説明する方が、どちらの方から、スクールソーシャルワーカーか委託する会社、どちらで説明をするということで契約されていたのでしょうか。
◎教育相談課長 この事業の利用に際しては、先ほど申し上げた要件に当てはまるお子さんを、まず課内で対象の、候補のお子さんとしてリストアップをさせていただいています。優先度の高いお子さんから、担当のスクールソーシャルワーカー又は……。
◆長谷川たかこ 委員 家庭教師派遣を説明するに当たっての保護者に対する説明は、委託側かスクールソーシャルワーカー、どちらでやるように区としてお願いをしていたのかという事を聞いています。
◎教育相談課長 大変失礼しました。まずはスクールソーシャルワーカー又は教育相談員が事業について説明をした上で、利用の意向が確認できた場合には事業者から御説明をさせていただいておりました。
◆長谷川たかこ 委員 それは、スクールソーシャルワーカーと委託業者、どちらかでもいいですよという話だったんですか?前回お聞きしたときは、スクールソーシャルワーカーではなく、委託会社から最初に保護者に御説明するようにということで、区としてお願いしていたということを聞いていました。どうですか。
◎教育指導部長 こういった方がいるということを事業者が最初に知ってはいないので、教育相談の中で、これが向いている子がいるというふうに認知しましたら、こういう事業がありますよという紹介をして、それで受けようかというような話になれば詳しくは事業者から説明する、そういう段取りだったというふうに認識しております。
◆長谷川たかこ 委員 その段階で詳しく事業者が説明するというところを、詳しくスクールソーシャルワーカーが説明する、その後、委託会社からは特に詳細な説明はなかったということを聞いているんですが、どうでしょうか。
◎教育相談課長 事業スキームについては、区側のスクールソーシャルワーカーも事業者側も同じ理解の下で事業を進めておりますので、事業者側の説明が足りなかったというところについては、どうしてそのような簡易的な説明だったのかはちょっと把握してはおりません。
◆長谷川たかこ 委員 簡易的な説明じゃなくて、そもそも家庭教師派遣の事業を説明するに当たって、詳細な説明を委託会社がするのではなく、スクールソーシャルワーカーが、マーカーペンを持って親と一緒に読み合わせをして、マーカーで引いていったという話を聞いています。
当時、楠山子ども家庭部長が担当者だったのでよくお分かりだと思いますが、いかがですか。
◎子ども家庭部長 いや、ちょっとその現場の状況というのは私も分からないんですけれども。恐らく、すみません、これは想像ですけれども、そのお子さんが最初に接触する、知らない委託事業者の方が来て話をするよりも、よく知っているスクールソーシャルワーカーが来た方が話しやすかったので、そういう説明をしたのかなと、想像ですけれども。すみません、記憶が定かでないので。申し訳ありません。
◆長谷川たかこ 委員 詳細について申しますと、親御さんに話をする際に、その事業所のパンフレットを持ってきて、この事業はこういう事業です、月4回ですと、どんどんマーカーをしていかれたそうです。それが委託業者からの話ではなく、全てスクールソーシャルワーカーからの話だったとおっしゃっています。
オンラインの話は全くなかった、月4回までだという説明でした。
しかし、ただし書で月8回までというのは書いてあっても、親に説明するときには、マーカーで塗って、「月4回です」と言われていたから、月4回だという認識で受け止めているそうです。複数の保護者からヒアリングしていますが、皆さん、月8回だという認識は全くありませんでした。
「言われてみれば書いてあったね」「でも、書いてあるといってもすごく小さな、普通に説明で書いてある字よりも、もっと小さい字で月8回まで可とかと書いてある」「最大8回までと書いてあるけれども、月4回までですよとスクールソーシャルワーカーから保護者に説明があった」みんな頭の中で月4回しか使えないんだ。という認識であったと複数の保護者からの見解です。うちの子はもっと使いたいんだという苦情が、継続して私のところに入っています。
今回、調べていただき、発覚しましたが、月5回までの見積りでやっていましたというのであれば、これはどうでしょうか。
うがった見方をすると、月4回までという話をスクールソーシャルワーカーに委託業者が投げ、お願いをして、保護者にもそういうふうに思わせてしまうような説明をしていたのではないか。浮いた分は事業者が持ってしまっているというような状況だったのではないか。と私は思ってしまうわけです。保護者の皆さんもそういうふうに感じております。
そのことについて、いかが思われますか。
◎子ども家庭部長 個別事案なのであまり詳しくは言えませんけれども、多分そのお子さんに対しては、家庭教師派遣事業がなかなか使えなくて、使えなくてずっと関わっていたわけです。その中で、ようやくその事業が使えるようなになったタイミングで、ずっとスクールソーシャルワーカーも多分関わっていたケースですよね。
そのケースの中で話をしたので、事業者がお金を浮かすとかそういう意図は全くなくて、原則4回という話の中で、その原則どおりの説明をしたので、細かい、なぜ8回としなかったのかとかそれはちょっと分からないですけれども、何かをちょろまかしてやろうとかそういう意図は全くなくて、何とかこの事業を使っていただくような形で努力した結果、よく知っているスクールソーシャルワーカーが保護者と話をしたというのではないかというふうには想像しておるところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 楠山子ども家庭部長は当時の方と関わっているので、楠山子ども家庭部長の推測はそれでいいと思われます。
ただ、それが1人ではないんです。複数なんです。
複数の保護者が、みんなスクールソーシャルワーカーから月4回というところをマーカーされてしまって。
そもそも楠山子ども家庭部長が関わった方は、あのときコロナ禍で、マスクがないと来られませんとかと言っていたわけです。区としてはオンラインも可能な契約をされていたというお話をお聞きしました。楠山子ども家庭部長が上層部の方にも掛け合って、できないかと言ったのに、結局できなかったじゃないですか。あれだけ楠山子ども家庭部長が頑張って言ってくださったのに。蓋を開けたらなんとオンラインも可能でしたとは。
これからの事ですが、委託会社に関しては、オンラインも出来ること、それから最大月8回出来ることを、しっかりと保護者の皆さんに明示していただき、充実した施策としての支援事業として、また再スタートを切っていただきたいと思っています。
それはお約束していただけるのでしょうか。
◎教育指導部長 恐らく、今までの契約が月5回程度を根拠とした予算の積算というところで、総価契約でやっていたところの難しさがあったと思います。5回を想定しながらも、グラフにあるとおり、ゼロから8回までばらつきがありますので、その中で子どもの実態に応じて、増やせる子、そのあたり、予算との兼ね合いを見ながら事業者も調整したのかなと推察はしております。
今年度に関しては、そこの反省を踏まえまして、契約の中身を2段階に、二階建ての契約にしようと思っています。基本ベースに一般管理費のところは定額でお支払して、実際に行った回数に応じて、そこは単価契約ということで、1回当たり幾ら、そういう疑念を持たれない形でやりますので、見守っていただければと思います。
◆長谷川たかこ 委員 そうすると、今までのように、表現悪いんですが、丼勘定ではなく、行った回数で金額が決まると。無駄ないという事でよろしいのでしょうか。
◎教育指導部長 そのように、改めて今契約請求をしているところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 それがいいと思います。是非そういう方向性で。
学習の低下しているお子さんというのは、月4回では絶対に身に付かないので、最大、マックス月8回でも本当は少ないんですけれども、月8回、きちんと的確に運用できるようにしていただきたいと思います。
そして、保護者にもきちんと、「オンラインもできるし、月8回できますよ」という周知を徹底するということ、お願いしたいと思います。いかがでしょうか。
◎教育指導部長 そのような形で、間違いなく派遣した回数に応じて、見える形でお支払もします。どの子も8回できるわけではないと聞いておりますけれども、なるべくその子に応じて手厚く支援できるように努めてまいります。
※※※
☆長期欠席状態にあり、外出が困難な児童に対し、家庭への講師派遣による個別指導など学習機会の提供枠の要件緩和と拡充に成功しました!
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