子ども・子育て支援対策調査特別委員㊲ 成果報告:妊娠・出産施策の新規事業・全庁横断的な会議体令和5年7月から開始!【子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願】
○水野あゆみ 委員長 次に、請願・陳情の審査を議題といたします。
5受理番号16 子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願、5受理番号17 出生率改善・産みやすい環境を整備する施策を求める請願、以上2件を一括議題といたします。前回は継続審査であります。
また、報告事項①こども家庭センター設置の方向性について、②子育て支援におけるポピュレーションアプローチの方向性についてが本請願と関連しておりますので、併せて説明をお願いいたします。
◎あだち未来支援室長 政策経営部の報告資料をお開きください。2ページになります。
まず最初に、こども家庭センター設置の方向性について御報告させていただきます。
国は、こども家庭総合支援拠点、区で言うと、げんきのこども家庭支援課です。それと、『子育て世帯包括支援センター』これは保健センターになります。この2つを一体化して、連携して支援を行う施設を令和6年度設置を努力義務としております。
これについての足立区の方向性です。
まず、このこども家庭センターの形態につきましては、2にあるように、建物を一体化するもの、また、2の(2)ですけれども、建物は別で一体的な支援体制を構築するものとなっております。いずれにしても、こども家庭センター長は1人となっております。
次の2ページに、それぞれのパターンを表しております。1番から3番が建物を一体化したもの、1番は新しく施設を造る、2番は保健センターをこども家庭センターにするパターン、3番はげんきのこども家庭支援課をこども家庭センターとするパターンとなっております。4番が、いわゆる建物は別々でこども家庭センター長を1人とする、これはそれぞれの職員に兼務発令をして、形式的になりますけれども、こども家庭センターとした場合になります。
いずれにいたしましても、それぞれの課題がありまして、今の保健センターの母子保健の部分の乳幼児健診であるとか予防接種、そういうところを一つの建物にする、また、児童虐待の部分を分割して5か所に分けるというパターンは、なかなか足立区としてはすぐには対応できないということでありますので、5の今後の方向性につきまして、令和6年度4月の設置はなかなか困難というふうに結論とさせていただいております。
ただし、今後、国のガイドライン等も示されますので、その辺を見ながら今後のことを検討していきたいと考えております。また、来年度は、母子保健と児童福祉の連携の一つとして、支援の新しい係を子ども政策課のところにつくりますので、これまで以上に連携して進めまいりたいと考えております。
次に、4ページをお開きください。
子育て支援におけるポピュレーションアプローチの方向性についてです。
これまで、ポピュレーションアプローチ、いろいろこの議会でも議論がありましたが、今回、次の5ページに、ポピュレーション支援とハイリスク支援という表を整理させていただきました。
4ページの項番1にあるように、これまで庁内でも検討させていただいて視察を行いながら、また、子育て支援団体の意見聴取もさせていただきました。その上で、項番2のように分析をさせていただいております。
おむつの宅配について、経済的支援に変容する可能性が高いということで今はやる予定はございませんが、まずは、こんにちは赤ちゃん訪問で全訪問しておりますので、それをきっかけにした次のステップ、家事支援を中心とした、まずできることをやっていきたいと考えております。
この継続的に全ての家庭を訪問とか相談できる体制を今後つくっていきたいと考えておりまして、将来的には保健師から保育士へのつなぎを目的とした連携体制を構築していきたいと考えておりますが、3にあるように、「モノ」の提供ではなくて、顔と顔が見える「ヒト」を介した相談体制の充実を図ってまいりたいと考えております。
○水野あゆみ 委員長 それでは、質疑に入ります。
何か質疑ございませんか。
◆さの智恵子 委員 今、御説明がございましたポピュレーションアプローチについて質問させていただきたいと思います。
今、様々御説明もございましたし、現在は赤ちゃん訪問をしっかりと充実させていくということでございます。1歳までの間が大変重要ということで、この委員会でも各委員から様々な意見が出されているところでございます。
保護者によっては、保健師の訪問がいい方もいらっしゃれば、例えば、今、誰でも通園制度も検討されておりますが、保育士とか、また、家事支援であったり、産後ケアであったり、様々なメニューが足立区にもございますので、何らかの関わりを持つということが大変重要かと思っております。
そういう意味では、選択できる仕組み、例えば品川区のようにおむつを宅配するということも一つではございますが、様々全員を対象にやるということでは数にも限りがございますし、取りあえず保護者の方が選択をして、どこかとつながることが大変重要かと思っております。そのような選択できる仕組みについては、区はどのようにお考えでしょうか。
◎あだち未来支援室長 現在も様々な、例えば住区センターでできるような体制であるとか、保護者の方からアプローチをして相談体制を構築しておりますが、それが漏れのないように周知していくことが大切だと考えておりますので、引き続きその辺の母子保健の部分と児童福祉の連携の方を強化してまいりたいと考えております。
◆さの智恵子 委員 今、個々にやっているものの情報共有というものも大変重要かと思います。その保護者の方がそこに行って終わりではなくて、こういう話があった等々、今、DXも進めておりますので、そういう情報をしっかりと共有をして、そこをやるのがどの部門かにもよりますけれども、情報共有が大変重要かと思います。
今、そういう相談とか、いつという情報については、区としてはばらばらに管理しているということでよろしいでしょうか。
◎あだち未来支援室長 特に注意を要するお子さんのものにつきましては、これまでASMAPであるとか、保健センターからこども支援センターげんきの方に連携をしながら情報共有体制を構築してまいりましたが、全てのお子さんに対してそういう形ができればベストだと考えておりますので、何らかの形で情報共有体制は構築していかないといけないかと考えております。
◆さの智恵子 委員 今、国では、今後、1歳児健診と5歳児健診に力を入れるということでも聞いております。そういう意味では、その1歳児健診の情報もございますので、しっかり情報共有をしながら、各家庭のお子様、また、保護者の方に寄り添った支援をお願いしたいと思います。
◆長谷川たかこ 委員 以前から、議会で子ども版地域包括という部分も発言させていただいております。その中で、妊娠・出産という施策を新たに構築するところにおいての全庁横断的な会議体を進めていただきたいという形で提案をさせていただき、令和5年の7月からコンスタントにやっていただいているということでした。本当にありがとうございます。
この庁内検討会議というのは、どこの部署が入っているのでしょうか。
◎あだち未来支援室長 政策経営部の我々のあだち未来支援室と衛生部、子ども家庭部です。また、副区長もこの会議に打合せ等も参加させていただいておりますので、正に全庁一体となって検討させていただいたところでございます。
◆長谷川たかこ 委員 副区長はお二人ともですか。
◎あだち未来支援室長 長谷川副区長と教育長も入っております。失礼しました。
◆長谷川たかこ 委員 教育長もですね。ありがとうございます。
多角的なメニューというのが私も必要だと思っています。お母様・お父様を囲む様々なつながりという部分ではマッチングが重要だと思います。今、足立区が想定しているのは、対母親だけでなく、父親も含めての家族という単位でよろしいでしょうか。
◎あだち未来支援室長 子育て支援においては、母親だけでなくて、当然父親とか、おじいさん、おばあさんとか、相談できる方に対しては全て支援しないといけないと考えております。
◆長谷川たかこ 委員 私からは、保健師対応がベストだと思っておりますが、マッチングの部分で合う、合わないというのがあると思います。
ですから、いろいろな選択肢を是非設けていただきたいと思います。今、民間でも様々な相談機能を拡充していきたいという思いで試行錯誤している団体もありますが、そういうところからの意見聴取などもしながら、ある程度拡充できたところで、その民間事業者にも声を掛けて一緒に共同体でやっていただくことは可能でしょうか。
◎あだち未来支援室長 民間のNPO団体であるとか、支援団体とも連携しながら当然やっていきますし、区の事業に今現在も関わっていただいておりますので、引き続きそのような形で進めたいと考えております。
◆長谷川たかこ 委員 こども家庭センターについてです。
明石市と品川区の視察をされていますが、ほかの先進自治体とか御存じでいらっしゃると思うのですが、全国的に見て、こども家庭センターの設置というのはどういう形で先進自治体は進んでいるのでしょうか。
◎あだち未来支援室長 こども家庭センターは令和6年4月から努力義務とされていますので、近隣自治体はまだ設置されていない状態です。ただ、特別区の中で、既に母子保健と児童福祉の建物が一体化している自治体、例えば世田谷区などはありますので、そういうところはそのままこども家庭センターに移行していくのかなとは聞いております。
◆長谷川たかこ 委員 この問題を考えるときに、新たに施設を造ることも検討されるかと思われますが、綾瀬の旧こども家庭支援センターの跡地についても、まだ東渕江小学校の子どもたちの件もあってどうなるか分からないという部分になっていますが、そういう敷地が綾瀬にもあるわけですから、一つの検討材料にもなるのかなと思いますが、いかがでしょうか。
◎あだち未来支援室長 こども家庭センターについては、その自治体に対して一つでやっていくようなものですので、例えば綾瀬のあそこの部分を一つこども家庭センターにつくったとしても、例えばほかの地域は保健センターと子ども家庭総合支援拠点が別になりますので、どういう形になるのか分かりませんけれども、そういう形も含めて、綾瀬の跡地につきましては、御意見は承っておりますので、引き続き庁内で検討してまいりたいと考えております。
◆長谷川たかこ 委員 そのような土地もあるわけですから、是非そこも踏まえた形で多角的に検討していただき、よりよいものをつくっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
◆ぬかが和子 委員 私の方から、ポピュレーションアプローチのことについて質問させていただきます。先ほど御報告いただいた中で、こんにちは赤ちゃん訪問から、今後、産前産後家事支援を充実させていくということは本当に歓迎すべきことだと思っているのですけれども、だからといって、これ全然ポピュレーションアプローチにならないですよね。と思っています。
この間、委員会で議論してきたのは、正にアンケートでも、アンケートに書いたらチェックされる要注意の産婦だと思われると、行政と関わらないというような人たちのところにやはり危険性があると思っているので、そういうところに届く支援が必要でしょうという議論をしているわけです。だから、経済的な支援という形を取っている紙おむつだったらば、みんなが申し込むわけですよ。
要は、そこで申し込んで、おむつを届けてもらって玄関で相談をするかどうかではなくて、この間議論しているのは、そういう中で毎月お伺いすれば異変が分かるわけです、ある程度。家が荒れているとか、いろいろな要素が見えるわけです。それはこの間も報告されているわけです。そういった中で、紙おむつのそういった支援の必要性があるでしょうと。本当の意味でのポピュレーションアプローチと、そういう議論があったと思うのです。ですから、ここに書いてある一覧表で紙おむつを抜いてしまうと、そういう部分には手が届かなくなるのではないかと思うのですが、どうですか。
◎あだち未来支援室長 紙おむつの支援をきっかけにした家庭への入り込みにつきましては、私も全然否定しているわけではなくて、ある程度の効果、その効果の度合いですけれども、あると考えておりますが、例えば費用対効果です。
大多数の方は、おむつの宅配を目的に頂けることを歓迎していただいているのかと考えておりますので、それは明石市であるとか、品川区や江戸川区も始めますけれども、そこのおむつの宅配についても、どうしても最初に申請をして申し込まないといけないわけです。その申請をしない方もどうしてもいるので、本当にやるのであれば、プッシュ型の支援で一方的に行政が入り込まないといけないと考えております。
その方法については、今後検討させていただきたいと思いますが、このおむつについては、運送会社の方に危険を察知していただける可能性はありますけれども、どこまで期待できるのかというところも考えて、優先順位の中で判断をさせていただいたというところでございます。
◆ぬかが和子 委員 今、一つは、それも申込みが必要だと言っていたけれども、そのハードルが低いのが紙おむつの支給なわけですよ。だって、家事援助、家事支援を受けようと思うと、ちゃんとしている御家庭は喜んで受けるけれども、家の中というのはなかなか入ってもらうことにハードルがあるわけです。だから、広く届くものが必要でしょうと言っているわけです。ですから、この表ではそういうところには声が届かないということになるのではないかと思うのですが、どうですか。
◎あだち未来支援室長 おむつに関しては、確かにここの表には入れてはおりませんで、今やっていることを書いております。そういう考え方もありますが、我々は限られた予算の中でやらないといけないので、優先順位をどうしても付けないといけないと考えております。
その優先順位の判断の基準が、おむつをやるかやらないか、その自治体としての判断ということなので、我々としては、別の方法で足立区なりのポピュレーションアプローチを考えていきたいと考えております。
◆ぬかが和子 委員 足立区なりのポピュレーションは、ポピュレーションアプローチにならなくなっちゃうよと言っているわけです。だって、産前産後家事支援とか申し込んで、中に入ってもらうというのはハードルが高いわけでしょう。こんにちは赤ちゃん訪問は、確かに全体を訪問するからいいけれども、その先がないわけですよ。
先ほど費用対効果というふうにおっしゃられたけれども、紙おむつ等々でいくと、せいぜい1歳ちょっとなわけです。大体1年ぐらいですよ。その間が一番大事だというのは共通しているわけです。例えばほかの事例で、3,000円だとしますと、学校給食は9年分ですよ。紙おむつは1年です。しかも、学校給食は東京都が半分補助を出すことになったじゃないですか。そうしたら費用対効果というか、財源的にもその浮いた部分を子どものために広く使う、これは当たり前のことだし、財源的にもできることだと思います。
それはさすがにあだち未来支援室長ではあれだと思うので、副区長どうですか。
◎副区長 財源的なところはどうかということですけれども、財源と、そして効果をどう見るかということだと思います。私たちは決して、まだ、結論を出して否定しているわけではないですけれども、うちの中での議論としては、今、ぬかが委員から御指摘があった赤ちゃん訪問については、全世帯を正にポピュレーションに対してアウトリーチをするという事業なので、これの次のステップをどうつないでいくかというところがポイントだと。
特にぬかが委員からも御指摘がありますけれども、相談をしようとしている人はいいですけれども、声を上げられない、声を上げていないリスクのある家庭に対して区としてどうアプローチするか。そこがポイントだということで、例えば高齢者の見守り事業では、乳酸飲料を配って見守りに入るとか、そういう仕組みもあるかもしれないとか、様々、今、議論をしておりますので、一応問題意識は私たちは共有していると思いますので、少しお時間をいただいて、是非検討させていただきたいと思います。
◆ぬかが和子 委員 正に、今、副区長言ってくれたように、高齢者の乳酸飲料のあれと同じ役割、見守り支援ということだと思います。
とにかく多くの方々が申し込める事業、本当に足立区よくやってくれるという事業をやらないと、せっかく区が全体の産婦を対象にして頑張りましょうと言っても、それが届かないわけです。
そういう点でも、足立区が本当に広くやってくれた、23区でも何番目かにやってくれたというふうに是非決断していただきたいということを求めまして、答弁はいいですから、質問を終わります。
◆佐藤あい 委員 今、様々な御意見出ておりましたので、私からは1点だけ、ポピュレーションアプローチの今後の方向性について、保健師や助産師による家庭訪問の部分です。これまでも赤ちゃん訪問に行っているという中で、お母様からお声で、これは一部の保健師がというところかもしれませんけれども、訪問に伺って御相談をしたときに、そんなこともできないのみたいな印象を受けてしまうような発言があって傷ついたと、もうこの人には相談したくないというようなお話があって、私、3人いる中で、1人目、2人目は助産師が来てくださった。そのときにいろいろと授乳の助言とかをしていただいたのですが、保健師そういった部分がうまく御説明ができない方もいらっしゃるようで、そういった部分を区としては把握をされておりますでしょうか。
◎衛生部長 もしかしたら未熟な指導の保健師がいたかもしれません。そこは大変申し訳ございません。
一応、保健師の方も、普通の家庭には原則助産師が入っております。もともと産前からその方とお付き合いがある方には保健師が入っております。
また、保健師も採用して大体3年ぐらいまでは一通りの業務に慣れるのに時間が掛かっておりまして、そういうときは先輩の保健師とペアとか、慣れた助産師とペアなどで訪問もしているのですが、まずは、今いだいた声を保健師集団にも伝えまして、より一層準備して、そういったことがないように努力するように伝えてまいります。
◆佐藤あい 委員 是非お願いいたします。一番のスタートで相談もしたくないとなってしまうと、人が替わろうが、区から派遣されている方には相談しないというふうになってしまうので、保健師と助産師の合同での勉強会みたいな形も取っていただいているのでしょうか。
◎衛生部長 年に2回は合同の連絡会をやり、その中でそのときのテーマに合わせて研修も行っておりますが、まずはOJTを通じてしっかり指導してまいります。
◆佐々木まさひこ 委員 私の方から、まず、ポピュレーションアプローチについてですけれども、こんにちは赤ちゃん訪問、あとはASMAPで妊娠届を提出した際にアンケート等を行って、ある程度リスクのあるハイリスクの御家庭、親子に関してはアプローチというか、それを継続して行っていくという方向性にはなっていますね。
こんにちは赤ちゃん訪問である程度リスクの継続等を確認して、その後のアプローチというのはどういう体制になっていましたですかね。その後、リスクのある家庭についてのアプローチというのはどういう感じですか。
◎保健予防課長 保健予防課にいます保健師が継続して支援をしているのと、必要であればこども家庭支援センターと連携して対応しておるところでございます。
◆佐々木まさひこ 委員 そのリスクのある御家庭というのは、どの程度の件数になっていますか。追い掛けていますか。
◎こども家庭支援課長 毎月、保健予防課の妊産婦支援係の保健師とうちでミーティングをやっている中で、大体、年間200件ぐらいの対応という認識をしています。
◆佐々木まさひこ 委員 そこからこぼれる御家庭がないかがポピュレーションアプローチの一つの大事な要素だと思っています。妊娠届、それから、赤ちゃん訪問、その時点では気が張って問題なかったけれども、よく言われる産後鬱とか、お母さん方が疲弊していってしまう、そういった変化をどう捉えていくかということが今後重要になってくると思います。
明石市の例を見ると、生協の職員、ホームページなどを見ると、女性の方が配っていますよね。男の人が配って相談するというのはそうではないだろうし、やり方だろうとは思うのですね、そういった部分では。うちの家内などは、ヤクルトの人が来ると、どういうわけか知らんけどずっとしゃべっていますよ、いろいろと。女性というのは本当にいろいろなお話をしているのだなと思いながら、女性によっては、はい、はいと受け取ってさっさと行かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、いろいろな工夫があると思いますので、全く否定はせずに、いろいろなことを検討していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それから、こども家庭センターの方ですが、できる限り妊婦や子どもや保護者の意見、希望を確認又は酌み取りつつ、関係機関のコーディネートを行い、地域のリソースや必要なサービスを有機的につないでいくソーシャルワークの中心的な役割を担うということで、努力義務にはなっておりますけれど、今後の足立区の子どもたちを育んでいくための中心的な存在として、やはり重要な存在になっていくのだろうなと思っています。
足立区としては、当面、建物を一緒にするとかしないということは別にしても、既存の組織の大枠を維持しつつ、一部の組織を改編するなど、可能な限り母子保健と児童福祉の連携を強化する方向性で取り組んでいくという、この2ページで打ち出されている方向性ですけれども、課題としてはどんなものが挙げられるのか、お伺いしたいと思います。
◎あだち未来支援室長 一番の課題は、建物別々だとしても、こども家庭センター長が一人ということなので、特に児童虐待などの迅速な対応を行うときに、それが遅れてしまうことがあってはならないですけれども、こども家庭センター長一人で両方見ないといけないので、そこら辺がどうなのかなというところで懸念をしておるところでございます。
◆佐々木まさひこ 委員 連携が遅れるということですか、そういう部分では。
ただ、高橋こども家庭支援課長のところが今度本庁舎に来て、ある面連携が取りやすくはなってくると思いますが、そこら辺は、こども家庭支援課長どうですか、大丈夫ですか。
◎こども家庭支援課長 申し訳ございません。資料の中の一部が子ども政策課の方にというのは、私どもの方でやっている一般事業、預かり・送迎支援事業の部分でございまして、相談部門は今までどおりこども支援センターげんきで、引き続き妊産婦支援の方と連携してやっていきたいと考えております。
◆佐々木まさひこ 委員 では、将来的にこども家庭センターは設置の方向性でいくのかどうか、そこら辺のところはどうですか。
◎あだち未来支援室長 これは自治体の規模によっていろいろな意見が出ています。特に保健所の予防接種とか健診事業を一緒にするというのはなかなか難しいので、そこを国の方で切り離していいよという話になれば、子ども支援の事業とかそういう相談部門と児童虐待部門を一つにした部分でこども家庭センターとしていいよとなれば、当然これは進みやすいですけれども、今の段階で健診とか予防接種を児童虐待の部分と一つの建物にというのは、なかなか自治体の規模によって難しいのかなと考えておりますが、今後の動向を見て、あと、ほかの自治体でどういう運用ができているのかというのも見ていきたいと考えております。
◆佐々木まさひこ 委員 様々課題があると思いますけれども、こども家庭センターについては積極的に取り組んでいっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○水野あゆみ 委員長 そのほかございませんか。
◆野沢てつや 委員 子育て支援におけるポピュレーションアプローチについてお伺いしたいのですが、厚生委員会で説明があった重層的支援体制、この中の一環としてアウトリーチ型の課ができる、何でも相談課なのか、そんな感じだったと思うのですが、これについて御説明いただくことはできますでしょうか。
○水野あゆみ 委員長 野沢委員、それは福祉の件ですので。
◆野沢てつや 委員 失礼いたしました。重層的支援ということで、アウトリーチ型の何でも相談課みたいなのができて、区役所の職員の方がアウトリーチ、まちに出掛けていろいろな意見を聴いてくださるという声があります。
それとの関連性を今お伺いしようかと思ったのですが、内容が違いましたので、要望としてよく連携していただきたいということで、以上です。
○水野あゆみ 委員長 要望で。分かりました。
そのほかございませんか。
◆長谷川たかこ 委員 ポピュレーションアプローチでおむつ宅配と言われていますけれども、おむつだけでなくて、例えばこれがおもちゃとか、そういうものでもいいのではないのかな。そのおもちゃを持っていって、おうちに入り、そのお子さんの月齢ごとの成長の度合いを聞いたり、遊び方を御説明したり、その中で相談機能を併せてできるのではないかなと。
先ほど佐々木委員から、奥様がよくしゃべるとおっしゃっていましたけれども、女性は共感を求めるのですね。女性に対するアプローチの仕方と男性に対するアプローチの仕方は全く違うはずです、脳の仕組みも違うので。
だから、女性というのは、ある程度の時間を持ってゆとりのある中でおしゃべりをしながら、共感を求めて相談とかそういうところにつながっていくと思うので、そういう女性と男性のアプローチの仕方をしっかり研究していただいて、何を持っていったら喜ぶのか。おむつだけでなくても、おもちゃでも皆さんすごく喜ぶと思うので、そのアイテムを工夫して考えられたら、またいいものが生まれるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
◎あだち未来支援室長 当然、おもちゃでもおむつでも、そのほかミルクでもいいですけれども、例えば絵本などはいいかもしれないですね。絵本を持っていって絵本の読み聞かせ方法、0歳児の読み聞かせというのはなかなか分からないという保護者の方もいるので、そういう形ができればいいと思いますので、そういうのを含めて検討してまいりたいと考えています。
○水野あゆみ 委員長 それでは、質疑なしと認めます。
各会派の意見を求めます。
◆かねだ正 委員 子どもを産み育てやすい環境という意味では、こども家庭センターもポピュレーションアプローチも両方大事なことだと思うのですが、その拠点となるこども家庭センターについても、メリット、デメリットがあってまだ方向性が決まっていないと。
ポピュレーションアプローチについても、その手段、方法、どういう形でやるのかということについても、今の議論を聞いていると、まだまだいろいろな議論をしながら方向性を決めていくことが必要かなと思いますので、今回は継続とさせていただきます。
◆佐々木まさひこ 委員 様々な議論が必要と思いますので、継続を主張いたします。
◆ぬかが和子 委員 ポピュレーションアプローチでは、ほかの委員からも話があったように、何も家事支援とか絵本だけとか縛らないで、家事支援も含めて、紙おむつがいい人、おもちゃがいい人、ミルクがいい人、家事を手伝ってほしい人、そういう選べることにして、とにかく幅広く多くの人が利用できるようにするということが非常に大事だなと思いますので、紙おむつだけを否定するようなやり方ではなくて、是非前向きに、否定はしていないとおっしゃっていましたけれども、やっていただきたいと。両方とも採択でお願いします。
◆野沢てつや 委員 このポピュレーションアプローチについてはいろいろな議論がありまして、私はやはり横断的な支援をお願いしたいと思っております。ですので、まだまだ議論の余地があると思いますので、両方とも継続でお願いいたします。
◆長谷川たかこ 委員 ポピュレーションアプローチについては、女性に対する、男性に対するアプローチの仕方を考えていただきながら、たくさんのメニューを是非考えていただきたいと思います。2つとも採択でお願いします。
◆佐藤あい 委員 どちらもとても重要な内容ですし、しっかりと子どもたちのため、そして保護者の方々のためにも、議論をより深めていく必要があると思いますので、どちらも継続でお願いします。
○水野あゆみ 委員長 これより採決いたします。
本案は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
[賛成者挙手]
○水野あゆみ 委員長 挙手多数であります。よって、本件は継続審査と決定いたしました。




