綾瀬小学校:小学校図書館司書の取組みを視察
文教委員会では、小学校おける図書館司書の充実に向けた陳情が出ています。
中学校同様に直接雇用に切り替えた週5日の図書館司書の配置と学びの環境の充実が叫ばれています。
現在、綾瀬小学校を含む足立区の小学校では、週に2日間図書館司書が派遣されています。綾瀬小学校においては、火曜日と金曜日8時30分から15時15分までの配置となっており、他の曜日については図書委員の小学生メンバーが担当し、本の貸出を担っています。
現在、図書館司書は民間業者に業務委託をしており、そちらの会社から50名が足立区全小学校68校に派遣をしています。
司書がいることで、図書館の整備と本の視覚化、自分で本が選べなかった児童でも司書からアドバイスをもらいながらスムーズに本に興味が持てる環境が構築されています。司書がいることで、どのような本を選出するか、アドバイスをもらえるということは調べ学習の際にとても役立ちます。クラスの担任だけでは、クラスの子どもたち全員の質問や疑問、要望に答えることはとても困難です。
疑問を持ったらすぐに調べられる学習環境を提供すること。
その環境を与えることで、子ども達の学力アップにつながっていきます。
小学校の教員と図書館司書との連携は勿論必要です。
この点にも力点を入れた教育を行う事で、子ども達の情報収集力・分析力を養う取り組みに繋がっていきます。このような土壌を小中学校で強力に推し進めて学ばせることは、ゆくゆくは、自らの力で疑問を見つけ、自分で解決でき、生きる力に繋がっていくはずです。
このような力を育むためにも、小学校6年間で図書館を使った主体的・探究的な学習ができる環境を提供していきたいと思いました。学校図書館を用いた授業を行いながら、情報活用能力育成を推し進め、調べた内容を基にそれをさまざまな形に変化させながら学びを深める取組みが足立区の小学校で積極的に行われるよう、小学校においても図書館司書の活用を強力に推進していきたいと思います。
今回の視察で、図書館司書、週5日導入による学びの提供は必要だと感じました。
本日はお忙しい中、足立区役所の担当の方もご一緒して下さいました。
綾瀬小学校校長先生、そして視察を同行して下さいました区のご担当者の方には、大変感謝申し上げます。