予算特別委員の内容④【文化芸術推進事業について】
足立区は令和4年度、区政90周年といった節目を迎えます。
人と人とがつながって絆を持ち、その希望を意識し動くことが大切です。
多くの自治体で活用している文化庁が示す補助金、文化芸術創造拠点形成事業にこの足立区でも手を挙げ、足立区の子ども達が文化芸術を育める取り組みを強力に推し進めていきたいと思います。
次世代を担う子どもたちに、文化芸術を少しでも楽しむことができる機会を行政主導で行い、 子ども達にとって将来的に文化芸術が大人になっても根づいていく、そのような仕組みを構築していきたいと思います。
*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****
【文化芸術推進事業について】
【長谷川たかこ委員】
足立区は令和4年度、区政90周年といった節目を迎えます。
昨年、一昨年と新型コロナウイルス感染症の拡大により、社会全体には閉塞感が漂っておりますが、先の私の代表質問に区長は「人と人とがつながって絆を持ち、その希望を意識し動くことが、特に私たち行政には今こそ求められているという認識をしております。」とお答えいただきました。区長おっしゃるように、まさにこの機会をチャンスと捉え、絆づくりの強化につながるような施策を打ち出すことが求められます。
来年度は、区政90周年の節目を迎えるとても大切な年です。
私からも区民の皆様が明るい希望の持てる施策を打ち出して参りたいと思います。
【問】昨年、ご提示させて頂きましたが、多くの自治体で活用している文化庁が示す補助金、文化芸術創造拠点形成事業にこの足立区でも手を挙げ、足立区の子ども達が文化芸術を育める取り組みを是非とも積極的に行って頂きたいと強く要望致します。昨年の予算特別委員会では、執行機関より文化庁の補助制度について調査、研究して頂けるとの前向きなご回答を頂いております。足立区は来年度、区制90周年の大事な節目です。この補助金を活用し区内にある大学・東京藝術大学と連携しながら、子ども達を対象とした、音楽を演奏し、学ぶことができる体験型の音楽の育成にも是非とも力を入れて頂きたいと思います。区の見解を求めます。
【生涯学習支援室長】
文化芸術創造拠点形成事業の活用につきましては、文化芸術施策の全体方針と今後3年から5年程度の実施計画を策定する必要がございます。 そのため、来年度に足立区文化芸術推進計画が中間検証の時期を迎えますので、この検証と併せまして、文化芸術創造拠点形成事業の活用につきましては検討してまいります。 なお、文化芸術創造拠点形成事業の活用ではございませんが同じ文化庁の採択事業として、昨年7月に、子どもたちの音楽を育成する体験型の地域文化クラブ創設支援事業を東京藝術大学と連携して、ギャラクシティでスタートいたしました。 この事業は、タブレットを使って作曲するデスクトップミュージックと基礎的なボイストレーニ ングの二つのクラスにより、小学生それぞれ10 名、合計20名の部員が活動しております。来年 度も同事業を継続し、子どもたちの音楽の育成に力を入れてまいります。
【長谷川たかこ委員】
幼少期からの音楽の育成というのも、とても大事だと思います。区として如何お考えでしょうか。
【生涯学習支援室長】
幼少期から文化芸術音楽に携 わることが大事だと思いますので、来年度検証いたします。
文化芸術推進計画の中の見直しで検討したいと思います。
【長谷川たかこ委員】
幼少期からの文化芸術を育めるような仕組みをつくっていただきたいと思いますので、是非ともよろしくお願いいたします。
今年度、地域住民の幸せにつながる取り組みを行ったとして足立区が「シティプロモーション・アワード」で金賞を受賞されました。応募総数35自治体の中から13自治体が選ばれ、見事、足立区のシティープロモーション課が金賞を受賞されました。素晴らしい成果を成し遂げられたシティプロモーション課の取り組みを足立区の強みとし、今後、私も応援していきたいと思います。
【問】大規模イベントとして区民が自主的に運営しているギャラクシティ音楽コンクールと足立区音楽祭がありますが。これらをコラボさせ、来年度90周年企画の目玉として、この両者のイベントを区が積極的に区内外にアピールできないでしょうか。このイベントは大勢の区民の皆様で運営されています。足立区広報で特集号を組んだり、足立ケーブルテレビでの放送、ポスターなどを通じてシティプロモーションが戦略的に90周年事業の目玉企画の一つとして手掛けて頂きたいと切に要望致します。先ずは、教育長がコンクールや音楽祭に足を運んで頂いております。鑑賞されたご感想と教育長としてどのようなお考えをお持ちかお伺いいたします。また、他の執行機関の見解を伺います。
【教育長】
そんなに何度も足を運んでいるわけではないんですけれども、昨年、私、ギャラクシティ音楽コンクール、こちらの方を聴きに行かせていただきました。 区民の方が主体的に運営をされているということで、3時間ほどでございましたけれども、足立区以外からもかなりの方が参加をされているということと、レベルが私がとやかく言える筋合いではないんですけれども、非常に高いなということで、本当にすばらしい音楽祭だなというのを感じた次第でございます。
【生涯学習支援室長】
ギャラクシティの音楽コンクール及び足立区音楽祭につきましては、それぞれの実行委員会が主体的に実施をしておりますの で、まずは、それぞれの実行委員会に、コラボなど御意向を確認させていただきたいと思います。
現在、区として90周年の目玉企画としての考えはございませんが、それぞれのイベントの広報 につきましては、「あだち広報」掲載やホーム ページ等で、引き続き、イベントの周知を図ってまいります。
【長谷川たかこ委員】
シティプロモーション課は、 どのようにお考えで考えでしょうか。
【報道広報課長】
今回いただいたアワードですけれども、10年近くインナープロモーションという
ことで、情報発信を強化してきたことが評価されたと思っております。
この文化事業も含めて、私たちの仕事はそういったことの情報発進をサポートしていくのが広報室の仕事ですので、引き続き取り組んでまいります。
【長谷川たかこ委員】
足立音楽祭の実行委員の皆様が、是非ともシティープロモーション課での発信をお願いしたいというご要望もございました。そのようなことも含めて、聞き取りをして頂き、足立区で今後どのように90周年事業としてアピールできるのかも含め、是非、政策経営部の方でも考えて頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。
【問】来年度は区政90周年ということで、多くの区民の皆様や子ども達にとって思い出となる大変重要な節目です。区として、足立区の良さを区内外に積極的にアピールし、区民の絆を一つにする大切な役割を担って頂きたいと思います。
文化芸術は人々が日々の生活の中でゆとりと潤いを実感でき、心豊かな生活を実現していく上で必要不可欠なものです。区政90周年事業に是非とも文化芸術を盛り込んで頂き、区民の皆様に豊かな人間性の涵養と想像力、そして感性を育むことができる仕掛けをご提供頂きたいと強く要望致します。区長の見解を伺います。
【区長】
周年行事は、一過性に終わっては意味がないと思います。
確かに文化芸術、なかなか生活に余裕がなくて、そうしたものに触れる機会がない、経験ができない御家庭や児童・生徒がいることも事実だと思いますので、区としては、今回も演劇 の体験事業も含めて、経済的な状況にかかわらず、1人でも多くの児童・生徒が豊かな文化芸術に触れて、豊かな心を育んでいくという視点が非常に重要だと思いますので、別に90年にかかわらず、教育現場ですとか様々な事業に織り込みながら、区としても、次世代の子どもたちの育成に努めてまいりたいと考えております。
【長谷川たかこ委員】
区長から心強いお言葉を頂きましたが、次世代を担う子どもたちに、文化芸術を少しでも楽しむことができる機会を行政主導で行っていただいて、 子ども達にとって将来的に文化芸術が大人になっても根づいていく、そのような取組みを是非とも行政主導でこの足立区から発信し、築いて頂きたいと思います。どうぞ、宜しくお願い致します。