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厚生員会の視察②福岡県北九州市「いのちをつなぐネットワーク」について

厚生委員会視察2日目は福岡県北九州市の「いのちをつなぐネットワーク」についてです。

北九州市の「いのちをつなぐネットワーク」とは、住民と行政の力を結集し、地域における既存のネットワークや見守りの仕組みを結びつけ、セーフティネットの網の目を細かくしていくことによって、高齢者のみならず、支援を必要としている人が社会的に孤立することがないよう地域全体で見守り、必要なサービスなどにつなげていくための取り組みです。

北九州市では、平成17年~19年にかけて、家族や地域から孤立した状態での孤立死・孤独死などの問題を受け、平成20年度からこの事業を開始されました。この事業では、「支援を必要とする人に対して適切なサービスを提供すること」(個別支援)と「必要なサービスにつなげるまでの気づきや見守りなどの仕組みを確立すること」(地域福祉ネットワークの充実・強化)を目的として取り組みを進めているそうです。

住民や地域団体、地域に根ざした民間企業、行政など地域全体で全ての命を大切にするために、「見つける」「つなげる」「見守る」という3つのキーワードを掲げて、支援が必要な人が孤立しないよう、地域全体で見守りを強化しています。

今後は、国の事業でもある「生活困窮者自立支援制度」の活用や「地域包括ケアシステム」の構築により、その網の目をさらに細かくして支援の必要な方々を見守り、支援をしていくとのお話でした。
また、国の事業は期間が限られていますが、「生活困窮者自立支援制度」については市としても恒久的に続くよう、国に要望をしていくそうです。

足立区でも、地域における見守りや声かけ活動を支援するとともに、日常的な見守りや声かけ活動を通じて、支援を必要とする方を早期に発見し、必要なサービスにつなぎ、地域活動などへの社会参加を促す一連の活動が行われています。
北九州市での視察を通じて、その取り組みを参考にしながら、今後も、足立区での更なる活動強化につなげていきたいと思います。

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福岡県北九州市役所前での記念撮影です。

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いくつか視察内容について、質問をさせて頂きました。