文教委員会⑧「不登校の子どもたちや発達障がい特性のある子どもたちとその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願」
○古性重則委員長 それでは続きまして、請願・陳情の審査に入ります。
元受理番号6 不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願を単独議題といたします。
前回は継続でしたが、何か変化がございましたか。
○こども支援センターげんき所長 この4月に中学校の特別支援教室全校配置ということで取り組んでおりまして、また不登校の関係では特例家庭教室あすテップの2校の開設も予定していたところでございますけれども、現在の学校の休校という状態ですので、その辺りがちょっと動きが止まっているというような状況がございます。
○古性重則委員長 それでは質疑に入ります。何か質疑ございますか。
○長谷川たかこ委員 一昨年から足立区はタブレットが導入されました。先ずは、タブレットの活用についてお聞きします。ユニバーサルデザインの教育の一環として、兼ねてから政策提案の中でタブレットが合理的配慮の一つになることを、述べさせていただいているところです。
一昨年、足立区全校に配置されたということですので、その活用状況について小中学校の児童・生徒にお聞きしました。その中で、学校ではそんなに使っていない、山積みになっているタブレットを横目で見ながら置いてあると認識する程度だという話を生徒たちからお聞きしました。学校現場ではどのように使っているのかお聞かせいただけますでしょうか。
○教育指導課長 昨年度からですけれども、ICTの中でタブレットについては各学校、40台をベースに入っておりますので、それは活用するということで行っております。
また、教員に使えるようなスキルをということで、研修等も計画的に行っているところでございます。
○長谷川たかこ委員 合理的配慮の部分で、タブレットは有効的な活用ができます。しかし、どうしても使えない先生もいらっしゃるっていうようなお話もお聞きしております。以前、私からの政策提言で、合理的配慮で読み書きに困難をお持ちのお子さんに関しては、パソコンであったりとか、タブレット等を子どもたちに与えて欲しいという話もさせていただいております。足立区において、是非とも教育現場でそのような方向性を持っていただきたいと要望致します。
合理的配慮が必要なお子さんに関しては、特に使っていただきたいと思います。
新型コロナウイルスの影響で学校が開始されていないので、いつからできるかという部分では不安定なところではありますが、今後、タブレットを含めた合理的な配慮、ユニバーサルデザインの教育というものを積極的に進めていただきたいと思います。
如何でしょうか。
○教育相談課長 まず、不登校児童・生徒につきましては、昨年度チャレンジ学級の西新井のほうにタブレットを30台導入いたしました。12月ぐらいから学校休校までの2月末までチャレンジ学級のお子さんたち、なかなか授業についていけないお子さんとか、遅れているお子さんについては遡り学習っていう形で、不登校のお子さんについてはこちらのほうで対応させていただいています。
○支援管理課長 私のほうから、ユニバーサルデザインの視点からという点では、この10月から作業部会を設立いたしまして、まずは教員からということで教員が使用する、その結果をまとめたというのが、この3月でございます。4月からは実際に生徒も児童も使えるような形で進めていこうと考えております。
○長谷川たかこ委員 読み書き配慮という部分で言えば困難をお持ちのお子さんは必ずいますので、教育委員会の方で把握をしてもらい、現場の先生と連携をし、配慮が必要なお子さんにはタブレットやパソコンの貸与だったり、御自宅からパソコンを持ってきてよい環境を是非ともつくっていただきたいと思います。御回答いただいてよろしいですか。
○支援管理課長 この令和2年度から実際に生徒・児童に使わせますので、そのような形も含めてやらせていきたいと考えております。
○長谷川たかこ委員 是非よろしくお願いいたします。期待しております。
○古性重則委員長 他に質疑なしと認めます。それでは各会派の意見をお願いいたします。
○かねだ正委員 継続でお願いします。
○佐々木まさひこ委員 継続でお願いします。
○ぬかが和子委員 きょうは議事に協力するっていうことで、あえて質疑は報告事項その他でやりたいところがありますので、質疑は控えさせていただきましたけれども、本当に大切な課題だと思っておりますし、是非採択して議会としての意思を示したいと思っていますので、採択。
○長谷川たかこ委員 もう積極的にどんどん進めていただきたいと思いますので採択でお願いいたします。
○古性重則委員長 それでは採決をいたします。本案は継続審査とすることに賛成の方の挙手を願います。
[賛成者挙手]
○古性重則委員長 挙手少数であります。よって、継続審査となりました。