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✩文教委員会⑧成果報告:足立区ペアレント・メンター令和6年4月より区主導の事業に変更!5月14日から現在の相談体制をスタート!【足立区行政主導ペアレント・メンター事業の更なる展開を求める請願】

○大竹さよこ 委員長  (7)受理番号4 足立区行政主導ペアレント・メンター事業の更なる展開を求める請願を単独議題といたします。
本請願は新規付託であります。
最初に、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いいたします。

 

◎区議会事務局次長   受理番号4の請願につきましては、7月1日付で128名の追加署名の提出があり、合計で128名になりましたので御報告いたします。

 

○大竹さよこ  委員長  また、報告事項(8)ペアレント・メンター事業の進捗状況についてが本請願と関連しておりますので、併せて執行機関に説明を求めます。

 

◎こども支援センターげんき所長  恐れ入ります、請願・陳情説明資料の21ページをお開きください。件名、所管部課名は記載のとおりでございます。
請願の要旨でございますが、足立区が行っているペアレント・メンター事業は、行政支援では賄い切れない当事者目線の事業であると、そうしたペアレント・メンター事業を更なる展開と発達障がいについての更なる周知、啓発活動を求めるという請願の要旨でございます。

内容に関しては、SNS、ポスター等において広報活動を展開すること、また、保護者の相談会を実施をすること、またイベントとのタイアップ、アウトリーチ型の相談会、あとは専門家、大学との連携によるセミナー、シンポジウムの開催や、最終的にペアレント・メンターの候補者となるよう意識した事業展開を求めるものでございます。

内容及び経過につきましては、まず項番1ございますが、ペアレント・メンターについて記載してございます。お読みいただければと思います。

項番2でございます。
足立区のこれまでのペアレント・メンター事業の取組を振り返っております。
 

平成28年から一般社団法人ねっとワーキング様のお力をお借りしながら事業展開を進めてまいりまして、令和6年4月、今年から区主導の事業に変更し、5月14日から現在の相談体制をスタートしているところでございます。
 

3番でございます。
情報発信、アウトリーチの状況、予定を含むものでございますが、現在、「あだち広報」の掲載であるとか、チラシの配布等を進めておりまして、またデジタルでは、もちろんホームページ、X、Facebookは配信しておりますけれども、足立区の公式LINEですとか、保護者の皆様に情報をお届けするC4thHome&School等で配信を進めているところでございます。
 

また、先般行われましたドットリボンのイベントにもブースをちょっといただきまして、PRブースを出させていただいたところでございます。

続きまして、報告資料21ページを御覧ください。同様のところは省略させていただきます。
相談場所は、こども支援センターげんきの5階になっております。
実施団体は、先ほど申し上げました一般社団法人ねっとワーキングさんと一緒に相談事業を行っております。

相談日の予約に関しましては、原則として専用の電話に電話をしていただいて相談日を予約していただく形態を取っておりまして、今日現在、報告を受けておりますのは、個別相談が12、電話相談が3、また7月の個別相談も7件ほど予約が入っておるところでございますので、スタートとしては着実に件数が増えているのかなというふうに認識してございます。

今後の方針でございますが、もちろん情報発信を続けながら、これまでちょっと弱いと言われておりまして、こども支援センターげんき又は区の組織との連携も強化しながら、こちらに来た方をこちらに誘導、そのまた逆を続けてまいりたいというふうに考えてございます。

 

○大竹さよこ 委員長  何か質疑はありますか。

 

◆小泉ひろし 委員  ペアレント・メンター事業については、先日28日ですか、新聞報道でも足立区のことを紹介されまして、記事を御覧になった方はすごいねと、足立区頑張っているなという意味というふうに捉えましたけれども、反響がありました。やはり当事者の保護者としてはお子さんの教育だとか成長を本当に心配になる。しかしながら、通常は仕事等で細かな相談だとか手当をどうしたらいいのかと悩んでいる。そういう中で、従来はげんきだとかにつないだり、いろいろ相談をしていましたけれども、やはり実際に子育てを経験した方々から相談を受ける、ましてや今回、げんきの中のスペースを使ってということで期待していると思うのですが、広報ももっと広報しろということを以前言われていましたけれども、かなりされてきたなと。また、区の広報についても6月10日号に次いで、8月もまた掲載する予定だとお聞きしまして、しっかりとやっていただければなということを感じましたけれども、この辺の広報だとか重ねて、問合せというか反応というか、そういう状況はいかがでしょうか。

 

◎こども支援センターげんき所長 反応というのは、今、お話しした新聞については私もちょっと庁内を歩いていましたら、見たよと声を掛けていただいた方、何件もいらっしゃいまして、本当によかったなと思います。
あとは、足立区の公式LINEも出した瞬間に電話が掛かってきたりですとか、あとそういったHome&Schoolも出した瞬間に電話が掛かってくるということがありますので、やはり広報はこれからも続けてまいりたいというふうに思っています。

あとは、冒頭の小泉委員に足立区すごいとお褒めいただきましたけれども、私どもがすごいというよりは、私どもと一緒にやっていただいている団体の力で成り立っている事業ですので、これからもお力をお借りして続けてまいりたいというふうに考えております。

 

◆小泉ひろし 委員  また、今の団体さん以外の協力してくれるような団体とも、ヒアリングというか、検討しているということかと思うのですが、その辺の状況というのはいかがでしょうか。

 

◎こども支援センターげんき所長 今はお付き合いというか、登録していただいている団体が1団体なのですけれども、そのほかの方とも、ここ2回ぐらい意見交換させていただいております。今後の情報発信、アウトリーチの仕方であるとか相談事業のことであるとか様々お話をさせていただいておりますけれども、今回の事業の変更はいろいろな団体といろいろな形で、このスキームを使って、このペアレント・メンター事業の広がりをつくっていくというのが一つの目的だと思いますので、引き続き、お話合いを続けてまいりたいというふうに考えております。

 

◆小泉ひろし 委員  最後、要望ですけれども、様々なケースというか、お子さんの状態とか、経験があるといってもいろいろなパターンがあるかと思うので、その辺を広くこれからもいろいろな御意見だとかそういうものを取り入れて進めていただきたいと思います。

 

◆長谷川たかこ 委員  今、話の中でC4thHome&Schoolでの配信について触れられましたけれども、これはもうやられたのですか、それともこれからの予定なのでしょうか。

 

◎こども支援センターげんき所長 つい先日、6月27日だったと思うのですけれども、配信をいたしました。

 

◆長谷川たかこ 委員  それは小・中学生の保護者全員ということですか。

 

 

◎こども支援センターげんき所長 おっしゃるとおりでございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  今後こういう周知、例えばC4th、直接保護者の目に行き届くものになりますけれども、どれぐらいの頻度で配信をされる予定でしょうか。

◎こども支援センターげんき所長 配信の頻度をかちっと今は決めてはおりません。私の前職の経験から言うと、頻繁にあまり出しても見ないときがあるということもありますので、何かうまいタイミングを見付けて配信してまいりたいなとは思っています。

 

◆長谷川たかこ 委員  是非年に何回か、シーズンごとに区切ってやっていただきたいと思います。

あと、いろいろ今、福祉まるごと相談課の他自治体の視察に、私、あと土屋議員と一緒に会派で行っているのですけれども、福祉まるごと相談課というのは、ありとあらゆることを全部お引き受けしますよという課になるのですが、足立区における福祉まるごと相談課の方にも、こういうメンターさんが入るような、入れるようなその相談事例というのは入ってくると思うのです、今後、教育相談とかで。どういうふうに連携するおつもりでいらっしゃいますでしょうか。

 

◎こども支援センターげんき所長 まだ具体的にはなっておりませんけれども、今、長谷川委員御発言のとおり、福祉まるごと相談課の相談の中にペアレント・メンターに相談した方がいい方、又はそういう方もいると思うので、福祉まるごと相談課と連携を深めてまいりたいと思います。

 

◎福祉部長 現在も支援会議の中に、げんきの部署、職員の方も入っております。ですので、そういった事例があれば、そこにつながるようには一応はなっております。

 

◆長谷川たかこ 委員  あと、この間研修を受けた保護者の方々もいるので、今、いろいろと会ってお話をお聞きしましょうということで、いろいろなお話合いなどもさせていただいている状況ですけれども、今後の方向性はどういうふうにお考えでいらっしゃいますでしょうか。

 

◎こども支援センターげんき所長 まず、登録していただいた方の活動に関してなのですけれども、今、私どもの現在の相談のスキームは団体登録をしていただくというスキームになってございます。これまでも御説明させていただいたと思うのですけれども、そのスキームの中でどういうふうにやっていくかというのがまず一つなのですけれども、又は今存在する団体に登録する、又は新しい団体をつくると、様々やり方もあるかと思いますので、そのあたりも現在の回数を重ねてお話合いをさせていただいていますので、その中でまたお話をさせていただければと思います。

 

◆長谷川たかこ 委員  この請願書にある1は今やっています。2、3、4と順序立てて要望がありますけれども、これについてはどう考えていらっしゃるのでしょうか。

 

◎こども支援センターげんき所長 まず、ここに記載しています2、保護者相談会だと思うのですけれども、先日何人かの校長とも話はしてみたのですけれども、やはり学校に出ていくということは一定のハードルがあるという意見もありました。なので、どういう形ができるのかは引き続き検討してまいりたいと思っております。
また、3番に関して、セミナーシンポジウム、こちらは仕掛けとしてはちょっと大きくなりますので、今すぐに何か始めるということはできないかもしれませんけれども、関連課と情報共有しながら、ここで書かれているのはペアレント・メンターだけじゃなくて幾つかの何か発表する方を組み合せてやったらどうだという御提案だと思うので、そういったことが何らかできるのかは検討してまいりたいと思います。

最後に4番ですけれども、実は今のメンターさんの中でも、まずは最初は相談したところから始まって、そこからこのメンター側に行かれた方というのはたくさんいらっしゃると聞いています。なので、今後もそういった取組の中で、そういった方が1人でも生まれるように私どもも支援してまいりたいというふうに思います。

 

◆長谷川たかこ 委員  ここに書かせていただいたのは、常にその効果を意識してもらいたいと、1番にその先、効果を意識して支援事業を組み立ててもらいたいという趣旨で皆さんここは書かれていらっしゃいますので、その部分、是非ペアレント・メンターに相談に来られるお母様、お父様だったりとか、保護者の皆さんは、ちょっと子育てに自信をなくしていたりという方々が多いのです。なので、こういう3番のセミナーとかシンポジウムとか、あとその前段階、保護者相談会とかがあって、自分と同じ思いをしている人がいるのだというそこの共感からどんどん自己肯定感を上げながら、子育てというのはやっぱり楽しいよね、だったら今度私たちも支援する側に立ってみようと、そこまで行き着く、そういう何か仕組みを是非、みんなが何か最初はどんよりしていたけれどもハッピーになれるような仕組みを是非構築していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

◆西の原ゆま 委員  先日、ペアレント・メンターの実施場所が5月からこども支援センターげんき5階に相談室を移転したと聞き訪問しました。当事者目線を大事にして解決型ではなくて、近くにいる保護者として、また養育を携わる同じ仲間だよと共有する感じで相談に乗っていると話してくれました。このペアレント・メンターは、今30人ぐらいの方がいて、仕事をしながらメンターとしての役割を担ってくれている方がいます。相談者に合わせて、また空き時間に合わせて相談者のメンターさんの相談時間を合わせるようにしているそうですが、相談内容がつらくなることもあって、メンターさん同士で慰め合ったり励まし合ったりしているそうです。メンターさんも受容と傾聴してかなりのエネルギーが要ると想像しますが、メンターだけでは仕事になり得ない、有償ボランティアのような報酬しか払えないと、このメンターさんの役に立ちたいという気持ちに甘えている現状があるとのことですが、この声をどう受け止めますか。

 

◎こども支援センターげんき所長 また先ほど申し上げたのですけれども、この事業はやはりやっていただいている皆様のお力で成り立っている事業で、本当に感謝しております。その中で傾聴、悩んでいる方の悩みを受け止めて、私もこうだったよというその自分自体が非常にいらした方に満足感を与えているというのは報告を受けていますので、区としても一緒に歩んでいきたいと思っています。

また、その費用に関しましては、今年スキームを変えさせていただいて謝礼という形で、又はコーディネーター料という形でやらせていただいておりますけれども、1年目ですので、この形態でやりながら、課題があればお互いに話し合いながら改善の方向で検討してまいりたいというふうに思います。

 

○大竹さよこ 委員長  他に質疑ございますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

○大竹さよこ 委員長  質疑なしと認めます。
 次に、各会派から意見を求めます。

◆小泉ひろし 委員  継続でお願いします。

◆かねだ正 委員  継続でお願いします。

◆西の原ゆま 委員  この請願説明資料に、ねっとワーキングさんと協定を結び協定締結団体として登録されています。ボランティア頼みだけでなく、行政が一緒に責任を持って、先ほど話した、困っている方に行き届く情報発信、メンターさんの要望、意見を聞いてほしいと思います。これからも議論をしていきたいと思いますので、継続でお願いします。

◆佐藤あい 委員  継続でお願いします。

 

◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。

 

○大竹さよこ 委員長  これより採決をいたします。
 本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

○大竹さよこ 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。