6月20日の公共施設更新・再配置調査特別委員会
先月に開かれた臨時会で、その設置と私の配属が決まりました「公共施設更新・再配置調査特別委員会(今後は、公共施設特別委員会と略記)」が初めて開か
れました。
この委員会は調査項目・設置の理由について
・公共財産の有効活用に関すること
・公共施設の更新に関すること
・公共施設の再配置に関すること
・公共施設の機能に関すること
という内容を頂いていましたが、実際に委員会で議論を考えると、上記の表現だけでは、あまりにも漠然としすぎて、何を議論していけばよいのか分からない
点もあります。
そこで、委員会の席で、「今後、この委員会で何をどのように議論していくのか?」ということを確認しました。
委員長はじめ各委員、そして行政側が共通の認識を持たなければ、まとまりのない議論になりかねないテーマです。
委員会では時間が限られていましたので、委員会後に改めて、委員長・事務局に対して委員会の議論の内容や資料について、いくつかの質問をさせていただき
ました。
質問は、おおむね以下のような内容です。
【1】 この委員会で何を、議論・検討するのか?
A)マクロ的な議論: 高齢化社会を迎えるにあたって、高齢者が気軽に
利用できる、参加できる施設を増やした方がいい。というような話なのか?
B)ミクロ的な議論: この施設は廃止した方がいい。とか、この場所に新しく
施設(たとえば、区民事務所等)を作った方がいい。というような具体的な
ことを話すのか?
C)また、その両方か?
【2】 何を更新や再配置の検討対象とするのか?
A)ソフト面(業務内容、サービス面)での検討なのか?
B)ハード面(建物・・・耐震強度や使用年数による耐久性の問題、
バリヤフリー(UD)など)での検討なのか?
C)また、その両方か?
【3】 どこまでの施設を検討の対象にするのか?(公共施設の定義)
A)区役所、区民事務所、子育てサロン、生涯学習センターなど、
区民に対する区のサービスが行われている施設は?
B)公立の学校等は?
C)公園や道路などはどうか?
【4】 何を(どこを)基準に優先順位をつけて検討していくか?
A)区の方針? サービス内容?(ソフト面)
B)利用者数、予算などから導ける稼働率や効率?(ソフト面)
C)耐震、耐久年数などの安全性?(ハード面)
改めてまとめてみると、この委員会で議論できる内容は広く、ひとつひとつポイントを絞って議論していかないと、大変なことになりそうです。
本来なら、この日の委員会で、これらのことを全てクリアーにしたいと思って準備していきましたが、時間の都合上、出来ませんでしたので、後は、正副委員
長によって、委員会の進め方等を話し合っていただけると思います。
また、委員会で議論を進めるにあたって、必要と思われる以下のようなデータも、議論に合わせて提出いただけるようにお願いいたしました。
○具体的に、どのような施設でどのような事業(サービス)が行われているか?
数、サービス内容、予算、活動実績、配置場所、広さ、人員、利用者数など・・・
○公共施設の更新や再配置を考えるときに、関係する条例や設置基準、整備基準などはどれくらいあるか?
次回の委員会では、これらを踏まえて、実質的な議論に早く入っていければと思います。