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10月20日の文教委員会の内容

今日も、委員会の報告です。今回は10月に行われました「文教委員会」です。
 この日の文教委員会は、午前10時より始まりました。
 まず、執行機関の職員の方から報告事項・説明があり、その後、質疑が行われました。

<報告事項>
 (1)足立区立本木東小学校の適正規模・適正配置
   実施計画(案)の作成について
 (2)足立区立山中湖林間学園の廃止及び宿泊行事の見直しについて
 (3)特別支援学級(固定制の知的障がい学級)の適正な
   配置のあり方について
 (4)平成20年度生涯学習関連施設指定管理者の業務評価の公表について
 (5)「パークで筋トレ」下半期の実施予定について
 (6)㈱コミュニティ・アーツ臨時株主総会の開催について
 (7)シアター1010懇話会の設置について


 質疑応答では、本木東小学校の統廃合についての議論がありました。
 今回、本木東小学校が、学区域内の居住人数が単学級規模であること、周辺の4つの小学校への入学傾向が強いこと、周辺地域全体での居住人数の減少に加え て、今後の児童数も大きな増加傾向が見られないことなどから、今後、本木東小学校と近隣校との統合により学校規模の改善を図ることを目的に、足立区立本木 東小学校の適正規模・適正配置実施計画(案)の作成がされました。

 本木東小学校との距離が一番近いことから、本木小学校は統合校として最も望ましい小学校と考え、本木小学校を改築するという計画案が出ています。

 私からは、4町会中3町会がこの統廃合に賛成の立場であることを踏まえて、当事者である本木東小学校PTA会長のご意見と、開かれた学校づくり協議会の 考え方について確認しました。
 この統廃合に関して民主党としては、以下のような見解を持っています(区議団の見解)。
『小規模校と少人数学級は違うので、子供達にとって、集団生活を行う上で、ある程度の人数の中で学んでいく環境を整えてあげることは重要であると思いま す。
 ただし、歴史ある本木東小学校への想いをしっかりと受け止め、区として、懇切丁寧にご説明を関係者皆さんにしていく努力は必要であり、今後もそのように 対応して頂きたい。』

この考え方に基づき、地域の子どもたちにとって、最もよい形を区に要望していきたいと思います。


 また、綾瀬小学校で行われる「超人シェフによるスーパー給食」についての説明もありました。
 「スーパー給食」とは、地元の食材を作りプロのシェフが考えた献立を、子どもたちが味わうという、 区長が進める「おいしい給食」の取り組みの一環で す。

 子どもたちの思い出作り、また地元食材の勉強なども含め、企画自体には意味があるものと思いますが、奇しくも同じ時期に世界食糧計画(WFP)の「学校 給食プログラム」のキャンペーンが行われていたため、多方面からの食育の必要性について、発言させていただきました。

 一流シェフによる「おいしい給食」もいいですが、世界にはカップ1杯の給食しか食べられない(その給食が一日の唯一の食事になることも)子どももいるの が現状です。
 日本で暮らす自分たちがどれだけ恵まれているか、食事を残すことがどれだけ贅沢でもったいないことであるか、などの食育も大切だと思います。

 例えば、WFPの方等を講師に招いて世界の学校の給食事情の勉強をした後、「世界の恵まれない子どもたちが食べている給食を味わう会」も実施すれば、子 どもたちにとって、大きなプラスになると思います。


 今回の委員会の中で、区の担当者にも一部、お話しをさせていただきましたが、それこそが、まさに食事を通しての教育「食育」のあり方だと思います。