予算特別委員会の内容⑤【「パブリックアート」について】
今日は、引き続き予算特別委員会で行った質問をご紹介します。
「パブリックアート」についてです。
足立区の街の中には素敵な芸術作品が点在しています。
いつもは素通りしているところにも、注意して見ると身近な場所に、彫刻作品があります。
綾瀬駅前のファイブベインズもその一つです。
調べてみると、足立区内には100以上の彫刻作品があるようです。
その半数以上は約30年ほど前に始まった「野外彫刻コンクール」で入賞した作品とのこと。
あだち彫刻会の話しによると、足立区は芸術文化に触れる豊かな街づくりを目指して「彫刻のある街」を企画し、1989年「扇彫刻のある公園」から始まったそうです。このコンクールは2004年で終わったそうですが、今も彫刻作品は公園や施設に設置され、街のシンボルとして残っているそうです。
彫刻家が地域を想って作り、そこに住む人たちがそれを選び、未来へと送られた貴重な区の財産です。
この事を多くの人たちに知ってもらい、気軽に芸術に親しめる「パブリックアートの街歩き」を進めていき、「誰もが歩いて楽しい足立区」をこれからも全力で構築して行きたいと思います!
*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****
☆パブリックアートについて
<長谷川たかこ>
綾瀬駅前の交番横に東綾瀬公園内・通称ハト公園に「ファイブベインズ」と掲示されている公衆トイレがあります。 ここを良くご利用する方から、「ファイブベインズ」とは何の意味ですか?と聞かれましたが、私もよくわかりませんでした。綾瀬に住んで21年経ちますが、今まで特に気に留めていなかったこともあり、公衆トイレにそのようなネーミングがついていたことに気が付きませんでした。都市建設部のユニバーサル課にお聞きしてみたところ、調べて下さり、公園課よりご連絡を頂きました。
【問】
東綾瀬公園内にあるファイブベインズの意味とその成り立ちについて、公園課よりご説明頂けますでしょうか。
<公園管理課長>
今から27年前になりますけれども、1990年、綾瀬の武道館の建設に東京藝術大学の名誉教授であります六角鬼丈氏が監修したという事で、それに合わせてこのハト公園にある公衆便所のデザインをしたということです。 ファイブベインズの由来でございますが、べインズというのは風見鶏の風見と言う意味がありまして、三角形の矢をデザインしたものが屋根の上に5基あります。それによってファイブベインズということで、当時、地域の皆さん方にお示ししてこの名前が付いたと伺っております。
<長谷川たかこ>
【問】
東京武道館に足を運んでみると、ハト公園の公衆トイレと同じデザインの風見鶏がお揃いで設置されています。東京武道館が建設された1990年以降に移り住んだ人たちは、このような由来があることすら知りません。せっかく著名な六角鬼丈さんが設計されているのですから、この由来を地元の人たちに広く知ってもらうためにもファイブベインズ公衆トイレのわきに看板を設置し、由来や六角鬼丈さんの紹介をして頂きたいと思いますが、如何でしょうか。
<公園管理課長>
由来につきましては、簡単ではございますが、A4サイズで先ほど、私がお話したような内容のものを、今、現在、公園の便所の外壁、それから男女の中の洗面台の脇などにお示ししております。 それから、今、お話がありました鬼丈氏の紹介につきましては、まだしておりませんので、先方の方にも確認をしたうえで、設置できる方向で検討をしていきたいと思います。
<長谷川たかこ>
【問】
それで設置して頂けるという事で、娘たちといつ張られるのかとても楽しみにしておりました。 ちょっと目立つところではなかったので、いつもベビーカーを押しながらまだついていない、まだついていないと思っていたのですが、もう掲示されていたという事で、是非とも、表側の目立つところに掲示をして頂きたいと思いますが、阿如何でしょうか。
<公園管理課長>
是非、よろしくお願いいたします。
1980年代には、彫刻を街中に設置し都市を芸術空間として擁立するコンセプトが確立して行きました。自治体の公共施設や公共の空間に次々と彫刻作品が設置され、「パブリックアート」という言葉が1990 年代に入ってから注目を集めました。
各自治体がこぞって屋外空間に彫刻作品をはじめとする芸術作品を設置していった時期でもあり、ちょうどその頃に東京武道館も建設されており、ファイブベインズ公衆トイレも一緒に建設されています。
足立区には「パブリックアート」が公園や竹ノ塚彫刻ロードや歩道、プチテラスなどの60か所以上に設置されています。区民の皆様が、このような芸術に触れることができるパブリックアートの街並みを楽しんでいただきたいと思っております。
過日お聞きしたところ、昨年の5月に民間でパブリックアート・マップと言うものをつくられていますが、区としてどのように活用して行くのか、なにか方向性がございますでしょうか。
<企画調整課長>
彫刻物につきましては、今、所管がかなり色々な場所に移っていまして、私の方からお答をさせて頂きます。民間の足立商工会と言うところでマップを作ったという事をお聞きしております。
この活用を含めて、彫刻等の広報については、関係所管と今後検討して力を入れていきたいなと思っているところでございます。
<長谷川たかこ>
【問】
是非ともこの彫刻等を活用しながら、誰もが歩いて楽しい足立区の一つとして、パブリックアートを生かした街づくりも進めて頂きたいと思います。
宜しくお願い致します。
「パブリックアート」についてです。
足立区の街の中には素敵な芸術作品が点在しています。
いつもは素通りしているところにも、注意して見ると身近な場所に、彫刻作品があります。
綾瀬駅前のファイブベインズもその一つです。
調べてみると、足立区内には100以上の彫刻作品があるようです。
その半数以上は約30年ほど前に始まった「野外彫刻コンクール」で入賞した作品とのこと。
あだち彫刻会の話しによると、足立区は芸術文化に触れる豊かな街づくりを目指して「彫刻のある街」を企画し、1989年「扇彫刻のある公園」から始まったそうです。このコンクールは2004年で終わったそうですが、今も彫刻作品は公園や施設に設置され、街のシンボルとして残っているそうです。
彫刻家が地域を想って作り、そこに住む人たちがそれを選び、未来へと送られた貴重な区の財産です。
この事を多くの人たちに知ってもらい、気軽に芸術に親しめる「パブリックアートの街歩き」を進めていき、「誰もが歩いて楽しい足立区」をこれからも全力で構築して行きたいと思います!
*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****
☆パブリックアートについて
<長谷川たかこ>
綾瀬駅前の交番横に東綾瀬公園内・通称ハト公園に「ファイブベインズ」と掲示されている公衆トイレがあります。 ここを良くご利用する方から、「ファイブベインズ」とは何の意味ですか?と聞かれましたが、私もよくわかりませんでした。綾瀬に住んで21年経ちますが、今まで特に気に留めていなかったこともあり、公衆トイレにそのようなネーミングがついていたことに気が付きませんでした。都市建設部のユニバーサル課にお聞きしてみたところ、調べて下さり、公園課よりご連絡を頂きました。
【問】
東綾瀬公園内にあるファイブベインズの意味とその成り立ちについて、公園課よりご説明頂けますでしょうか。
<公園管理課長>
今から27年前になりますけれども、1990年、綾瀬の武道館の建設に東京藝術大学の名誉教授であります六角鬼丈氏が監修したという事で、それに合わせてこのハト公園にある公衆便所のデザインをしたということです。 ファイブベインズの由来でございますが、べインズというのは風見鶏の風見と言う意味がありまして、三角形の矢をデザインしたものが屋根の上に5基あります。それによってファイブベインズということで、当時、地域の皆さん方にお示ししてこの名前が付いたと伺っております。
<長谷川たかこ>
【問】
東京武道館に足を運んでみると、ハト公園の公衆トイレと同じデザインの風見鶏がお揃いで設置されています。東京武道館が建設された1990年以降に移り住んだ人たちは、このような由来があることすら知りません。せっかく著名な六角鬼丈さんが設計されているのですから、この由来を地元の人たちに広く知ってもらうためにもファイブベインズ公衆トイレのわきに看板を設置し、由来や六角鬼丈さんの紹介をして頂きたいと思いますが、如何でしょうか。
<公園管理課長>
由来につきましては、簡単ではございますが、A4サイズで先ほど、私がお話したような内容のものを、今、現在、公園の便所の外壁、それから男女の中の洗面台の脇などにお示ししております。 それから、今、お話がありました鬼丈氏の紹介につきましては、まだしておりませんので、先方の方にも確認をしたうえで、設置できる方向で検討をしていきたいと思います。
<長谷川たかこ>
【問】
それで設置して頂けるという事で、娘たちといつ張られるのかとても楽しみにしておりました。 ちょっと目立つところではなかったので、いつもベビーカーを押しながらまだついていない、まだついていないと思っていたのですが、もう掲示されていたという事で、是非とも、表側の目立つところに掲示をして頂きたいと思いますが、阿如何でしょうか。
<公園管理課長>
是非、よろしくお願いいたします。
1980年代には、彫刻を街中に設置し都市を芸術空間として擁立するコンセプトが確立して行きました。自治体の公共施設や公共の空間に次々と彫刻作品が設置され、「パブリックアート」という言葉が1990 年代に入ってから注目を集めました。
各自治体がこぞって屋外空間に彫刻作品をはじめとする芸術作品を設置していった時期でもあり、ちょうどその頃に東京武道館も建設されており、ファイブベインズ公衆トイレも一緒に建設されています。
足立区には「パブリックアート」が公園や竹ノ塚彫刻ロードや歩道、プチテラスなどの60か所以上に設置されています。区民の皆様が、このような芸術に触れることができるパブリックアートの街並みを楽しんでいただきたいと思っております。
過日お聞きしたところ、昨年の5月に民間でパブリックアート・マップと言うものをつくられていますが、区としてどのように活用して行くのか、なにか方向性がございますでしょうか。
<企画調整課長>
彫刻物につきましては、今、所管がかなり色々な場所に移っていまして、私の方からお答をさせて頂きます。民間の足立商工会と言うところでマップを作ったという事をお聞きしております。
この活用を含めて、彫刻等の広報については、関係所管と今後検討して力を入れていきたいなと思っているところでございます。
<長谷川たかこ>
【問】
是非ともこの彫刻等を活用しながら、誰もが歩いて楽しい足立区の一つとして、パブリックアートを生かした街づくりも進めて頂きたいと思います。
宜しくお願い致します。
綾瀬駅前の東綾瀬公園・通称ハト公園のトイレ。ファイブベインズと書いてあります。