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✩✩厚生委員㊴ 成果報告:2023~2024年の進捗状況・着々と成果を上げています!【カメラ型のオートレフラクトメーターを用いた検査を未就学児全児童に行い、弱視の周知啓発を行うよう求める請願】

○長沢興祐 委員長  (2)5受理番号9 カメラ型のオートレフラクトメーターを用いた検査を未就学児全児童に行い、弱視の周知啓発を行うよう求める請願を単独議題といたします。
前回は、継続審査であります。
執行機関に説明を求めます。

 

◎衛生部長   衛生部の厚生委員会請願・陳情資料の2ページを御覧ください。
件名は、委員長から御案内のとおりです。
請願の要旨は3点ございます。


1点目が、3歳児健康診査に既にオートレフラクトメーターを入れておりますが、当時の4歳以上は対応されていない小学校入学前の子どもたちに対し、全員に等しく検査が実施されるよう求めるというもので、こちらについては、現状のところの(1)のアに記載いたしましたが、3歳児健康診査以降で心配がある方に対するオートレフラクトメーターを用いた検査は、各保健センターの乳幼児経過観察等で実施することができる体制となっております。

要旨の2点目、こちらの検査が1回目が正常でも、期間を空けた2回目の検査で屈折異常が見つかることがあると報告されている小学校入学前まで、定期的に検査を行うことを求めると。こちらについては、定期的な検査ではございませんが、先ほど申し上げましたように、不安のある方については各保健センターで検査ができる体制を整えております。

要旨の3点目、子どもがパソコンやタブレット型端末を扱う機会が多くなり、子どもの目が酷使されやすい環境となる。常日頃から子どもの視力について相談できる窓口の設置や、1歳半の歯科健康診査で保健センターに来られた際に「目の健康チェックシート」を用いた周知啓発を行うことを求めるということですけれども、こちらについては、子どもの視覚についての相談は、各保健センターで随時保健師が受けておりますし、経過観察健診などには医師もおりまして、そこで健診を受けることができます。

更に、1歳6か月健診においても来所者の手が届くところに「目の健康チェックシート」を置いておりまして、持ち帰ることができる啓発を行っております。

 

2の経緯の(5)のところに記載させていただきましたが、保健センターでの3歳児健康診査以降、就学前までに屈折検査を行うことについて、足立区医師会に御意見をいただいており、「検査の時期などについては目の発達の個人差が大きく、一概には答えられないが、心配がある場合は早めに医療機関を受診するように」という助言をいただいておりますので、今後の方針に記載しましたが、今後も3歳児健康診査以降で心配がある方については、保健センターの経過観察健診で目の検査が実施できることを勧めていきますし、それを引き続き周知してまいります。

 

○長沢興祐 委員長  続いて、過去の審査状況について、区議会事務局長お願いします。

 

◎区議会事務局長  本請願は、検査による効果など、引き続き議論をしていく必要があるという意見が多かったため、継続審査となってございます。

 

○長沢興祐 委員長  それでは、質疑に入ります。
 何か質疑はございますか。

 

◆佐々木まさひこ 委員  区の、この3歳児健診の受診率というのはどの程度でしょうか。

 

◎保健予防課長  これ令和6年度の数字ですけれども、95.8%でございました。

 

◆佐々木まさひこ 委員  3歳児健診を受診した全員が、このカメラ型オートレフラクトメーターを用いた検査を受けるという理解でよろしいですか。

 

 

◎保健予防課長 約4,100人が受診しましたけれども、全員が目の検査を受けてございます。

 

◆佐々木まさひこ 委員  95.8%とおっしゃいましたよね。未受診の方もいらっしゃいますけれども、そういった保護者への周知、またトレースというのはどんな体制になっておりますでしょうか。

 

◎保健予防課長  未受診の方につきましては、各保健センターの保健師などから電話で連絡をしたりとか、訪問などをしまして受診勧奨を行っているところでございます。

 

◆佐々木まさひこ 委員  ほぼ100%近くまでいくのかな。どうなのでしょうか。

 

◎保健予防課長  年度で区切って計算しましたので95.8%でしたけれども、実際にはこの後、受診勧奨に応じて受診される方がいらっしゃるので、これより数字がもう少し上がるのかもしれません。

 

○長沢興祐 委員長  ほかによろしいでしょうか。

 

◆山中ちえこ 委員  この請願の趣旨は、今の時代では、子どもたちがタブレットやそういう電子機器に関わる割合が高くなっているということもあって、今までの健康診査の割合より、もう少し丁寧にやってほしいということなのだと思うのですけれども、4歳以上は対応されていないと。小学校入学前の子どもに対し、全員に等しく検査が実施されるよということなのですが、これはできないのですか。

 

◎保健予防課長 検査の機器そのものは各保健センターにございますので、個別に連絡していただければ、検査を受けられるような体制は整ってございます。

 

◆山中ちえこ 委員  何て言うのかな、求める方はできますよということだと思うのですけれども、しっかりと位置づけられている方がいいのではないかなと思うのですけれども。やればいいのではないかなと思うのですけれども、それが、そういった体制をつくるのに、例えば国や東京都の申請が必要だとか、結構手続き上難しいとか、そういうことでやらないのですか。

 

◎衛生部長 就学前の子どもの健診といたしましては、小学校入学前の、就学前の学校保健安全法に基づく健診がございます。それは区内の小学校で行われております。
今回のオートレフラクトメーターの検査機器は、各センターに2台ずつ、足立区では10台用意しておりますけれども、精密機器をそこに据えておりますので、それらを、例えば就学時健診に約60の学校に配置してというのは、現実的には難しいと考えております。

 

○長沢興祐 委員長  よろしいでしょうか。
 他に質疑ございますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

 

○長沢興祐 委員長  質疑なしと認めます。
 各会派の意見をお願いします。

 

◆白石正輝 委員  この請願が出てから、執行機関側はいろいろと考えて改善してきたわけですよね。そういう意味では、執行機関側の改善の意欲を十分に私たちは感じるわけです。取りあえず、この請願については継続ということで。

 

◆佐々木まさひこ 委員  3歳児健診以降も、各保健センターで受診できる体制が整っ

ているということでございますので、継続でお願いします。

 

◆山中ちえこ 委員  その環境の変化や子どもたちの、更なる、よりよい健康を求めるというものであるわけなので、私は採択の姿勢を取りたいと思います。

 

◆おぐら修平 委員  継続でお願いします。

 

◆高橋まゆみ 委員  継続でお願いします。

 

○長沢興祐 委員長  本件を継続審査とすることに、賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

○長沢興祐 委員長  挙手多数でありますので、継続審査といたします。