成果報告;令和4年度足立区議会予算特別委員会:長谷川たかこ討論
足立区議会予算特別委員会が終了しました。
今回、私たちのお母さん・お父さん方で結成した団体(あったか足立区Neoの会)で請願活動をし、要望してきた宿泊型産後ケアの新規事業や令和4年度下半期に向けて足立区は3歳児健診においてカメラ型の屈折検査機器の導入整備が開始されることとなりました。さらに、4月から通常学級における特別支援教育の視点を取り入れたユニバーサルデザインの教育が小中学校モデル校5校で行われ、不登校・ヤングケアラー支援として令和4年度から各学校に対しオンラインの活用方法を示し、モデル校での効果的な活用例を全校に共有するなどの取組みとして推進し、授業のアーカイブを含めた、録画・視聴できる環境の整備もその選択肢の一つとして、令和4年9月を目途に方向性を示すと区の見解を出されました。
私達の政策提案が令和3年度に続き、令和4年度の予算案に次々と沢山盛り込まれます。
区議会議員としての任期は、あと1年。
最終最後まで、困り感を持った方々に少しでも手が差し伸べられる新たな支援体制の構築に向けて私は有志の皆で力を合わせながら全力投球です。
以下の内容が昨日の足立区議会予算審議における私の討論です。
【令和4年度足立区議会予算特別委員会:長谷川たかこ討論】
私は足立区議会『議会改革を全力で推し進める会』を代表して、第5号議案令和4年度足立区一般会計予算から第6号議案、および第7号議案、第8号議案及び第30号議案に賛成し、5号議案の修正案と第6号議案の修正案には、保育園などへの検査キットを無償で配布する事業については一部賛同するところはございますが、反対の立場で討論を行います。
新型コロナウイルス感染症の長期化やウクライナへの侵攻に伴い、世界が大きな打撃を受けています。今年に入り、変異株の流行による感染者の増加やロシアによるウクライナへの軍事侵攻による危機で社会全体に閉塞感が漂っています。今こそ、人と人との繋がりや絆を強固にし、新しい環境そして新しい可能性を生み出すアクションが必要です。
足立区の人口ビジョンは、今後、年少人口や生産年齢人口がますます減少し、生産人口比率が低下する一方、高齢化率が上昇していく中で、支援体制の新たな整備や、様々な対策の改善に向けた具体的な支援策などの行政需要の増加が見込まれます。急増する社会保障ニーズへの対応と人材を確保するための社会保障予算の確保と地方財政措置を的確に行うことが必要です。また、令和4年度は区政90周年の節目の年です。新型コロナ感染症等の危機的状況を突破し、足立区が仕掛ける新たな支援施策を構築し続けながら、明るい希望が見出せる計画的な予算編成を行うことを求めます。
新年度の施策として評価すべき点を列挙させて頂きます。
以前から私が提案していたことが、令和4年度に次々と政策が新規事業として生み出される事となりました。来年度、宿泊型産後ケアが新支援事業としてようやくこの足立区において行われます。また、令和4年度下半期に向けて、足立区は3歳児健診においてカメラ型の屈折検査機器の導入整備が開始されます。さらに、4月から通常学級における特別支援教育の視点を取り入れたユニバーサルデザインの教育が小中学校モデル校5校で行われ、不登校・ヤングケアラー支援として令和4年度から各学校に対しオンラインの活用方法を示し、モデル校での効果的な活用例を全校に共有するなどの取組みを推進し、授業のアーカイブを含めた、録画・視聴できる環境の整備もその選択肢の一つとして、令和4年9月を目途に方向性を示すと区の見解を出されました。
子どもを生み育てやすい新たな制度の構築として、宿泊型産後ケア事業や乳幼児の健康。
発達障がい特性のある子ども達に対する制度の構築として、通常学級に通う発達障がい特性のある子ども達にとってわかりやすいユニバーサルデザインの授業が新年度予算にも組み込まれたことは大変評価できます。
今後、必要とする方々が来年度の新規事業をしっかりと活用できるよう、新規事業の新たな周知啓発にも力を入れ、多くの方々の支援となる仕組みをつくることを強く要望致します。将来的にこれらの事業の検証とさらなる技術の向上を目指し、事業拡充に向けた取り組みを着実に進めていくことが重要です。
区長初め執行機関の皆様におかれましては、未来への成長創出に向けた施策展開を力強く着実に進めていくためにも、今後も多様化する区民ニーズをしっかりと捉え、子どもを生み育てることの尊さのさらなるご理解をお願いをし、想像力と知恵と工夫をもって、積極的に国や東京都の補助事業の活用と実効性ある施策を戦略的に展開することを強く要望いたします。
また、制度の谷間に落ちている人たちに対しても、手が差し伸べられる支援策の構築にご尽力いただき、国をリードする支援制度の構築に向けた取り組みを強力に進めていただきたいと切に要望いたします。
本委員会での私の質疑をまとめて、次のことを指摘いたします。
・宿泊型産後ケア事業について
・中国残留帰国者支援について
・足立区福祉タクシー券の取り扱いについて
・区政90周年と文化芸術推進について
・足立区版ユニバーサルデザインの教育について
・性に関する教育について
・カラーユニバーサルデザインについて
・道路整備の改善について
・障がい者への差別のない社会づくり、地域アドボーケーター制度の確立について
・発達支援に課題のある青年期、成人期に向けての支援体制の構築について
・色覚の多様性について
以上、委員会での議論の内容を十分に念頭に置き、執行されることを強く要望し、私からの討論を終わります。