荒川土手 百年前の「五色桜」
学びピアで開催された「あだち・荒川土手に桜を植える会」の鑑賞会に参加をしました。
百年前の荒川土手の花見風景がスライド上映され、荒川の放水路物語と下町の自然・荒川放水路も鑑賞することができました。
荒川の土手沿いの百年前の花見風景は、白黒の写真に色を付けたものですが、着物姿のご婦人や花見風景は昔の情緒を漂わせるものでした。
1886年に清水謙吾村長が寄付金を募り、3225本78品種の里桜が荒川堤に植樹され、1903年頃から見頃になり、「さくらのまち」と言われるほど荒川堤の五色桜は、世界に誇れる郷土の名所だったそうです。
1910年には昭和天皇をはじめ三親王が、二頭立て馬車で花見に来られるほどの盛況ぶりが写真からうかがうことができました。
残念なことに、その後、戦争や公害で桜は失われてしまいました。
5年前に「区民が胸を張れる、誇りにできるものが少ない。外から人が来る名所を」と「あだち・荒川土手に桜を植える会」を結成され、今年の1月11日には、「足立区を再び桜の名所に」との想いを込めて、千住学びピア前に一本の桜の木が植樹されました。
会を結成しても最初は障害だらけで、土手に植えたくても、桜の管理や、桜の根が堤防を壊すとして、国交省の許可も下りなかったそうです。
私も、「誇れる足立区」にしたいという気持ちです。
皆さんと一緒に、「誇れる足立区」を作っていきたいと思います。