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✩区民委員会①【子どもの心を育てる、情操豊かな音楽の街・足立区にする請願】

(3)受理番号3 子どもの心を育てる、情操豊かな音楽の街・足立区にする請願を単独議題といたします。
本陳情は新規付託でありますので、執行機関に説明を求めます。

 

◎地域のちから推進部長  では、お手元の請願説明資料地域のちから推進部の資料の2ページをお開きください。

受理番号3 子どもの心を育てる、情操豊かな音楽の街・足立区にする請願。
請願の要旨としましては、こちら9点を受けております。それに対しまして、3ページお開きください。内容及び経過ということで、執行機関が実施している取組を幾つか紹介してまいりたいと思います。

まず一つ目、「0歳児からのコンサートについて」は記載のとおり実施しております。2番の「子どもが日ごろから音楽に触れあえる機会の提供について」、現在執行機関が取り組んでいるものについては、こちら表のとおりになります。以下、3、4、5、6、7、8、9と順次記載させていただきました。

5ページの8「各種コンクールについて」で、1点だけ補足がございます。請願の方では、クラシック、邦楽、ポピュラー等々各種コンクールということでいただいてるのですが、こちらの(1)については、音楽のみということで補足説明させていただきます。
 続きまして、6ページ、7ページに、9番ということで「交響楽団等の契約と区内学校等での音楽鑑賞教室などの教育事業について」を記載させていただきました。(1)(2)(3)とカテゴリー化してお示しさせていただきました。

 

○かねだ正 委員長  それでは、質疑に入ります。
何か質疑はありませんか。

 

◆横田ゆう 委員  この説明の中で、生涯学習振興公社で行っている「0歳からのファミリーコンサート」というのがありますけれども、これは具体的に言うと、どこで何回ぐらい、どのような内容でやってるのでしょうか。

 

◎生涯学習振興公社学習事業部長 こちらにつきましては、令和6年度におきまして、11月2日に生涯学習センター、北千住の学びピアの4階の講堂で開催いたしております。

 

◆横田ゆう 委員  内容的には、どんな内容だったのでしょうか。

 

◎生涯学習振興公社学習事業部長 こちらの方は、歌、また三つの楽器などを使いまして、合唱を行ったり、あとは、特に0歳からの小さいお子さんですので、そのお子さんたちに分かる童謡みたいなものを歌って唱和して、「ちょうちょう」の歌などをやっております。

 

◆横田ゆう 委員  分かりました。じゃあ、その1回で158名ということなので、割と好評だったわけですか。

 

◎生涯学習振興公社学習事業部長   御指摘のとおり、こちら申込みが2倍以上になっておりまして、大変好評でございますので、令和7年度におきましては、1日2回開催といたしまして、倍ぐらいのお客様を入れられるようにしたいと考えております。

 

◆横田ゆう 委員  分かりました。是非、需要が高いですので、進めていただきたいというふうに思います。
それからもう一つは、子どもの頃から音楽に親しむということは大切なことなのですが、身近なところで実際に歌を歌ったり楽器演奏したりできるホールというか、そういうのが必要だと思うのですが、地域学習センターですとかいろいろなところで、音を出していいようなスペースというのはあるのでしょうか。

 

◎地域文化課長 学習センターの方に音楽室を備えたセンターもございます。また、レクホール、広い場所を通じましてピアノであるとかバイオリン等も講習を行っておりますので、大きな大太鼓など、太鼓の形は難しいとは思うのですけれども、できるだけ皆さんに触れ合っていただけるように努めてまいりたいと考えております。

 

◆横田ゆう 委員  そうすると、地域学習センターに一つずつあるということでいいのでしょうか。

 

◎地域文化課長 音楽室は全てには備えておりませんが、今2か所あります。ただ、それ以外のレクホール等も使って広く運用しております。

 

◆横田ゆう 委員  レクホールなども含めて、使える場所というのはセンターにあるということなのですね。

 

◎地域文化課長 そのとおりでございます。

 

◆横田ゆう 委員  分かりました。

 

◆さの智恵子 委員  私、実は区民委員会3年目になりまして、監査の関係で3年間連続してということでございます。昨年度も同様の趣旨の音楽のまちという多分切り口だったかと思いますが、そういう陳情も出ておりまして、そのときは様々議論の末、それが不採択になった経緯もございます。また今回、同じではない内容でございますが、音楽ということが切り口でこのような請願が出されたということもございます。

今回、この9件の請願に対して、一つずつきめ細かく区の現状も記載をしてくださっておりますので、本来であれば願意は満たしているのかなという印象は受けるのですが、請願者は同じ方から今回も出されているのでしょうか。

 

◎区議会事務局次長  同じ方から出されております。

 

◆さの智恵子 委員  そしたら、多分、請願が出されて初めての委員会で、このような形でお示しがされたかと思います。ですので、この趣旨のことで一度見ていただいて、ここがこうだとかという形で、この内容だけでこの議論というのはどうなのかなと思うところございますので、請願者に確認をしていただくということは可能なのでしょうか。

 

◎区議会事務局次長  確認をさせていただきたいと思います。

 

○かねだ正 委員長  では、確認お願いします。

 

◆杉本ゆう 委員  幾つか確認ですけれども、今、さの委員からもおっしゃられたのですが、100%請願内容と一致というか、区がやってる部分、やってない部分もあると思うのですが、僕もほぼほぼ願意は満たしているのかなと思ってるところはあるのですが。この請願内容と実際のこの説明内容のところで、例えば4番の学校での演奏会、無料定期演奏会、請願で出てきた三つの学校、綾瀬小、十四中、伊興中と書いてますけれども、これ見てみると、地域の方にもお知らせして地域の人も入ってきていると。
ちなみに、ほかの学校でもやってるかどうかは把握されてるのですか。

 

◎教育指導課長  主に、この三つの学校で実施してるということで、ほかの学校につきましては、今のところ実施してないということで回答を得ています。

 

◆杉本ゆう 委員  学校の判断の話なので、区の方から全部にやれと言うのもまた違うなと思うところあるので、学校の方針もあるだろうし、特に地域の人、足立区の場合、地域の人は顔が分かってる人ですけれども、なかなか学校に外部の人を入れるというのもハードル高い部分あると思うので、自分自身も学校の教員だったのでそういうところ気になっちゃう方ですけれども、オール足立でというのは理想ではあるのですけれども、そこは学校のそれぞれの地域事情もあると思うので、ここに関しては学校の判断でというところで、見てみると、全部区が主導してやっていこうという話です。もちろんこの9個ある項目の中で区が主導してやった方がいいよねと思うものもあるのですけれども、それは大体区の主導でやっているように見えるのですが、逆に言うと、今回、地域のちから推進部として、この請願内容に対してまだまだもう少し頑張らなきゃいけないなと思うのは、内容としてはどこか少しありますかね。

 

◎地域文化課長  学校の部活動でございますので、なかなか区として言えるところ難しいのですが、例えば7月に夏のジョイントコンサートもギャラクシティで行っております。学校によっては、そういったところに参加する学校も多くございますので、もし可能であれば、そういったところを各学校に紹介をして、そういう機会を設けて発表いただくような取組はできるかなとは思っております。

 

◎地域のちから推進部長  総論的なところで私から申し上げますと、今回このいただいた請願の内容と我々の事業を比較したところでは、今、杉本委員が指摘された4番、小・中学校の定期講演会などはオール足立ではできてないというところもありますし、あと2番、3番あたりも、我々としては請願者の意を酌んだ事業ができてるかというと、そこは不足してる点があります。

それ以外については、こちら記載しているとおりなので、できてるのか、できてないのかというのは御判断いただきたいところなのですが、区としての文化行政の進め方としては、基本は多くの区民に音楽に触れていただくというところが大事なところだと思ってます。

ですので、先ほど横田委員からもお話がありましたとおり、場所の確保だとか、そういうところで活動につなげるということが一番大事だと思っております。

それと、すごく得意な子を集めた、とがった企画というのも一方で大事だと思っております。ただ、そちらの方は、企画といい、物量といい、できる限界がありますので、その辺は我々既存の事業の中でできるだけ改善はしていきたいと思っています。
一応そういった中で、今、文化行政の方は進めているところでございます。

 

◆杉本ゆう 委員  という地域のちから推進部長の御答弁からすれば、区としては、今回の請願の内容について、別に後ろ向きなわけではない、基本的には前向きに進めていきたいという姿勢で、もう既にやっているという認識で大丈夫ですよね。

 

◎地域のちから推進部長  請願かどうかは別にしても、個別でこういう意見、必要じゃないかということを直接お話しいただければ、本当に改善できるところは改善しますし、区の事業とマッチしてうまくいけるなと思うものであれば取り入れること全然可能と思いますので、決して後ろ向きではなく、前向きな提案として我々執行機関としては受け止めてるところでございます。

 

◆杉本ゆう 委員  ということであれば、先ほどのさの委員の意見と僕も一緒ですけれども、区の方は基本的に前向きに取り組んでいるということと、そういう意味では、この請願の内容は願意を満たしているという感じもします。
 先ほどお話がありましたけれども、確認していただけるということなので、それを含めてまた議論した方がいいのかなという気もするので、今日はこれ以上議論しても仕方ないのかなと思ってます。先に意見、要望言っちゃってすみません。

 

○かねだ正 委員長  杉本委員からも確認してくださいということで。

 

◆吉田こうじ 委員  今、様々御説明、議論があったところですけれども、例えば請願者の方に意向を確認していただくことについても、今回のこの説明資料には、その請願の内容9項目に対して、区が今やってる9項目の御説明ですけれども、大きく足立区として、例えばスポーツであったり、読書であったり、音楽であったり、子どもたちの情操教育のために必要なものはいっぱいあると思うのです。この請願者の内容を全部網羅するには、例えば足立区が音楽で広く一つの大きなテーマを持って区政を進めていくみたいな、そういうものがないとなかなかこれやり切れない話なのではないかなと思うのです。

だから、足立区としては、どういう方向で子どもたちの情操教育に取り組んでいるかというところをまず一番最初にこの説明文の中に入れていただいて、多分そういうのをお持ちだと思うのです。そういうのをきちっと最初に入れていただいた上で、足立区は今後こういうふうに進めていくんだという決意も込めてというか、そういう内容も込めて、説明書きをやった上で、一つ一つについて、今、区としてはこういうふうにやっていますと。基本計画ですとか様々な計画の中でそういうものもあると思いますので、子どもたちの情操教育に関して足立区はこう進めていくという大くくりの部分の御説明をいただいたもので請願者の方に提示しないと、これ分からないのではないか。

一つ一つ、これはどう、これはやってます、これはどう、ここまでやってますという感じだと、ただただのそういうものになってしまうと思いますので、その辺は示していただく必要もあるのではないかなと思うのですが、その辺いかがでしょうか。

 

◎地域文化課長  吉田委員おっしゃるとおり、まず方針が何かというところは明確に出す必要があるかと思っております。3分野計画も、今、見直しを行っておるところでございますので、その中でまずしっかりと出すこと。

あと、今回いろいろな部署がこの音楽、芸術に関して対応している、その情報を一つにして、区としてこういうものをバリエーション多くやっていますよというものも併せて出すことが、方針と情報提供ということが一番大事だなと思っておりますので、改めてしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

 

◎地域のちから推進部長  今、情操教育、区としてどういう方針でやっていくのか、そこをまず整理した方がいいのではないかということで吉田委員から御提案いただきました。この請願が継続になった場合は、次回のこの委員会のときに、その辺をまとめて資料として出させていただきたいというふうに考えております。

 

○かねだ正 委員長  請願者の方に確認するのは区議会事務局からになると思うので、その資料、吉田委員が今言われたような資料がもしあるのであれば、区議会事務局の方にきちっと渡していただいて、連携を取ってもらって請願者の方に説明していただくという形にしてください。大丈夫ですか。
      [「はい」と呼ぶ者あり]

○かねだ正 委員長  他に質疑はよろしいでしょうか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

○かねだ正 委員長  質疑なしと認めます。
 次に、各会派からの意見をお願いします。

◆杉本ゆう 委員  今お話があったように、請願者の方に確認をしていただけるということ、その上でまた次回と思いますので、継続でお願いします。

◆さの智恵子 委員  同じ理由で、継続でお願いします。

◆横田ゆう 委員  まだまだ審議が必要ですので、継続でお願いします。

◆野沢てつや 委員  継続でお願いします。

 

○かねだ正 委員長  それでは、採決に移りたいと思います。
 本件は、継続審査とすることに御異議ありませんか。
      [「異議なし」と呼ぶ者あり]

○かねだ正 委員長  御異議ないと認め、継続審査と決定をいたしました。