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子ども・子育て支援対策調査特別委員㊴ 成果報告:子育て応援係が新設!【子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願】

○水野あゆみ 委員長  次に、請願・陳情の審査を議題といたします。


(1)5受理番号16 子どもを産み育てやすい新たな制度を求める請願、(2)5受理番号17 出生率改善・産みやすい環境を整備する施策を求める請願、以上2件を一括議題といたします。前回は継続審査であります。
執行機関、何か変化はありますか。

 

◎子ども政策課長  令和6年度より、子ども政策課の中に新たに子育て応援係を新設いたしました。そこの中で、様々御意見いただいているポピュレーションアプローチについて、具体的な中身を詰めさせていただきたいというふうに考えております。遅くても、令和7年度中には実施できればなという形で今考えております。進捗等につきましては、適宜、委員会で報告をさせていただければというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

 

○水野あゆみ 委員長  それでは、質疑に入ります。何か質疑はありますか。

 

◆ぬかが和子 委員  今まで私、ポピュレーションアプローチ、5受理番号17の方でずっと質疑してきたと思うんですけれども、5受理番号16の方で、請願項目4に関連して質問させていただきます。
 

請願項目4のところで、ヤングケアラーや不登校、引きこもりなど、顕在化しにくい子ども・子育て世帯への孤立、孤独対策が急務ですということが書かれているんですけれども、私、文書質問でもさせていただいたんですけれども、内閣府の子ども・若者の居場所調査というものによりますと、家庭があって、学校、職場、これはセカンドプレイスで、それ以外にサードプレイス、第三の居場所がある場合のウェルビーイング、幸福度が5割を超しているのに対して、自宅と学校、職場、それから幼稚園、保育園というのもあると思うんですけれども、この場合だとウェルビーイングが34%というふうに、やはりサードプレイス、第三の居場所というのが非常に重要だというふうに、この内閣府の調査では言われていて、先日、公益財団法人の後藤・安田記念東京都市研究所という、この公開講座でもそういう話をされていたんですけれども、その辺について区はどう認識していますか。

 

◎衛生部長  足立区では、子どもの健康・生活実態調査を行っております。その中で、子ども食堂ですとか学童保育ですとか、あるいは祖父母宅など、第三の居場所がある子がどのくらいいるかですとか、その利用頻度などと、あとはレジリエンスの関係なども報告書に入れております。
 

足立区においても、やはり第三の居場所があるお子さんの方が心の健康度や成長、発達はいいという、全体像で言いますとそういったデータが出ておりますので、そういった情報を庁内で共有しながら、これからも進めていきたいと考えております。

 

◆ぬかが和子 委員  ヤングケアラーや顕在化しにくい子どもへの支援策ということでいうと、今答弁あったのは、主に小学校が対象のものが多いかなと思っているんです。やはり中学生以降の若者に対しての居場所、サードプレイス、これも考えていかなければいけないのではないかと思っているんです。その辺はどうでしょうか。

 

◎副区長  私たちも、若者の第三の居場所を非常に重要だと思っておりますし、今、梅田八丁目の複合施設につきましては、外部から専門の方を呼んでいろいろ議論しているところですけれども、基本的に図書館も本を借りる方というのは、大体2割ぐらいしかいないんですけれども、足立区の図書館はやはりどちらかというと本を借りる人向けの図書館になっていて、今の図書館はやはり滞在型、居場所としての機能が新しい図書館として求められているということで、梅田八丁目の複合施設については、そういう形の図書館をつくりたいということで、実は今日も午後、居場所として有名な武蔵野プレイスを関係者で視察に行くということで、非常に私たちもサードプレイスについては重要視しております。

 

◆ぬかが和子 委員  是非頑張ってほしいと思っているのと、この間、前にも別の委員会でこの議論がある中で、地域学習センターが複合施設であるという利点を生かして、学びの、つまり実習ができたりとか、そういう場所というのは足立区の子ども、やはり自分の家では少ないというか、学ぶ環境が非常によいとは言えないという中で、この間、改善してくださっているなと思っているんです。
 

例えば、梅田地域学習センターは入ってすぐのところに机が並んでいて、そこで勉強ができるようになっていて、それから、生涯学習センターは僅かですけれども大きなテーブルが2つほど置いてあって、いつも大体そこに中高生がいるんです。だから、そことも連携しながら更に充実を、いろいろな場所でサードプレイスとなり得るような角度から、学ぶこともできるし、友達といろいろ過ごすこともできるというところを充実してほしいのですが、どうでしょうか。

 

◎あだち未来支援室長 今後、そういう高校生以上の若者の御意見を伺う場を私たちとしても設けていきたいと思っています。必要な支援はどんなことですかということをお尋ねするのが中心かもしれませんけれども、ぬかが委員のお話にあったような、サードプレイスの在り方みたいなところも御意見いただければというふうに思います。

 

◆ぬかが和子 委員  実は、私と西の原委員、都議団と一緒に韓国のソウルに正に若者の政策の勉強に行ってきたんです。そのときに、やっぱり日本の研究者が言っているのと同じことを言っていて、若者にはどのような場所が必要かというのは、やっぱりサードプレイスが必要だということをそのときに説明され、そして、ソウルでは本当にすばらしい、自らの存在が受け入れられて、やりたいこと、それを職業にまで、小学校から通えて、職業にまで、例えば絵が好きだったら絵のプログラムがあったり、踊りだったりいろいろなプログラムがあって、そういう中で、何も学校やいろいろなところからはじかれた子どもだけではなくて、そうではない子も、土日に通ったりということで、本当に居場所、生きがいの場所になって、人が育っているというのを学んできたんです。もちろん、こちらは人口規模も違いますから、足立区とはまた違うのは分かるんだけれども、是非、やっぱり若者や中高生、小学生含めて、そういう何かやりたいことを伸ばしてもらえるような居場所づくりという観点を柱に置きながら取り組んでほしいと思っているんですが、どうでしょうか。

 

◎あだち未来支援室長 ぬかが委員にも御参画いただいている基本計画の審議会の中でも、やってみたいことというところの後押しということも御意見をいただいております。そういったことと関連してくるのかなというふうにも思いますし、私たちとしても、その方々一人一人、一人一人というとあまり細分化し過ぎるのは難しいかもしれないんですけれども、そういった居場所の中で、自らの御希望がかなえられるということのきっかけになっていけるような居場所というのも今後考えていきたいと思いますし、そういった御意見もいただいていきたいと思います。

 

◆長谷川たかこ 委員  今、ぬかが委員からは、上の学年の話がありましたが、私は、幼少期に焦点を当てた取組をお願いしたいと思っております。

 

やはり、子育てというのは親の負荷がすごく大きいので、子どもが幼少期までにどういうふうに行政が支援をしてあげるかで、子どもに対する接し方が変わってくると思うんです。以前から請願でも訴えさせていただいているように、フィンランドのネウボラは、親子の支援だけれども、一番、親への支援を特化しています。親の精神的な不安感とかストレス、その負荷をどれだけ軽減させるかで、子どもに対する親の接し方が変わってくるのです。そして、それは子どもの幸福感にもつながっていきますので、是非、幼少期の部分を重点的に取り扱い、寄り添いと伴走型でやっていただきたいと思います。

このような想いで私は今まで政策提言をさせていただきました。

今回、子育て応援係が新設され、ポピュレーションアプローチ、特化していただけるということでとても期待はしています。具体的には令和7年度に向けた形で多分いろいろと構想を練っていらっしゃると思われますが、やっぱり保護者に対する、心のよりどころとなる、ファシリテーター的な存在がいる第三の居場所を是非つくっていただきたいと思います。こういう問い掛けをすると、地域の住区センターでもう既にやっていますよと、確かに私も通ったりして地域の方々がボランティアで、子育てを終えた団塊の世代の方たちが温かく支援をしてくださっていますが、あれはあれでいいんですけれども、あれは途切れてしまうんです。

 

途切れるのではなく、月に何回というふうに期間限定ではなく、毎週のように定期的に何回でも親が足を運んで、子どもたちを特定の方にお見せして喜んでもらえる、心と心の交流ができるような場を是非設けていただきたいと思っております

 

保護者を孤立させない、自己肯定感を持たせるようなポジティブな言葉掛けをいつも浴びさせていただくと、お母さん、お父さんたちも必然的に勇気が湧いて、子育てを頑張ろうという気持ちになってくれます。そういう第三の居場所を是非つくっていただきたいと思いますが、足立区の構想を教えていただけますでしょうか。

 

◎子ども政策課長  今、ポピュレーションアプローチを検討するに当たって、足立区広うございますので、長谷川委員おっしゃるとおり、地域の子育ての拠点となる場所の構築についても、併せて検討していきたいというふうに考えております。そう考えたときに、我々としては区立の保育園をうまく活用できないかなということで、今考えているところです。区立の保育園、そもそも保育士がなかなか不足しがちな中で、保育自体をおろそかにすることはできないので、人の配置等課題はあるんですけれども、何とかその辺をクリアしながら、保育園を地域の子育て拠点にできないか検討していきたいというふうに考えております。

 

◆長谷川たかこ 委員  基本的なことなんですが、区立保育園というと、場所と何か所あるのか教えていただけますでしょうか。

 

◎子ども政策課長  認定こども園含めてですけれども、今30園ございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  そうすると、満遍なくあるという解釈でよろしいですか。

 

◎子ども政策課長  長谷川委員おっしゃるとおりでございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  それは、時間帯を決めて、日中とか、例えばお仕事をされている親御さんもいると思うので、土曜日とかも通えるような構想でいらっしゃるのでしょうか。

 

◎子ども政策課長 そこら辺の具体については、ちょっとお時間いただきたいんですけれども、今、既存事業として「あだちマイ保育園」というのをやっておりまして、お近くの保育園に登録をしていただけると、園庭開放であるとか、身長、体重測ったりであるとか、その際に本を借りたりであるとか、子育ての相談をできるという事業自体はやっておりますので、それをうまく拡充しながらやっていければなというふうなところで考えています。

 

◆長谷川たかこ 委員  具体的にその施策が決まり、議員の方に公表していただけるのは大体いつぐらいでしょうか。

 

◎子ども家庭部長  この取組は、あまり全国的にも行われていない取組なんです。保育園を地域の拠点にというのは国もよく言っていますけれども、それを利用して、例えばアウトリーチをするとか、いつでも相談できるような保育園をつくるとかという具体例はなかなか国も示していないので、これから足立区がその取組についてを新たに構築をして、体制づくりも含めて考えていくので、ちょっとお時間をいただき、令和7年度の最初なのか途中なのかちょっと分からないですけれども、ある程度、来年度も目途にやっていきたいと思いますので、今年度どこかのタイミングでお伝えしていければと思っていますが、ちょっと今の段階ではなかなかこれというのはお答えできないところがございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  そうすると、全国で1番と言えるような取組になるのではないかなと物すごく期待をするところです。

 

是非シティプロモーション課も絡めた形で大々的に公表していただき、これこそ正に足立区が全国で1番と言えるような形で公表していただきたいとも思います。

その意気込みいかがでしょう。

 

◎子ども家庭部長  その意気込みはありますので、是非、対外的な情報をプロモーションも含めて、そもそもいい制度ができないとなかなかPRもできないものですから、まず制度を構築した後で、プロモーションの仕方については庁内検討してまいります。

 

◆長谷川たかこ 委員  期待しております。今まで私が5期16年やってきた中で、すごくすばらしい取組をしていても、なかなかシティプロモーションの発信があまりうまくされていなくて、足立区内でとどまってしまっている事例が何件もございます。

子ども家庭部長からいただいたお話というのは、全国で1番となって模範となり得る、全国のロールモデルになり得る施策になるものだと私思っております。

出来上がった暁には、全国にたくさんアピールをしていただいて、足立区が全国で1番の子育てしやすい区ということをアピールしていただきたいと思います。

強く要望しますので、よろしくお願いいたします。

 

○水野あゆみ 委員長  そのほかございますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

○水野あゆみ 委員長  なしと認めます。
 各会派の意見を求めます。

 

◆かねだ正 委員  今回で最後ということですけれども、このメンバーでは。請願の趣旨については、これはみんな賛同するものかなというふうにはちょっと思うんですけれども、先ほどの意見を聞いていても、区としてもいろいろな取組を進めていることも十分把握をしています。そういった中でも、項目の方をいろいろ見ると、まだ課題が多い部分もちょっとありますので、まだまだ議論が必要かなと思いますので、継続という形にさせていただきます。

 

◆佐々木まさひこ 委員  児童手当や育児休業給付金の拡充といった内容を盛り込んだ、子ども・子育て支援法の改正案が令和6年4月19日の衆議院本会議を可決して参議院に送られておりますので、これもいずれ可決してくるんだろうというふうには思いますが、改正案の内容を見ますと、児童手当の支給対象を高校生世代まで拡充し、所得制限も撤廃し、第3子以降は3万円に拡大するということです。
 

妊娠、出産時に計10万円相当の給付ということで、国としては50万円まで、これは足立区が更に10万円までの拡充を今回手当てしておりますし、妊娠から出産、子育てまで切れ目なく支える伴走型相談支援体制ということで、足立区としても令和7年からポピュレーションアプローチの取組を進めて、既にASMAPで様々な取組も進めていますけれども、それを更に充実していくということになります。
 

更に、親の就労要件を問わず保育所を利用できる「こども誰でも通園制度」、これは2026年から国としては本格実施したいということでありました。今、議論もありましたけれども、「マイ保育園」という制度でスタートさせて、足立区としてはしっかりとこれにも取り組んでいくということでございます。
 

国の制度を取り込みながら、足立区として様々な制度を更に充実していく。そういったことが非常に重要になってくるというふうに思いますので、国の政策動向も見極める必要があることから、継続を主張させていただきます。

 

◆ぬかが和子 委員  先ほど質疑しましたように、請願の中にもあるヤングケアラーとかひきこもり、そういったところまで本当にしっかり視野に入れた上でのサードプレイスというのを意識して、是非取り組んでいただきたいというふうに思っています。
 

先ほど、30園の区立保育園を活用してのということでの拠点、サードプレイスだというような質疑になっておりましたけれども、私は、あまりばら色に描かないでほしいと思っているんです。なぜならば、30園というけれども、そのうちの14園は、区は廃止する計画を持っているわけです。ですから、だって16園にするわけですから、そういう計画を持っているわけです。30園30か所つくりましたと言っていたら、どんどん減っていって、気が付いたら16になると、こういうことにもなるわけです。
 

それから、区立保育園そのものが、今も地域でのいろいろな役割を担っている中で、本当にそういう役割が、今ただでさえ保育士の方々、過重労働で大変な中で本気でできるのかと、それだけの採用を責任持ってできるのかと、駄目とは言わないです。だけど、そういうこともしっかり考えてやっていっていただきたいということも申し上げておきたいと思います。請願に対しては、前回同様、採択を求めます。

 

◆野沢てつや 委員  議論がいろいろなされていまして、区や国の施策がどんどん流動的に動いている中で、やはりもう少し、いろいろ検討する必要があると思います。
 

また、今ぬかが委員がおっしゃったように、区立保育園を拠点にポピュレーションアプローチというのは本当にいい取組だなと思いつつも、やはり保育園の統廃合、また保育士の方の負担過多になってしまうので、こういったものに関してもやっぱり外部の方とか、委託とかそういったものをいろいろ考えつつ、総合的に対策していただきたいと本当に考えております。ですので、まだまだ議論の余地があると思いますので、継続でお願いいたします。

 

◆長谷川たかこ 委員  今、ぬかが委員から厳しい御指摘がありました。

確かに16園になってしまうとか、保育士さんの負担過多という部分については、まだまだ議論を庁内でも重ねていただきながら、どうしたらいいのか、それを委託にしていくのかとかそういうことも含めて考えていただきたいと思います。

私自身は、一貫して全国で子育てしやすい、1番の足立区をつくっていきたいという思いで施策の方は政策提案などもさせていただいております。この請願については採択でお願いします。

 

◆佐藤あい 委員  子どもを産み育てやすい制度というのは、私自身も強く共感できるところで、要望をしていきたいところですし、出生届が出されたところで、複数の方がもっと関われたら、もっと早く気付けたのではないかという事例も、お声もあります。やはり妊娠期もそうですし、孤立というところでは、私自身も実感をしているところですので、1つの制度だけではなく、様々な方が関われるような手厚い支援実現というのを強く要望をしたいと思います。子育て応援係も新設をされて、令和7年に向けて、足立区でも足立区独自の手厚い支援が実現することを願っております。
子育て応援係が新設されたばかりですし、新たな取組というのを検討していく段階でありますので、こちら継続でお願いいたします。

 

○水野あゆみ 委員長  これより採決いたします。
 本件は継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

○水野あゆみ 委員長  挙手多数であります。よって、本件は継続審査と決定をいたしました。