11月17日の公共施設更新・再配置調査特別委員会の内容
この日の委員会では、前回の委員会で実質的な議論が始まった、アセットマネジメントシステムに基づく公共施設のあり方について、説明・報告および、議論
がなされました。
公共施設の更新・再配置等に関する調査研究について、
1.今後の公共施設のあり方について
2.他自治体の公共施設整備方針等について
3.施設建設費等について
以上の点について、資料をもとにした説明がされました。
「アセットマネジメント」というのは、あまり聞きなれない言葉だとは思います。
不動産業界などでは、投資用不動産を投資家に代行して管理・運用する業務を指す言葉として使われます。
公共施設の場合は、「公共施設等を資産と捉え、その損傷・劣化等を将来にわたり把握することにより最も費用対効果の高い維持管理を行う概念」と理解され
ています。
皆さんの税金により、建設・運営されている施設を、利用者の皆さんにとって最大限の効果を生むような施設へと変えていく必要があると思います。
委員会では、新設・改修が予定されている建物に積極的に「カラーも含めた、ユニバーサルデザイン」を導入し、ある種のモデルケースを作っていくことを提
案いたしました。
*****以下、委員会での議論の要旨(抜粋)です*****
【長谷川】
直近でどのぐらいの施設が今後変わる予定なのでしょうか。
<資産管理部制参事(施設更新担当)>
現在、足立区にある施設で、この間お示ししました施設の現況ということで、約640施設ありますが、そのうちの幾つという数はまだ出てきません。
これからアセットマネジメントで分析しながら、更新時期がいつになるかということで、年度ごとに計画といった数字は示していく予定でございます。
【長谷川】
これから新しく施設をつくる点で、やはりだれでも使いやすいという観点から、ユニバーサルデサインを取り入れた公共施設をつくっていくのが必要だと思い
ます。
私は、静岡の浜松市や世田谷区を視察に行きまして、公共施設にユニバーサルデザインを導入している点ですごく進んでいると感じました。
私も代表質問で、カラーユニバーサルデザインという点ていろいろ提案させていただきました。
足立区としても現段階で気づいた点として、庁舎内のユニバーサルデザインという観点から修正してくださっている部分もあるのですが、今度、足立区が公共
施設を変えるに当たっては、例えば建物サインとか案内表示などを、カラーも含めたトータルのユニバーサルデザインの公共施設というものを、ある意味一つモ
デルケースとして、作っていくのはどうかなと思うのですが、いかがでしょうか。
<財産活用課長>
本日、施設課長が別の委員会に出ておりますので、私が答弁させていただきますけれども、いま長谷川委員お話のご提案というのは、一つの施設を限定して一
つモデル化するというご質問だと思うのですけれども、それについても、いずれにしてもユニバーサルデザイン化を進めていきたいという考え方は持っておりま
すので、今後検討させていただくということで、いまのところはご答弁させていただきたいと思います。
【長谷川】
ぜひまず第一歩の試みとして、そういうユニバーサルデザインがトータルで導入されている公共施設をぜひつくっていただきたいと思いますので、よろしくお
願いいたします。