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治安・防犯対策(青色街灯、パトロール)
達成度 ★★★
足立区は残念ながら、刑法犯罪の認知件数が東京23区内でも常にトップレベルです。
このことが「足立区は治安が悪い」というイメージを、多くの方にもたれている原因だと思います。
足立区での犯罪認知件数の多さは、自転車盗の多さが原因のひとつに挙げられます。
自転車盗難に対しては、「ワンチャリ・ツーロック作戦」を展開し、その取り組みが進んでいます。
防犯対策には、いくつかの方法があります。
そのひとつが、「地域の皆さんによるパトロール」です。
足立区でも自治会・町会単位や小学校区単位で、地域の皆さんによる防犯パトロールが実施しされている地域も多くあります。
また、他の自治体の中には、繁華街をパトロールするチームや、犬を散歩される皆さんにパトロールも兼ねてもらうなどの取り組みを行っている地域もあります。
いずれにしても地域の皆さんによるパトロールや声がけは、防犯効果が高いことは言うまでもありません。
また、パトロールなどの人海戦術の他にも、防犯灯を青色にすることで、犯罪を減らそうという取り組みもあります。
これはもともとイギリスのグラスゴー市で始まったものですが、街中の防犯灯を青色に変えたところ、犯罪が減ったという報告がされ、注目を浴びました。
日本でも、大阪や奈良、新潟、 鹿児島などの自治体で導入が始まりました。
足立区でも六町にある町会が、独自に導入をしました。
青色は、心理学的に人の心を落ち着ける効果があるとされています。
そのため、上記のような街灯だけでなく、駅のホームなどにも設置され、飛び込み自殺の防止に効果があるとの報告もあります。
しかし一方で、まだ実証データが少ないために、その効果を疑問視する声もあるのも事実です。
実際に青色街灯は従来のものと比べて明るさが暗い、人の肌や食べ物なども変色して見えるなどの課題もあります。
私も、街灯の色を青色にすることで、すべての犯罪を防止できるとは思っていません。
むしろ、青色街灯を導入することにより、その地域の防犯意識が高まること、パトロールなどと併せて行うことで、さらに防犯効果が高まることなどを期待しています。
地域の防犯の要は、やはり地域で暮らす皆さんの意識です。
行政としては、自治会や町会、PTAなどの地域の皆さんの取り組みをサポートし、また横の連携も図り、時には財政的な補助などもしながら、防犯意識の向上に取り組んでいく必要があります。
達成度 ★★★
★
国内のみならず、海外の文献の調査、研究。
★★
青色街灯を導入している六町を視察。
他の先進自治体(奈良県など)の調査。
★★★
予算特別委員会などで、駐輪場や地下道などで青色街灯の実験的導入を提案しました。