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代表質問の内容⑧【ユニバーサルデザインの教育から学校改革へ・教員の働き方改革について 】

3.教員の働き方改革について
<長谷川たかこ>
【問】ICT機器を積極的に活用させることで、教員の大幅な業務改善につながります。流山市立おおぐろの森中学校では、授業では、教員が黒板に板書したものを生徒がノートに書き写すことは無く、そもそもチョークを使いません。タッチペンで書き込みや操作が出来る電子機能付きプロジェクターで黒板上に資料や教材の提示がすぐに出来、授業がテンポよく進み、生徒も飽きることなく学んでいます。板書の時間が削減され、授業が効率的になり、教員と生徒の学びの時間が取れるといったメリットがあります。生徒のタブレッド画面と連動させ、学習課題をわかりやすく提示して説明を行い、思考や意見を共有することで相互理解を深める学習を目指しています。
 
さらに授業前の煩雑な準備がいらないので、先生方の評判がとてもよく、タブレッドを無線接続して、画面表示やオンライン配信もできるので、欠席している生徒への授業の配信や全校集会や学校行事の映像配信など、その他の場面でも活用が増えているそうです。
 
足立区教育委員会で、流山市立おおぐろの森中学校を視察し、足立区の全小・中学校においても電子機能付きプロジェクターを活用した授業展開を試みるよう強く要望致します。区の見解を求めます。
 
<こども支援センターげんき所長>
次に、流山市立おおぐろの森中学校のような、電子機能付きプロジェクターを活用した授業展開を求めるとのご質問についてお答えいたします。
 
区では現在、教員用タブレッドや各教室に設置している大型ディスプレイなど、ICT機器を活用した授業展開を行っており、一部の学校では、紙のノートは使わず、教員がアプリケーションで作成したデジタルノートを活用している事例もございます。また、タブレッド端末を活用し、全校集会や欠席した児童・生徒への授業の配信をオンラインで実施している学校もあります。
 
流山市立おおぐろの森中学校を視察し、現場の状況を確認すると共に、その事例を参考にしながら一人一台のタブレッドを充分に活用し、児童・生徒の特性や主体性を生かした「学習者中心の学び」の授業展開を目指して参ります。
 
<長谷川たかこ>
【問】さらに、小・中学校における定期テストにおいては、自動採点システムの導入を求めます。この採点システムの諸経費は年間14万円。流山市においては、来年度、流山市内全校導入となります。自動採点システムは、マークシートのみならず、記述式にも対応をしており、3時間の業務も30分に削減されるといった優れものです。模擬試験のように、テスト内容の分析や、個人成績分析結果も出されます。
 
足立区においても、是非とも自動採点システムの導入をするよう求めます。区の見解を伺います。
 
<教育指導部長>
次に、定期テスト自動採点システムの導入についてお答えいたします。
区立中学校では、児童生徒一人ひとりの学習状況や到達度を把握するために定期テストを実施しております。学級担任、教科担任などが採点する利点は、児童・生徒一人一人の状況を丁寧に見取る事が出来、個のつまずきに応じた必要な指導・支援を行えるところにあります。また、テスト内容によっては、学習支援員などの人材が採点を行えるよう体制を整えることで、教員の負担軽減にも努めております。
 
ご提案の自動採点システムにつきましては、流山市の視察を踏まえ、その利便性や効果などを確認し、導入の有効性について研究して参ります。
 
<長谷川たかこ>
冒頭、申し上げました通り、私は第三子出産の際に大量出血を伴い、生死の境をさまよいました。そして10人分の皆様の献血により、私の命は繋ぎ止められました。 
この命を無駄にせず、日々、使命感を持って、私は議員として全力で社会に貢献して参ります。ご清聴ありがとうございました。