✩文教委員会④【医療的ケア児及びその家族に対する支援等の拡充と新たな支援施策を求める請願】
○吉田こうじ 委員長 それでは、本件につきましては凍結・継続と決定いたします。
次に、(4)受理番号14 医療的ケア児及びその家族に対する支援等の拡充と新たな支援施策を求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
執行機関は、何か変化はございますか。
◎支援管理課長 去る10月2日に、今年度、令和5年度第1回足立区医療的ケア児ネットワーク協議会が開かれました。この議題につきましては、昨日行われた厚生委員会で報告しているものでありますが、情報提供ということでさせていただきます。よろしくお願います。
○吉田こうじ 委員長 それでは、質疑に入ります。
何か質疑はございますか。
◆ぬかが和子 委員 ちょうど学校の来年度の就学に向けて、今、年長たち、いろいろ取り組まれていると思うのです。今の現状で、来年度、医療的ケア児が小学校に入学するだろうという数は、どのくらいというふうに想定されているのか、また、認可保育園、現在も医療的ケア児はいらっしゃると思うのですけれども、こちら申込み状況だけでは分からないかもしれませんが、そこも状況が分かれば教えてください。
◎支援管理課長 まず小学校ですけれども、こちらについては、今現在6人というふうに想定しております。ただ、ぬかが委員もおっしゃるとおり、この後様々な状況があります。場合によっては転入とか、そういった状況もありますので、コンプリートされているものではありませんが、今、そういった状況でございます。
また、保育園につきましては、まだまだ揺らぎがございますけれども、今現在5人という体制になっております。
◆ぬかが和子 委員 そうすると、小学校、変動はあり得るとしても、6人のお子さんたちというのは、それぞれ希望する学校は違うという状況なのでしょうか。
◎支援管理課長 ぬかが委員おっしゃるとおりでございます。
◆ぬかが和子 委員 そうしますと、それぞれの6校の体制をいろいろ、今、検討しているということでよろしいですか。どういう検討をしているのか、課題をどう捉えているのか、その辺をお伺いします。
◎支援管理課長 今、6校につきましては、各学校長といろいろな話合いを深めている途中でございます。子どもたち、いろいろな状況がございますので、そのあたり丁寧にできるように、今、学校と協議しております。
◆ぬかが和子 委員 医療的ケア児の場合には、障がい、いわゆるオオヤマ方式でしたっけ、による障がいということを伴わない医療的ケア児の方もたくさんいらっしゃると思うのですけれども、障がいが伴うと当然特別支援学級、特別支援学校というふうになるわけですけれども、今回の6名の方も知的も含めて障がいはないけれども医療的ケアが必要なお子さんということでよろしいのでしょうか。
◎支援管理課長 今、ぬかが委員おっしゃるとおりのところでございまして、こちらの学校で区内の学校で対応できるというふうに認められている方を受け入れるという形でございますので、そういった見解でございます。
◆ぬかが和子 委員 そうしますと、先ほどの課題について校長先生と話をしているということだったと思うのですけれども、当然たんの吸引とか、この辺の器官の扱いの部分です。そこが前から懸案事項だった看護師をどうするのか、看護師じゃなくてもできる人を増やしていくのかということで、前回の文教委員会で委託でお願いをしていきたいと考えていると、その辺は話はもう具体化が進んでいるのでしょうか。
◎支援管理課長 正に、今、ぬかが委員おっしゃっていただいているとおり、8月の文教委員会等で報告させていただいていますけれども、こちら、今、訪問看護事業者などといろいろなすり合わせもしているところでございます。この子どもたちが学びを止めないような形、どうやったらいいかということを中心に考えているところでございます。
◆ぬかが和子 委員 本当に子どもたちにとっても、繰り返しになっちゃうのだけれども、ほかのケアを必要としない子どもたちも一緒に過ごすことで、子どもたちが優しくなったという事例を直接私も関係者の方からもお話を聞いているのです。だから、是非いい形で受け入れられるように、単なる体制のことだけではなくて、本当に受け入れてあげられるような中身、学校教育に関わる部分ですけれども、その辺も十分配慮をお願いしたいなというふうに思いますが、最後どうでしょうか。
◎こども支援センターげんき所長 この医療的ケア児は、最初はどうしても技術的なところから入らざるを得ないというところでケアがしっかり担保できるというところは大事ですけれども、特に小学校になってきたときに、学校生活の中で学校生活しながら医療的ケアを共にやっていくということと、あわせて、周りの環境といいますか仲間たちがそれを受け入れるかということも大事なポイントになってきていることについては認識しておりますので、どうしても医療的ケアというと技術的な先生とのつながりも大切なのですけれども、担任の先生ですとか、その周りの人たちにもしっかりとこの辺を共有できるようなことも、単に委託の事業者ですと技術になりがちなのですけれども、そこを支援エリアの中で我々がしっかり共有をしていくという体制の中で進めていきたいと考えております。
◎支援管理課長 先ほど、私、8月というふうに文教委員会の報告をしてしまいましたが、9月でございました。申し訳ありません。
◆長谷川たかこ 委員 この医療的ケア児の当事者のお母様からお話が入っております。私、2月の第1回定例会で保育時間の延長を求めましたけれども、検討していただけるという話になっておりましたが、今現在どういうふうになっているのかをお願いいたします。
◎支援管理課長 こちらにつきましては、保育時間の延長ということで、今、検討している最中でございます。看護師と保育園現場の方の意見をいただきながら、どういうローテーションでいけばこれがかなうのかという形で、今、前向きに詰めているところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 当事者のお母様からなのですが、足立区でも医療的ケア児を受け入れる公立保育園が5園に増えたこと、大阪府豊中市をモデルとした支援体制の構築が進むことなど、少しずつ医療的ケア児を育てる家庭への支援が進んでいると感じております、ありがとうございますというメッセージが届いております。
しかしながら、医療的ケア児支援法に記載されている親の離職防止といった観点では、まだまだ制度が不足しているというお話です。今後医療的ケアが必要な子どもが公立保育園に入園できたとしても、少しのかぜでも体調を崩しやすい医療的ケア児は保育園を休まざるを得ないという状況で、是非とも親の就労を目的とした在宅型病児保育制度を拡充していただきたいというお話がございますが、いかがでしょうか。
◎支援管理課長 今、長谷川委員おっしゃっていただいたとおり、法律の中で就労の部分も明記されているところでございます。ただ、実際足立区の方においては、まだそこまでいっていない現状もありますので、課題ということで、今、取組をさせていただいているところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 その課題解決に向けて是非建設的に、少しでも足立区で前進するようにお願いしたいと思います。要望です。
○吉田こうじ 委員長 他に質疑ございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○吉田こうじ 委員長 質疑なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いいたします。
◆くじらい実 委員 継続でお願いします。
◆たがた直昭 委員 継続でお願いします。
◆ぬかが和子 委員 採択でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
◆佐藤あい 委員 継続でお願いします。
○吉田こうじ 委員長 それでは、これより採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○吉田こうじ 委員長 挙手多数であります。よって、本件は継続審査と決定をいたしました。


