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学校における柔道事故に関する勉強会

 いつもお世話になっている初鹿明博代議士からお誘いを頂き、今日は衆議院議員会館で行われた「学校における柔道事故に関する勉強会」に参加をしてきました。
 初鹿明博代議士はこの勉強会の発起人です。

 最近、柔道の死亡事故が他のスポーツと比較して予想以上に多く、「柔道事故被害者の会」を中心としたシンポジウムも開催され注目を浴びています。
 そのような中で、来月より全国の中学校の1・2年生に男女ともに武道の授業が必修化されることになりました。


 学校現場で起きている柔道事故は名古屋大学の内田准教授の調査によると28年間で、学校における柔道事故死は114名、うち障害が残った生徒は275名とのことでした。
 今回の柔道必修化に伴い、学校での安全対策をしっかりと整えていかねばなりません。

 私も丁度、この年齢の子どもを育てている親として、この現状を知り、大変驚きました。

 死亡事故のあるリスクの高い武道を中学の授業の必修として行う必要性があるのかという議論も残っていますが、日本の武道という文化を継承するうえで、必修化にするのであれば、事故が起きないよう安全対策を万全に整えていかねばなりません。


 武道必修化準備状況への危惧として、
  ・多数を占める急造指導教諭の専門知識不足・
   経験不足
  ・安全を確信できないレベルのカリキュラムや
   指導方法
  ・柔道事故発生時の指導教諭の対応力不足
  ・事故の情報収集・分析の仕組みがない
などが挙げられます。

 今後、安全対策や指針などが国のレベルでしっかりと決められていくことと思います。

 私も地方議員の一人として、実際の教育現場で行われる指導について、区の教育委員会の皆様としっかりと議論を交わしながら、早急に安全対策を検討していきたいと思います。
0315

学校における柔道事故に関する勉強会