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予算特別委員会の内容⑥【発達支援に課題のある子どもと親に対する支援の構築について】

子ども支援センターげんきといった専門機関があり、発達支援に課題のある子どもに対する親に対しての指導や助言を行っているところではありますが、保護者からはここ数年ずっと不満とあきらめの声が私のもとに沢山寄せられています。子ども支援センターげんきと学校との連携がうまくいっていないことや、そもそも、学校側の特別支援教室の教師が障がい特性のある子どもたちに対する適切な指導ができないがゆえに子どもたちが不登校になってしまい、また手遅れになってしまっている事象があります。

毎回、何度となく私が間に入り、学校での不適切な対応についての具体的な課題を子ども支援センターげんきや教育委員会につなぎり、各機関との相互連携とその具体策を練るよう働きかけている状況です。

あまりにも深刻な状況まで陥ってしまったお子さん方が多く、親御さんからのご相談が私に頻回にある中で、こども支援センターげんきでの支援体制の見直しや学校現場での適切な指導がなされるよう、その改善を求める質問・提案をしました。

 

 *****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****

 【発達支援に課題のある子どもと親に対する支援の構築について】

【長谷川たかこ委員】

発達障がい児・者とその家族からの様々な相談に応じた指導(療育的)と助言を行う支援制度の確立を強く求めます。私は議会で何度も提案をし、区として関係部署との連携を図るために発足した発達支援検討委員会で、就学前の発達支援児を対象とした「気づき」と「支える」を重視した支援体制を構築されてきました。

【問】就学後への継続した「つなぐ」と「支える」については、特別支援教室の全小・中学校配置による支援体制の確立が行われましたが、不登校などで学校に通えない子ども達のげんきでの相談後のフォローアップ体制が乏しい状況です。そこで、子ども達の直接的な困り感を解消するための療育的支援が必要です。保護者の方々から子ども支援センターげんきに行っても親に対しては助言のみ、子どもに関しては対処療法となってしまっていて、直接的な子どもへの支援に結び付いていないと悲鳴ともいえる切実な声が何件も入ってきています。こども支援センターげんきが学校指導主事や心理士、スクールカウンセラーと強固に連携し、配慮を必要とする個々の子ども達に対する学校での指導支援プランの組み立てをしっかりと行い、学校側での対応が対処療法とならない取組みとなるよう強く求めます。区の見解を伺います。

【教育相談課長】

こども支援センターげんきの教育相談についてですが、発達に課題のある不登校児童・生徒も含めまして、単なる助言のみとか療育的対症療法だけにとどまっているわけでは実はございませんで、例えば発達障がい、また、発達に課題があるお子さんに対しては、個別指導ですね、視覚教材、絵とか、そういう視覚教材を用いた支援であるとか、また、月に1回程度、グループ活動といいまして、ソーシャルスキルトレーニングを含めた活動も、心理士がやっているんですね。そういう形で、より一歩踏み込んだ支援も、特別支援教室並み、そこまでいかない支援もやっておりますので、引き続きやって参りたいと考えて

おります。

また、つなぎの部分で、特別支援教室と連携した支援で、指導計画というのはつくるんですけれども、教員がつくるんですけれども、その際にカウンセラーなんかも、課題があるお子さんについでは情報提供しておりますし、教員に、いろんなやり取りをしております。

また、ただ、指導計画つくる際の質の向上というのは確かに課題はございますので、指導主事の指導主事による支援であるとか、より充実させるための、そういう取組を行って参りたいと思います。

また、教育相談は、引き続きずっとやっていますので、学校教育相談で、外部でやっている教育相談については、学校と連携したカウンセラーと連携してフォローしているというような状況でございます。

 

【長谷川たかこ委員】

足立区では踏み込んでやっていらっしゃるというお話をされるのですが、当事者の方々が何人もご相談に私のもとへ来られます。今、課長から頂いたお話をしますと「受けているけれども、でも、うまく子どもとマッチングしてなくて。足立区の支援が我が子には合ってない。」と言うんですよ。

親御さんも悩みも抱えているけれども、親としては区が専門家を用意して我が子の不得手なところが補えるように指導をしてくださるという認識でいたにもかかわらず一向に改善しないと口々におっしゃっております。ここ数年たっても、皆さん同じことをおっしゃっています。ですから、そこを改善していかないといけません。また、学校現場に行ったときに、その学校の支援の仕方が対症療法になってしまっているというお話です。このことも複数の親御さん達から入っております。 指導支援プランの組立てを大至急見直していただき、強固に構築していただきたいと思います。再度の質問です。

【教育相談課長】

確かに、相談において全ての保護者に満足できるかどうかというと、なかなか難しいところもあるかと思いますが、引き続き努力をして参りたいと思います。支援プランにつきましても、基本方針の立て方とか、そういうことをきっちり説明して、研修も含めて考えていきたいと考えております。

 

【長谷川たかこ委員】

中学校卒業後の状況についてですが、継続して、是非、困り事を徴取していただき、保護者の寄り添い支援となるような仕組みを構築していただきたいと思います。

【教育相談課長】

実は、教育相談も18歳までやっておりますので、中学卒業後のフォローについて、利用できる旨の周知拡大に努めて参ります。

 

長谷川たかこ委員

その部分についても、強固に支援をしていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。