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予算特別委員会の内容⑦発達障がい支援施策「ペアレントメンター事業の拡充について」

現在、住区センターには全て学童が入っており、区内48か所の学童保育施設があります。学童保育内では、子ども支援センターげんきに声が上がってこないグレーゾーンの発達特性のある子ども達が多く利用している状況があるそうです。学童保育内での発達支援について、家族支援にもつなげるべきではないかという気づきのご意見等を現場スタッフから沢山いただいています。

子ども支援センターげんきでは、発達支援に課題のある子どもに対する親に対しての指導や助言を行っていますが、保護者からは不満とあきらめの声が、ここ数年、私に沢山寄せられている状況です。

利用者からの共通した困り感は、教育現場の教師たち(学校)と子ども支援センターげんきとの連携が取れていない、その為、適切な指導を学校の現場で全く受けることができていないため、現状がますます悪化しているという点です。毎回、何度となく私が間に入り、学校での不適切な対応についての具体的な課題を子ども支援センターげんきや教育委員会につないでおり、各機関との相互連携とその具体策を練るよう働きかけていますが、もぐらたたきのように一つ解決しても次から次へと相談が入ってきます。

学童スタッフからは、ペアレントメンターに学童の現場に実戦で入ってもらい、日々の子どもの状況を見ながら教えてもらいたいという要望が出ています。

児童の激しい感情や行動をどのように対応し、 クールダウンさせるのか、どのような声掛けをしていくことが良いのかを実践編で指導してもらえる仕組みをこれから構築していきたいと思います。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

発達障がい支援施策「ペアレントメンター事業の拡充について」

【長谷川たかこ委員】

学童やランドセル児童館への技術提供的派遣、ペアレントメンター事業の拡充について伺 いたいと思います。

昨年から今年にかけて、中央本町住区センターで行っている学童運営スタッフの皆様と学童に関するご相談とその解決に向けた会議を何回もしてきました。

住区推進課の課長や、他執行機関の皆様との会合を行い、この課題解決に向けた話し合いが今進んでいる状況です。学童の問題では、発達障がい特性のある子どもに対する向き合い方であったり、家族を含めた対応の難しさが挙げられています。

学童スタッフは特性を持つお子さんやその保護者に対する対応で疲弊をしているところです。

現在、学童支援児等学童保育巡回指導があっても役に立っているかと問われると、若干という話です。 また、ペアレントメンターからの研修を学童スタッフにしていただいているそうですけれども、 こちらも十分な効果がないとのご指摘です。加配といった形で、学校でいうところの介助員のような人を雇うための補助的な仕組みもありますが、募集をかけても人が来ないと言われていま す。また、発達に理解のある人が来る保障はないとのことです。 そこで、提案をさせていただきます。 研修会や年に数回の巡回指導では効果が出ない と現場のスタッフのほうから話しが出ているので、学童スタッフからは、ペアレントメンターに学童の現場に実戦で入ってもらい、日々の子どもの状 況を見ながら教えてもらいたいというお話が入っております。 児童の激しい感情や行動をどのように対応し、 クールダウンさせるのか、どのような声掛けをしていくことが良いのかを実践編で指導してもらえる環境を是非とも構築していただきたいという要望が出ております。

【問】中央本町学童や他複数の学童をモデル校として ペアレントメンターに実践で入ってもらうことを提案させていただきますが、区の見解を伺います。

【地域調整課長 回答】

ペアレントメンターのアウトリーチにつきましては、所管とちょっと協議させていただきまして前向きに検討していきたいなというふうに考えてございます。

【長谷川たかこ委員 】

前向きに検討していただけるとのこと、期待しておりますので、是非モデル校も含めたような形で進めていただければと思います。