文教委員会:中学校使用教科書用図書採択について
午後からは、文教委員会が開かれました。
文教委員会は、私が所属している委員会のひとつです。
今日の委員会では、平成24年度足立区立中学校使用教科用図書採択要項について報告がありました。(「中学校使用教科用図書」とは、いわゆる「中学校の教科書」ということです)
今後、中学校9教科15種目(国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術・家庭・英語)で、来年度以降使われる教科書が決められていきます。
昨日まで、梅島にある教育相談センターと北千住にある東京芸術センターで、検定教科書の展示がされていました。
私も先日、この展示場に行き、数十冊ある教科書一冊一冊、全ての教科書を手に取り、中身を確認させていただきました。
以前から、教科書や学習教材をカラーユニバーサルデザインに配慮したものにしていけないかについて、笹木竜三文部科学副大臣や教科書会社の皆さんにお時間を頂き、議論をさせて頂いております。
(詳しくは、笹木文科副大臣との面会の記事、教科書会社訪問の記事をご覧ください。)
来年度から使用される教科書の候補では、6社の教科書会社がカラーユニバーサルデザインに配慮された教科書になっていました。裏表紙にCUDマークや文言が記されています。
教科のなかでも、理科の教科書においては、採択する全ての会社に導入されていました。
今回の委員会報告では、カラーユニバーサルデザインの指導を教職員にしていただきたい旨の話しをさせて頂きました。
教育長からは、教科書にカラーユニバーサルデザインの考えが導入されたことは画期的なこととのお答えがあり、学習指導室長からは、今後、教職員にカラーユニバーサルデザインの教科書の取り扱いについて、指導をしていただけるとのお話でした。
今回の検定教科書においても、カラーユニバーサルデザインに配慮された教科書を提供する教科書会社が増えていることは、社会全体の意識が変わってきていることを感じました。
教科書の問題などは、足立区の中だけでは解決しない部分もありますが、今後も国や都との連携、そして事業者の皆様の協力などを得ながら、取り組んでいきたいと思います。