✩✩厚生委員会 成果報告:2022年10月~2023年3月までの半年間で2300人が検査。そのうち10%の子供が要精密検査となりました!【カメラ型のオートレフラクトメーターを用いた検査を未就学児全児童に行い、弱視の周知啓発を行うよう求める請願】
○ただ太郎 委員長 (2)受理番号9カメラ型のオートレフラクトメーターを用いた検査を未就学児全児童に行い、弱視の周知啓発を行うよう求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。
最初に、追加署名の提出がありましたので、区議会事務局次長から報告をお願いします。
◎区議会事務局次長 本請願につきましては、8月17日付で4名の追加署名の提出があり、合計で162名になりましたので報告いたします。
○ただ太郎 委員長 ありがとうございました。
それでは質疑に入ります。
何か質疑はございますでしょうか。
◆横田ゆう 委員 去年の10月から、オートレフラクトメーターの検査が始まっておりますけれども、実際に異常が発見されて医療につながったり、治療につながったりしているケースはありますでしょうか。
◎保健予防課長 昨年の10月から今年の3月までの6か月間ですけれども、2,300人の方が検査を受けられました。そのうち10%の方が、要精密検査になりました。眼科で検査した結果、実際は約2%の方、人数にすると39人ですけれども、その方が治療につながったという内容になってございます。
◆横田ゆう 委員 大変重要な成果だと思います。やはりその39人の方が必要に応じた早めの早期の対応ができたということでは、大変よかったなというふうに思いますけれども、この請願の趣旨では、やはり、今、子どもが置かれている環境というのは大変厳しくて、テレビやスマホに子守をさせたりとか、そういうこともあるわけなのです。
ですから3歳で異常と診断されなくても、学校上がる直前に、またそういった症状が出てくるという可能性もあると思うのですけれども、3歳児健診以降の子どもの健診の予定というのは、どのようになっているのでしょうか。
◎保健予防課長 今の検査のときでも、足立区医師会と相談しまして、いろいろな専門家の知見を聞きながら実施しているところでございます。
今後についてもよく確認してから、どうするかを考えたいというふうに考えております。
○ただ太郎 委員長 保健予防課長、健診はどうなっているのという質問。
◎衛生部長 3歳から4歳までは、保健所の健康診断で不安があれば経過観察などを受けられるようになっております。その後は、保育園や幼稚園の身体検査の中で眼の検査を、このオートレフラクトメーターではないのですけれども確認していくことになっております。あと6歳になりますと、学校保健安全法の方で就学時健診というのが大体10月から11月に全てのお子さんに実施されるようになっておりまして、そこでも視力の検査などを行い、診ているところでございます。
◆横田ゆう 委員 是非そういった機会があるわけですから、例えば、学校就学前健診ですと各学校でやることになると思うのですけれども、そういった台数はないわけですか。
◎衛生部長 小学校の数が約70弱だったかと思いますけれども、現在、足立区が保有しているのは10台ですので、また、かなりの精密機械で、それを運んで使うというのは非常に難しい機械です。
一方で、今、区がこういった3歳児健診にオートレフラクトメーターを入れることによって精密検査ができるように、かなりの眼科の先生のところでもこういった機械を入れておりますし、小児科、内科などを診ている医療機関でも眼科ではなくてもこういった検査機器を今そろえておりまして、私どもが紹介した患者、あるいは、紹介しなくても親御さんが不安を感じれば、うちの医院では検査できますよという案内もしておりまして、身近な医療機関でも、不安があると保険診療になるのですが、そういった方法で検査することができるようになっております。
◆横田ゆう 委員 分かりました。是非どこかの機会で学校に上がる前に、是非必要な子どもたちが受けられるような形を是非検討していただきたいというふうに思います。
○ただ太郎 委員長 ほかに質疑はございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○ただ太郎 委員長 なしと認めます。
それでは、各会派の意見をお願いします。
◆野沢てつや 委員 継続ではあるのですが、確かにこういったものの必要性は広く強く感じますので、早めに解決を求めます。ですので、今回は継続で。


