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文教委員会の視察【渋谷区におけるICT環境と活用について】

先週木曜日、文教委員会の視察に渋谷区役所に行きました。
コロナ禍でなかなか、行政視察も出来ない状況が続いていた中での視察です。
 
今回、私の方で是非とも渋谷区の視察がしたいとの要望を金田委員長にお話をし実現しました。正副委員長の皆様、ご検討いただき、ありがとうございます。
 
「渋谷区におけるICT環境と活用」について学んできました。
内容は以下の通りです。
・いつでもどこでも学習できる環境
・強固なセキュリティ
・教職員の働き方改革
 
現在、国の指針により小中学生一人に一台のタブレット端末が配布され、ICT教育が全国的にも進んでいます。渋谷区においては、2017年9月より全国に先駆けて行っており、教育システムの機能を最大限、活用するためのICT環境の整備に力を注いでいます。
渋谷区の特徴は、ICT機器による教育環境を整備することで、全ての児童・生徒にICT機器に触れる機会を設け、個性や能力に応じた教育や、子ども達の情報モラルを含む、情報活用能力の育成を図っている点です。
 
子ども達がこれからの時代を生き抜き、世界を舞台に活躍するためには、「ちがい」を尊重し、協働し思いやりをもって社会や人と関わるコミュニケーション能力(言語能力)や情報活用能力、問題発見・解決能力が必要となります。これらの能力を育成するためには、問題の発見から解決までのプロセスを繰り返し学習することが必要です。 ICT機器の活用は、時間的・距離的な制約を減らし、このプロセスを効果的・効率的に行うことを可能にします。 例えば授業支援ソフトを活用すると、意見を瞬時に共有できるため、意見交流を通して、自分の意見を見直したり深めたりすることができます。さらに、学習用ソフトなどの各種データの活用・分析を行うことで、個に応じた指導につなげることができるそうです。このような内容を既に4年前から渋谷区では全国に先駆けて実践しており、渋谷区においては、ICT機器を鉛筆やノートなどの「文房具」と同様に活用することで、全ての子ども達の可能性を引き出す協働的な学びと個別最適な学びを実現してきたそうです。
 
アーカイブの録画については、私は先日の代表質問で提案をしておりますが、この渋谷区においてはすでに導入をされています。この件について、渋谷区の執行機関よりご教授いただけると話を付けてきました。翌日、早速、足立区の担当所管につなげました。
 
足立区においても、児童・生徒一人一台のタブレット端末を活用し、学校に限らず「いつでも、どこでも」学ぶことができるICT教育システムを上手に活用し、子ども達がこれからの時代を生き抜き、世界を舞台に活躍するためのツールとして、「ちがい」を尊重し、協働し思いやりをもって社会や人と関わるコミュニケーション能力(言語能力)や情報活用能力、問題発見・解決能力を高めていきたいと思います。
 
渋谷区教育政策課や教育指導課の皆様、ご丁寧など説明、誠にありがとうございました。