発達障がいのある人を知る ~特性を知り、正しく理解するために~
今日は一般社団法人 地域福祉推進機構主催で行われた、発達障がいの講演会に出席をしてきました。場所は、江戸川区タワーホルの研修室。講師は江戸川区教育委員会特別支援教育専門家チーム委員・臨床心理士・臨床発達心理士の黒澤礼子さんです。
「発達障がいのある人を知る~特性を知り、正しく理解するために~」というタイトルで講演がされました。
発達障がいは、我々はその特性を持った人に誰しもが接している身近な問題です。しかし、他人事の話しではなく、その特性は誰しもが持っているものでもあります。それが強く出るか弱く出るかは個々の違いにすぎず、誰しもが持っている特性=個性と言えるものでもあります。
ここでいう発達障がいとは、その特性が強く出ることにより、家庭や学校、社会での生活を送っていく上で本人や周りも巻き込んで苦労する人たちを指して言います。個性だからと放置するのではなく、支援の方法を考えていかなくてはいけません。
子どもの頃に気づかれずに成人をすると、精神疾患を2次障害で併発し、より社会に適応することが困難となり、ニート、引きこもり、暴力と社会不適応状態が続きます。このような状態になる前に、幼児期から発達障がい特性を理解し、支援をしていくことが大切です。親も周りも手を差し伸べることができる土壌を構築していく必要があります。また、成人期になってからようやく気づいた場合には、気づいた時点でいつでも当事者が修正をすることができる社会を構築することが求められます。
今日の講演会では、私が一番力を注ぐべきと考えている青年期・成人期に対する明確な支援策を提示するまでの内容には至りませんでしたが、発達障がいというものを知りたいという方々に対して、周知啓発活動という点からいえば、大変分かりやすい内容だったのではないでしょうか。このような専門家の皆様や当事者の皆様と協力をしながら、私は足立区を起点として、その具体的な青年期・成人期も含めた発達障がい特性のある人たちに対する具体的な支援策を構築していきたいという強い思いでいます。
今日は大変分かりやすい講演をお聞きすることができました。
お声掛けをしてくださいました、衆議院議員 初鹿あきひろさん、本当にありがとうございます。