代表質問の内容①【区長の政治姿勢「新足立区基本構想」「新基本計画」について】
平成27年度9月28日(月)第3回足立区議会定例会で、会派を代表し行われた代表質問を掲載します。
今日から、テーマごとに質問とその答弁を紹介していきます。
第一回目は、区長の政治姿勢「新足立区基本構想」「新基本計画」について行った質問部分についてご紹介をいたします。
足立区では、現行の足立区基本構想・基本計画が平成17年度から平成28年度までとなっています。今後の足立区の構造的諸課題に対する解決の基本的方向を示して行く為には、新たな「新足立区基本構想」「新基本計画」を策定して行かなくてはなりません。
そこで現在、区として、新たな「新足立区基本構想」「新基本計画」を検討しています。
多くの生きづらさを抱えた人たちがいるこの社会で、それに気付いた人たちがこの社会を変えていくことが必要です。そして、制度の谷間に落ちている人たちに対し、手が差し伸べられる仕組み・支援策を作ることが求められます。
ぜひとも、足立区で生活する全ての人にとってやさしい視点を取り入れた「新足立区基本構想」「新基本計画」を策定して頂き、私も全力でその取り組みを進めて行きたいと思います。
以下、代表質問の内容と、その答弁です。
*****以下、議事録の抜粋(要旨)*****
<長谷川たかこ>
私は、足立区議会民主党を代表しまして、質問をさせていただきます。
足立区では、年少人口や生産年齢人口がますます減少し、生産人口比率が低下する一方、高齢化率が上昇していく中で、支援体制の新たな整備や様々な対策の改善に向けた具体的な支援策など、行政需要の増加が見込まれます。
【問】
今後、足立区では、あらゆる変化に合わせた思い切った変革を進めていかなくてはなりません。そのことを踏まえ、首長として「新足立区基本構想」「新基本計画」に示していく事と思いますが、区長の想いはどの部分にあるのか、先ずお伺い致します。
【問】
うつ病やニート、引きこもり、不安定就労者、診断名の付かない発達障がい者など、多くの生きづらさを抱えた人たちがいるこの社会で、それに気付いた人たちがこの社会を変えていき、制度の谷間に落ちている人たちに対して、手が差し伸べられる仕組み(支援策)を作らないといけません。「みんなが集える足立区」を目指し「足立区に集うみんなが安心して暮らせる、やさしい足立区」を構築するためにも、足立区で生活する全ての人にとってやさしい視点を取り入れた「新足立区基本構想」「新基本計画」を作成し、具体的で積極的な取り組みをお願いしたいと思いますが、区長の見解を伺います。
【区長答弁】
長谷川たかこ議員の代表質問のうち、私からは基本構想に関する考え方について一括してお答えをいたします。
先ず、「新足立区基本構想」に示していく私の想いはどこにあるのかというご質問でございますけれども、超高齢化の進展など、社会構造の変化に伴う新たな重要課題の噴出に立ち向かうため、活力を失わない自治体であり続けることが重要と考えております。
この活力は何かという事になりますが、30年前の人口構造が非常に若々しかった足立区、または日本の経済が右肩上がりにぐんぐんと拡大して行った当時の活力とはおのずとその意味を異なるものにしているというふうに考えております。そうしますと、今の成熟した日本社会の中での新基本構想の考え方という事になりますと、先ず一つの柱は、議員のご質問の中にもありましたように、制度の谷間に落ちている人たちに対して、手を差し伸べられる仕組み、みんなが集える足立区を目指していく事が必要だという事でございますが、この観点が活力を維持して行くためにも非常に重要な考え方だというふうに考えております。
ただ単に集うという事だけでなく、やはり集まってお互いが支え合っていくという認識、今まで以上に地域参画をして頂いて、無理のない範囲で柔らかなネットワークの中で活力を持って成長し続けていくという成熟社会についての、この新しい在り方について、今、策定中の様々な議員の皆様のご意見や区民の皆様のご意見を承りながら、新しい構想の中に集約して参りたいと思います。
その他の質問については、参与から答弁をさせて頂きます。