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補正予算案撤回

23日から平成21年第1回定例会が行われています。
 昨日、25日には、私も本会議で質問をさせていただきました。


 しかし、その本会議の冒頭、事務局長から議会に提出されていた「補正予算案」の撤回が報告されました。
 本会議の始まる前の議員運営委員会で取り扱われ、議長に許可されたということは、同じ会派の委員から話しを聞いていました。

 一度、提出された予算案(今回は補正予算でした)が撤回されるというのは、あまり聞いたことがありません。
 国民健康保険特別会計の歳入で、国からの補助金を過大に見込むミスがあったというのが、今回の撤回の理由とのことです。


 このような社会状況の中で補正予算を組む作業も緊急を要し、また、経済情勢は日に日に悪化し、予算のもととなるデータも日に日に変わる中での補正予算案 の作成は、大変な作業であったことは理解できます。

 しかし、議会において行政の予算案を議論し、決定することは、もっとも大切な仕事の一つです。
 そのもととなる予算案について、不完全なものを議会に提出するということは、行政側の責任は決して軽いものではありません。


 人間の行うことに失敗があるのは当然ですが、一人の人間の失敗をカバーし、修正していくのが組織の役割です。
 今回は、予算案提出まで、その失敗が修正されなかったということは、組織としてのチェック体制に不備があったということです。

 再発防止のためにも、もう一度、予算案・条例案の議会提出までのチェックの体制を、しっかりと確認していただきたいと思います。