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代表質問の内容⑥【女性の健康づくり・婦人科専門相談窓口の設置について】

前回に引き続き、今回は「女性の健康づくり・婦人科専門相談窓口の設置について」行った代表質問をご紹介します。

足立区では、区内5つのエリア「綾瀬」「六町」「江北」「花畑」「千住」を、まちの特徴・魅力や求めるべき将来像などをエリアデザインとして構想し、現在取り組みを進めています。そのようなエリアを「子育て応援地域」として、女性の健康づくりを強力に進めて頂きたい旨、要望しました。資産管理部からは、既にコンセプトが決まっている綾瀬地区に関しては、「子育て応援地域」の設定を行うことは困難との見解です。

しかし、今回、東綾瀬地区にある東和保健総合センターを綾瀬エリアに移動する予定になっており、質問の回答では、衛生部からは必要に応じて子育てや女性の健康づくりを支援する機能の強化を検討するとのことでした。

という事は、綾瀬地区は子育て、女性の健康づくりを支援する地域としての役割を担うことになる=(子育て応援地域)となる訳でこの回答一つを取ってみても、縦割り行政の弊害で担当部署間での情報の共有が行われていないように見受けられます。今後是非とも、総合的な観点での政策決定とその実現に向けて、関係する担当部署間でしっかりと協議を重ねていって頂きたいと思います!

また、子育ての経験談でいうと、特に女子中学生・高校生の思春期の成長過程で生じる婦人科外来が区内の医療機関では非常に少ないという現実があります。是非、役所の皆様にはこのような所にも着眼点を置いて頂き、子どもも含めた女性の健康づくりを支援する機能を持ち合わせた整備を区として早急に構築して頂きたいと思います。

以下、代表質問の内容と、その答弁です。

*****以下、議事録の抜粋(要旨)*****

<長谷川たかこ>

女性の健康づくりや婦人科専門相談窓口の設置について、質問・提案をさせて頂きます。

現在、区内5つのエリア「綾瀬」「六町」「江北」「花畑」「千住」を対象に、まちの特徴・魅力や求めるべき将来像などをエリアデザインとして構想し、取り組みを進めています。

1.綾瀬地区(東綾瀬区民事務所などの跡地)などのエリアデザイン地域を「子育て応援地域」として設定し、女性の健康づくりを強力に進めて頂きたいと思いますが如何でしょうか。

【資産管理部長答弁】

綾瀬エリアデザインについてお答えいたします。

綾瀬地域に関しましては、本年6月に「緑があふれ心と体が健やかに育つ街綾瀬」というエリアデザインのコンセプトを設定し、現在、旧こども家庭支援センター跡地のプロポーザルを進めているところでございます。

 従いまして、現段階でエリアデザインに「子育て応援地域」の設定を行うことは困難でございます。

【再質問での回答:資産管理部長答弁】

各エリアに特徴などを抽出している状況ですが、その地域に合った状況であれば、そういった選定は可能かと考えております。

今後の地域ごとの検討の中で考えてまいります。

<長谷川たかこ>

特に女子中学生・高校生の思春期の成長過程で生じる婦人科の相談や医療ニーズは高いにもかかわらず、子どもを診療する病院がとても少ない状況です。

子育てを応援し、女性の健康づくりを支援する機能を持ち合わせた整備を区として、是非とも進めて頂きたいと思います。

2.そこで、医療機関と連携・協力をし、不妊症や不育症で悩むご夫婦の相談窓口や中学・高校生が利用できる婦人科の専門相談窓口を綾瀬地区の保健総合センターや医師会館などで開設して頂きたいと思いますが、如何でしょうか。

また、医療機関を紹介する機能も備えて頂きたいと思いますが、如何でしょうか。

【衛生部長答弁】

女性の健康づくり、婦人科専門相談の設置に関するご質問に一括してお答えいたします。

現在でも、各保健総合センターでは、不妊治療、不育症及び婦人科の個別相談をはじめ、中学生、高校生からの個別相談にも応じております。新たに東綾瀬地区に現在の東和保健総合センターが移転する際には、必要に応じて子育てや女性の健康づくりを支援する機能の強化につきまして検討してまいります。なお、医師会での相談窓口開設につきましては、今後、医師会と協議を重ねながら相談窓口設置について研究をしてまいります。

また、医療機関の紹介機能につきましても、医師会との連携をして行えるか、今後研究してまいります。