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「おっぱいでらくらく子育て」母乳講座

今日は東部保健センターで、待ちに待った「おっぱいでらくらく子育て」の母乳講座に参加をしてきました。

 

講師は足立区で助産院を開業されている助産師さんです。今日は看護師2名も補助されていました。出席者は、私以外は全員妊婦さんで、妊娠6か月から9か月の妊婦さんと生後5か月の赤ちゃんがいる私、計8名の参加でした。

 

東部保健センターでは、母乳講座は年2回のみ開催されているそうです。

実は昨年の6月、妊娠7か月ごろに両親学級を受講しに東部保健センターに足を運んでみたところ、そこで初めて母乳講座のチラシを頂きました。

しかし、母乳講座に参加をしたいと思っても、すでにお腹が大きく圧迫されて苦しくて苦しくて自分の身体を運ぶのがやっとだったので、自宅から距離のある東部保健センターに行くこと自体がその後、困難で参加出来ませんでした。

出産後もすぐにでも母乳講座に行って勉強をしたかったのですが、なかなか開催されず(年に2回のみなので…)やっと念願かなって今日受講できたという次第です。

 

助産師さんにお聞きしたところ、東部保健センターは5~6年前までは生後半年までのお母さんを対象として年1回の開催だったそうです。2年ほど前から妊婦さん・出産後のお母さんを対象とした母乳講座を年2回にして開催するようになったとのことでした。

 

私自身、視察でつつみ式の母乳研究所に行ってレクを受けてきました。

 

それがあったので、そのようなやり方を教わることができると期待していました。今回の足立区の講座は、実際に出産をし終えた人に対する内容としては、物足りなさを感じました。人形を利用したおっぱいの吸わせ方などの実演が無かったという点、人によっておっぱいの形状が違うので、その飲ませ方の工夫など、実演に基づいたおっぱいの吸わせ方を教えないと、結局、おっぱいを断念してミルクになってしまう方々が多くなります。

 

出産=ゴールではありません。

出産しても、わが子のためにお母さん・お父さんは日々、育児の勉強をしないといけません。

 

出産後すぐに始まる母乳育児、沐浴、日光浴の仕方、赤ちゃんとの接し方、生後2か月から始まる予防接種、生後5か月過ぎから始まる離乳食の作り方・上げ方、赤ちゃんの発達にあわせた接し方(微笑・追視・寝返り・お座り・ずりバイ・はいはい・つかまり立ち等など…)、それを保護者たちは日々勉強をしながら、愛情豊かに我が子と触れ合うことが重要です。

 

赤ちゃんの細かい反応やわずかな進捗を見落とさない観察力を保護者たちが自信を持って身につけられるよう、先ずは赤ちゃんとのかかわりが深い「母乳育児」を足立区がお母さんたちの強力な支援者として、この事業に力を入れて頂きたいと思うところです。是非、お母さんたちを力強く導いてください。

出産後は赤ちゃんとの共同作業が母乳育児です。この共同作業を日々、行うことで、母親と赤ちゃんとの愛着形成はより深まっていきます。

全てのお母さんたちが母乳育児を実践すれば、赤ちゃんに対する深い愛着形成が育まれ、児童虐待は無くなります。

今後も当事者目線で、「母乳育児を推進する足立区」と言えるよう、その実現に向けて頑張りたいと思います。

 

「おっぱいでらくらく子育て」母乳講座で学んだことは以下の通りです。

・母乳は栄養面において完璧であること。

・母乳から与えられる免疫機能が大変重要であること。

・母乳が産後の母体回復に密接に関わっていること。

・母乳が赤ちゃんの繊細で豊かな味覚を育てること。

・母乳を良く飲む赤ちゃんは、離乳食への移行が楽であること。

・母乳育児でスキンシップが楽に取れること。

・授乳をするだけで赤ちゃんの健康チェックができること。

・授乳をするお母さんの心臓の鼓動が伝わり感情が豊かに育まれる事。

・肌の温もりによって、自己肯定感が育まれる事。

・育児のコスト(ミルク代)が抑えられること。

・母乳育児でお母さんのダイエットに効果がある事。

 

※重要ポイントは以下の通り。

母乳をあげるとお母さんの体の中でプロラクチンが沢山出て、お母さんの愛情がいっぱいになる。→赤ちゃんに夢中になる仕組みになっている。

母乳は何歳まで飲ませても大丈夫。血液で出来ているので薄くなることはない。

免疫をずっと確保できる。自信を持って母乳を与え続けてよい。

赤ちゃんは母乳を飲むことで、人を信頼するという感情を得ることができる。赤ちゃんの心を発達させ、子どもの人格形成に役立つ。