✩文教委員会⑧:成果報告:令和6年4月より区立保育園、医療的ケア指定園5園と連携しながら区立小学校6校6名で本格的な支援を開始!【医療的ケア児及びその家族に対する支援等の拡充と新たな支援施策を求める請願】
○吉田こうじ 委員長 (4)5受理番号14 医療的ケア児及びその家族に対する支援等の拡充と新たな支援施策を求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
また、報告事項(10)区立小学校における医療的ケア児支援についてが本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いいたします。
◎こども支援センターげんき所長 恐れ入ります、報告資料の29ページをお開きください。
これまでも適宜御報告してまいりましたけれども、区立小学校における医療的ケア児支援について御報告させていただきます。
所管部課名は記載のとおりでございます。
今回、令和6年4月より、区立保育園、医療的ケア指定園5園と連携しながら、区立小学校6校6名で本格的な支援を開始いたします。
項番1でございます。医療的ケア児支援体制ですが、これまでも御報告してまいりましたが、巡回式というものがございましたけれども、今後、この(1)のたん吸引ケア児支援、常駐式と、3ケアの支援、これの委託式で2本に集約して進めてまいりますという御報告になってございます。
(3)でございます。張りついております医療的ケア指定看護師でございますが、これからは、そういった小学校の支援を続けながら、この事業を進めてまいるという御報告になってございます。
項番2でございます。ガイドラインの策定でございます。令和6年4月にガイドラインを作成いたしまして、既にホームページ等で公表してございます。
項番3でございます。今後の方針でございますが、関係所管との連携を更に強化して、こちらの事業を進めてまいりたいと考えております。私は聞いている範囲で、やはりまだまだケア児の支援については学校側も多少不安があると聞いていますので、私自身も現場に入りながら進めてまいりたいと考えております。
○吉田こうじ 委員長 それでは質疑に入ります。
何か質疑はございますか。
◆ぬかが和子 委員 報告資料で御報告いただいて、新年度いよいよ6名の支援が始まったということですけれども、6名の内訳、たん吸引とか3ケアのうち何なのかというのをまずは教えていただきたいと。
それから、従来の区立保育園で5園指定園があると思うんですけれども、そこには医療的ケア児は何名いるのか教えてください。
◎こども支援センターげんき所長 まず、小学校の内訳でございますが、先ほど申し上げましたとおり、6校6名でございます。その内訳は、たん吸引が1名、導尿が5名、計6名となっております。ちなみに、経管栄養と血糖値測定については、今年度はいらっしゃいません。
また、園におきましては、2園2名ということでスタートしてございます。
◆ぬかが和子 委員 そうしますと、これでいうと、項番1の(3)のところで、区立の保育園常勤看護師というのは医療的ケア児のために加配された看護師のことだと思うんです。関係者間のパイプ役を担う、緊急対応を行うと。そうすると、5園5名看護師がいて、そのうち2人は自分の園に医療的ケア児がいて、そのケアはその看護師がやるわけだけれども、巡回だったり、そういうことにもやっていくと、そういう人が2名いて、残りの3名は、自分の園には医療的ケア児はいないから支援とか、学校の方に行ったりという関係に今年はなるということでよろしいでしょうか。
◎こども支援センターげんき所長 ぬかが委員おっしゃるとおりでございます。
◆ぬかが和子 委員 そうしますと、多分自分の園にいわゆる医療的ケア児がいない方は、比較的動きも自由に取れて、やりづらさはないと思うんですけれども、去年よりは本当に改善されたと思うんです。今までは、区立の保育園の加配された常勤看護師が学校の方も全部行くんだと。しかも支援だけではなくて、ケアもするんだと、支援というか指導だけではなくてということから見ると、随分改善されたと思うんですが、それでも自分の園の子もケアしなければいけないし、外にも行かなければいけないという看護師の御要望とか意見とかを丁寧に聞いて、今後に生かしていっていただきたいと思っているんですが、どうでしょうか。
◎こども支援センターげんき所長 おっしゃるとおりだと思います。仕事のボリュームに差は出ますけれども、やはりそこにいる看護師というのはスキルも高い看護師がおりますので、いろいろな情報交換しながら、又は私が着任してから聞いているのは、かなり看護師同士が密に連絡を取ってやっていますので、そこは継続してやってまいりたいと思っています。
◆ぬかが和子 委員 是非よろしくお願いします。
○吉田こうじ 委員長 他にございますか。
◆長谷川たかこ 委員 以前から、医療的ケア児を持つ保護者に対しても、ヒアリングを丁寧に行っていただきたいということでお話はさせていただきました。
あれから実現されたのでしょうか。
◎障がい福祉課長 長谷川委員とお尋ねのあった方につきましては、昨日聞き取りの方をさせていただきました。福祉職のベテラン障がい分野にたけた職員の方から聞き取りをさせていただいたところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 昨日いろいろと詳細はお聞きになられて、御要望なども承ったという解釈でよろしいですか。
◎障がい福祉課長 大きく2点の要望がございました。1点目で言いますと、今後の就労に向けてやはり不安があるので、就労の面では時間数が少ないので、その時間数を増やしてほしいというのが1点です。
2点目が、現在所得区分、一般1という区分があるんですが、それと一般2、これの差が非常に大きいのでその見直しをしてほしいというのが2点目でございます。
◆長谷川たかこ 委員 それを受けて、レスパイトの部分ですよね。是正というのは、区として今後、建設的に考えるということでよろしいでしょうか。
◎障がい福祉課長 こちらにつきましては、今後その他、このサービスの対象者の方は約60名ほどいらっしゃいますので、その聞き取りを今年度の実績が固まるのは、今月いっぱいやはりどうしても時間が掛かってしまいます。その後に、その状況を見て、お問合せする内容、質問項目等を整理させていただいて、その後に各援護ワーカーを通じて状況を把握していきたいと思いますので、全体としてどういうような意見になってくるのかというのを見極めさせていただきたいと考えているところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 どれくらいの期間を想定して60数名の方々のヒアリングはするつもりでいらっしゃいますでしょうか。
◎障がい福祉課長 今月いっぱいまで掛かってしまうというのが実績数値になりますので、できれば、次回文教委員会の際に、どういった形かは別として、何かしらのその辺の結果がお伝えできるような形で考えているところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 実績の数値では、実際に使いたい当事者にしてみると使えないのが現状だとのご主張です。
私も予算特別委員会でいろいろと政策提案させていただいています。
実績ありきの数値で出されても、それが議論の材料には、それが全て100%という形にはなりません。早急に60数名の方々のヒアリングをしていただき、皆さんがどう考えているのか、把握する必要があります。実際の利用されている方々のお気持ちというのはしっかりと把握していかないと、よりよいものを生み出すことはできません。
早急に駆け足でヒアリングしていただきたいと思いま。
そのヒアリングについて、期間をどのように設定するのか、いかがでしょうか。
◎障がい福祉課長 先ほどお話ししたとおり、次回の文教委員会で何かしらの形で御報告ができるような形でお尻としては考えておりますので、そこまでに、60人に聞き取りをしたその状況について、お伝えできるように準備を進めていきたいと考えているところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 そうしますと、次回というのは6月だと思うので、それまでにヒアリングをして、結果、報告をまとめていただけるということでよろしいですね。
◎障がい福祉課長 次回の第2回定例会開会中の文教委員会の中で、何かしらの形で報告できるような形で考えているところでございます。
○吉田こうじ 委員長 他にございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○吉田こうじ 委員長 質疑なしと認めます。
それでは各会派の意見をお願いします。
◆くじらい実 委員 継続でお願いします。
◆たがた直昭 委員 継続でお願いします。
◆ぬかが和子 委員 採択でお願いします。
◆長谷川たかこ 委員 採択でお願いします。
◆佐藤あい 委員 受け入れる学校側に不安があるというお話、先ほど御説明でありましたので、そちらについては学校側が不安なく受入れをできるようなフォロー体制を検討いただきたいと思います。そちらをお願いしまして、今回は継続でお願いします。
○吉田こうじ 委員長 それでは、採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。
[賛成者挙手]
○吉田こうじ 委員長 挙手多数であります。よって、本件は継続審査と決定いたしました。



