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男性不妊について

今日は午後から私の友人の紹介で、泌尿器科医師”コボちゃん先生”こと4人の子どもの父でもある小堀善友先生が足立区役所に来所されました。小堀先生は獨協医科大学越谷病院 泌尿器科の医師です。

 

以前から小堀先生のことは友人からお話を伺っていたので、今日は衛生部の保健予防課の課長と面談をして頂きました。

 


不妊症の原因、その半分は男性側にあるそうです。不妊症の原因は男5:女5とのお話。

えっ、女性側ばかり責められていたのに、そんな数値が出ていたなんて驚きです。

小堀先生のお話では、男女が妊娠を希望し1年妊娠できないと、不妊症と診断される中で、カップルの6組に1組は不妊症とのこと。

不妊症は女性に原因があるというイメージが常にありますが(ネットや本を見ても、そのような記述だらけです)、実際には、半分は男性が原因であることが分かってきているそうです。

しかし未だにその事実は周知されておらず、男性側からの協力が十分でないため、女性側が一方的にストレスを感じる治療がされています。

 

例えば、不妊治療に行っても最初は女性側ばかりがホルモン治療を受け、その治療も何回となく続く注射がストレスをさらにさらに煽ります。注射は毎日続けなくてはならず、自宅で長い針をお腹に自分で刺す痛みとその針を刺す時の恐怖は当事者でなければ分からない壮絶な戦いです。私はこの注射によって、寿命の数秒を削られていると感じていました…。

壮絶な精神的な苦痛と肉体的な苦痛。不妊治療はお金がかかりますが、経済的な部分については、痛みを伴わない男性がしっかりと払ってくださいという事で我が家は決着です。

 

男性側は、注射をするわけでもなく、痛くもないし、子どもが出来ないのは卵が老化しているからと平気で言ってのけてしまうこともあり、不妊治療は女性の負担がとても大きいです。ただ、男性側にも原因があることを詳細に記述している書物がないため、女性側の不妊要因のみ声高らかに叫ばれていることが一つの原因であると感じています。つまり、男性不妊があることを知る得る情報量が乏しいということです。

 

要するにそこまで、まだ解明されていなかったという事でしょうか?

 

男性はプライドが高いと、自分に不妊要因があることを信じたくないという防御が働くのか、自分を治療の対象とすることについて積極的ではありません。

 

小堀先生は、妊活は女性だけでなく、男性も積極的な協力が必要とおっしゃられています。

 

であるからこそ、自分の身体をよく知り、妊娠しやすい状況かを確認するために、広く周知活動を行いたいとのお話でもありました。先ずは、この足立区で実現をされたいそうです。

大変ありがたいお話です。

課長にもお願いをさせて頂きました。

私と同じ想いをしている女性は多いはず。

 

小堀先生のお力を借りして、夫婦ともに男性の射精・精子についてしっかりと知識を得ながら、男性妊活に役立つ仕組みをこの足立区から構築して行きたいと思います。