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代表質問の内容②【「新たな視点を持った少子化対策と働き方改革」について】

前回に引き続き、今回は「新たな視点を持った少子化対策と働き方改革について」行った代表質問をご紹介します。

少子化問題の解決は、子育て支援や働き方の見直し、さらには人口減少を前提とした経済・社会システムを構築することなど様々な対策が挙げられます。

子育てを一からまた再度し始めている当事者として、ズバリ言うなら「働きながら安心して子育てができる環境づくり」が特に重要です。

子どもを生み育てることは個人の選択にかかるものですが、例えば、足立区がお母さん、お父さんの子育てにかかる不安や負担を取り除き、安心して子どもを生み育てることができる環境を整えることができるならば、結果として、足立区の出生率の増加に結び付きます。

それぞれ個々の置かれた状況は様々です。その中で、実効性ある少子化対策を考えるならば、お母さん・お父さんが子育てに満足が行く環境を足立区が如何にパッケージとして提供していく事が出来るか、このことを論じることが最大のポイントだと私は当事者目線で痛感しています。

私自身、昨年9月に赤ちゃんを出産し、疲労困ぱいした身体で、出産後マタニティーブルーにならずに乗り越えることができたのは、何よりも家族の協力(家族全員が産後ケアハウスで特訓しました)、そして地域が一体となって子育てを支えてくれる環境(近所に産後ケアハウスがあったことや綾瀬住区センターでの行政サービス)があったからこそです。誰もが、子育てが楽しい、赤ちゃんを愛おしいと思える環境を私はこの足立区からさらに構築し、全国に発信して行きたいと思います。

「実効性ある地域モデルを、この足立区から全国に」、そんな足立区をわたしは当事者目線で築いていきたいと思います。

以下、代表質問の内容と、その答弁です。

*****以下、議事録の抜粋(要旨)*****

3.新たな視点を持った少子化対策と働き方改革について

<長谷川たかこ>

【問】

足立区が行っている従来の少子化対策のみでは、もはや少子化の流れを変えることは困難です。少子化対策を国の基本にかかわる最重要政策課題とする認識の下、知恵と工夫をもって新たな視点を持った少子化対策を区として積極的に導入することを求めます。

安心して子どもを産み育てられる環境の整備を促進するためにも、産後の休息や家族の育児指導にもつながる産後ケアハウスの整備、東京ゆりかご事業を活用した妊娠期から子育て期に至る切れ目のない子育て支援施策などを積極的に導入すべきと考えますが、区長の見解を求めます。

<区長>

次に、少子化対策でございます。知恵と工夫をもって新たな視点を持った少子化対策を区として積極的に導入すべきと言うご質問でございます。

確かに、その通りでございますが、具体的にご指摘のありました産後ケアハウスの整備ですとか、東京ゆりかご事業と言ったものは私の視点から見ますと、決して新たな視点の施策とは考えられません。

区と致しましても、ASMAP事業など充実を図って、特に平成29年度予算につきましても、妊娠から出産、子育て、切れ目のない対策に心を砕いております。

今後もこれでいいという事はございませんので、新たな技術ですとか、様々な考え方が出てくると思いますので、常に少子化対策を見据えまして、知恵と工夫を凝らした視点を導入するという事を今後も続けて参りたいと思います。

 <長谷川たかこ>

【問】

日本が直面する重要な課題として国や東京都でも議論されている「働き方改革」を進めていかなくてはいけません。家事や育児を行うことが極端に制約される職場の働き方を是正し、親子や夫婦が共に過ごす時間を増やす等、仕事と生活の調和を図ることが重要です。

長時間労働の是正や子育てを尊重する職場の意識改革の醸成を根付かせていくために、区としてどのような施策を展開していくのか、区長の見解を伺います。

 <区長>

最後に、長時間労働の是正や子育てを尊重する職場の意識改革の醸成を根づかせていくためにというご質問でございますけれども、ご承知の通り、これまでもワーク・ライフ・バランス推進事業等を重点プロジェクトとして位置付け、地域の企業の支援や区民への啓発を進めて参りましたけれども、一朝一夕にこうした啓発が功を奏すとも思っておりません。継続して粘り強く、こうした事業の重要性、特に長時間労働の是正や、子育てを尊重する職場に人が集まる、そういった新しい考えこそ、これからの企業に重要だという視点は商工会議所等の青年部の若手からも度々私も見聞しておりますので、そして頑張っているところ、効果を上げている事象につきまして、広く区民の皆様方にお知らせして、多くの企業がそうした視点で事業展開して頂けるように、これからも進めて参りたいと思います。

他のご質問につきましては、参与より答弁させて頂きます。