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☆文教委員会㉕【不登校の子ども達や発達障がい特性のある子ども達とその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願】

○かねだ正委員長 次に、請願・陳情の審査に移ります。
(1)元受理番号6 不登校の子どもたちや発達障がい特性のある子どもたちとその保護者に対する適切な支援等の創設を求める請願を単独議題といたします。前回は継続審査であります。執行機関、何か変化はありますでしょうか。

○教育相談課長 今年度よりスクールソーシャルワーカー3名を増員し、18名体制で不登校など子どもたちの支援に当たってまいります。

○かねだ正委員長 それでは、質疑に移ります。何か質疑はありませんか。

○長谷川たかこ委員 学習障がいの件です。政策提言をさせていただき、足立区の全小学校にMIMを導入していただいた経緯がありますが、MIMだけでは、学習障がいを持つお子さんにとっては支援が足りない状況です。支援としては、充分ではないというのが、当事者の保護者からのご感想です。普通の通常学級では、文字を書かせて反復練習をするということをよくやっていらっしゃると思いますが、学習障がいの傾向のあるお子さんたちに対し、区としてどのようなご対応を行おうとされていらっしゃいますでしょうか。

○支援管理課長 学習障がいにつきましては、主に特別支援教室を利用していただき、そこで操作等を学ばせて、在籍の学級に帰って使えるような形で、今、指導をしております。

○長谷川たかこ委員  MIMというのは、今、タブレットでやっていらっしゃるのでしょうか。

教育政策課長  MIMにつきましては、今、基本的には紙でやっております。文字を書いたりということです。

長谷川たかこ委員  今、タブレットを活用しながら学習障がいの傾向のあるお子さんに対しての指導方法がいろいろとあります。現在、品川区では、導入されているそうです。品川区はシステムを開発した企業と連携し、タブレットでその支援を行っています。その商品をご存じですか。

かねだ正委員長  誰かお答えになれる方いますか。

支援管理課長  アプリ等で、いろいろな業者がそのような開発をしてるということは知っております。現在、足立区においては、モデル校で実際に令和元年度から準備をしておりますので、今の段階では、足立区独自の方法でお子さんに指導をしております。

長谷川たかこ委員  品川区では2021年9月から品川区の公立小学校11校で、発達障がい児や読み書きに困難を抱える児童向け学習アプリを使っていらっしゃいますが、足立区でもこのような類似するものを使っているという認識でよろしいのですか。

支援管理課長  足立区においては、まだそのようなアプリは使っておりません。各学校でいろいろと試したものを共有しながら、今、準備をしているところでございます。

長谷川たかこ委員  今は検証段階ということですね。品川区では、発達特性に配慮したICT学習を取り入れたアプリがあるので、この委員会が終わりましたら情報提供をさせていただきたいと思います。このようなアプリを研究していただきながら、足立区として、どのようなアプリが適切かを研究していただきながら、導入をご検討いただきたいと思います。また、以前からもお話ししているように、不登校の生徒に対するオンライン、アーカイブの授業がいつから開始できるのかということを保護者の方々からお声をいただきます。スケジュールを明確に示していただきたいと思います。いかがでしょうか。

教育相談課長  オンライン授業につきましては、各学校に、不登校児童に対する支援の一つとして、いろいろな活用、こういった支援の方法がありますということで4月に通知のほうを出していく予定であります。アーカイブにつきましては、先月、前課長のほうからもお話があったと思うんですけれども、9月を目途に、技術的な面であったり、効果面であったり、そういったことを検証しながら結論を出していきたいというふうに考えております。

長谷川たかこ委員  保護者の方々の耳には全然届いておりません。小中学校の保護者の方のお耳に届くように、是非とも教育委員のほうから周知・啓発をかけていただきたいと思います。いかがでしょうか。

こども支援センターげんき所長  今のオンラインの授業配信ですとかその辺につきましては、改めて学校長会を通じて、そういった不登校におけるICTの活用について通知をしてまいりたいと考えております。そのことを通じて保護者にも伝わるようにと、そういうふうに発信していきたいと考えております。

長谷川たかこ委員  「一応、9月を目途に」とおっしゃいましたが、アーカイブについては大筋決まっている内容で、その前後ぐらいに周知・啓発していただけるという認識でよろしいでしょうか。

こども支援センターげんき所長 不登校支援は現在も行われておりますので、この4月の段階で、改めてICTの活用については通知を申し上げたいと思っております。
また、アーカイブの活用につきましては、これ前回の委員会で申し上げたんですけれども、今現在、PTAのほうでその内容につきまして技術的、指導的観点、効果的側面、こういったことを含めて議論をしているところでございます。その結論が、9月を目途として現在、検討を進めているところでございます。

長谷川たかこ委員  議論をしていて9月に行うというお話でしたよね。

こども支援センターげんき所長  これ繰り返しになりますけれども、プロジェクトチームがございまして、そこで、こういった録画、アーカイブができるかどうかの技術的、指導的観点、効果的側面を含めて現在、検討を進めて、9月までには結論といいますか、到達点といいますか、そこをお示しできるように現在、検討してるところでございます。

長谷川たかこ委員  9月を目途にやっていくというふうに代表質問でお答えになられたと思うんですけれども、違いましたでしょうか。

こども支援センターげんき所長  いろいろ技術的なところもありますので、そういったことをしっかり検討して、その結論を9月までには出していきたいと、そのように答弁させていただいたものでございます。

長谷川たかこ委員  代表質問では、やりますと言っていたと思うんですが。もう一度、議事録、答弁、チェックしていただけますか。私はやっていただけるという認識で、区民の皆さんにもSNSを通じて報告させていただきましが。

こども支援センターげんき所長  今、私申し上げたのは、前回の文教委員会の内容の報告なんですけれども、改めて代表質問の内容も確認させていただきたいと思います。

長谷川たかこ委員  代表質問で「やります」とおっしゃっているからには、やっていただかないと。

かねだ正委員長  長谷川委員、これ確認すると言ってるんだから、確認してから

長谷川たかこ委員 では、確認をされて、しっかりと反映されてください。通知に関しては、保護者にお話しをする段階ではないということですね。不登校支援としてオンラインを具体的にどのように行うかを明確にしていただき、保護者の皆さんには、しっかりと周知・啓発していただきたいと思います。このことについては、いつ頃を目途に行われるのでしょうか。

こども支援センターげんき所長  まず、このICTのまちと合致した不登校支援でございますけれども、しっかり学校のほうでその内容といいますか、それをしっかり認識を持って、技術的なことも含めてやっていけることが必要だと考えております。
そのために、まず現時点で、こういったものがいいのではないかという学校内でやり方といいますか考え方、そういったものをしっかりと我々が学校のほうにお示しをする。このことが、まず必要だと考えております。学校の体制が整うといいますか、しっかりできるようになってから保護者のほうに伝わるという形が望ましいと考えております。

かねだ正委員長  長谷川委員、そろそろまとめましょうか。

長谷川たかこ委員  はい。渋谷区でも先進的にやっていらっしゃっているところもでもあります。足立区においては、既に西伊興小学校などでやっている学校もございますから、そこをモデルケースとしながら、オール足立で行う事を念頭に入れて、早急に体制を整え、保護者に対しても迅速に周知・啓発していただきたいと思います。よろしくお願い致します。

 

かねだ正委員長 ご要望ということで。 各会派からの意見をお願いします。


鹿浜昭委員  この請願は令和元年6月10日に出されたもので、約3年経過したかと思います。そんな中でも、区教委が本当に、チャレンジ学級、あすテップなどのものを創設したり、また、ICT活用実施計画を設けたり、いろいろな様々な施策を取り組んできていると思います。まだ、このICT活用実施計画は令和6年度までということで、分析、また、いろいろな方法で目標値も設定してしっかりやられているというふうに思います。このメンバーでの、本当にこの委員会、最後となりまして、結論を出す必要があるかとは思いますが、そういった意味では、これをずっと見届けながら進めて議論していく必要性があるかと思いますので、継続でお願いします。
小泉ひろし委員  これまで、教育委員会というか支援センターげんきのほうでもいろいろな、様々な計画をもって支援策をやっていると、取り組んでいる真っ最中でございます。その辺のことを、 成果を期待をしながら継続とさせていただきたいと思います。

ぬかが和子委員  先ほどの質疑の中でもあった学校に起因するという場合に、先ほど来の答弁の中で、学校との連携を深めるというお話だったけれども、要は、保護者がきちんと学校以外のところに相談ができるんだということを、ちゃんと認識してもらう、つなげられるようにしていくというのは、本当に、取り残さないという意味で大切なので、是非そういうふうにやっていっていただきたいというふうに思います。そして、この請願、それこそ、このメンバーでは最後の委員会ですので、是非、採択をすべきだと考えています。
かねだ正委員長  採択。はい。
長谷川たかこ委員  先ほども申しましたように、録画配信でいつでも見られる体制を構築しオンラインを活用することは、学習の選択肢を増やし、登校のきっかけにつながります。授業のアーカイブを含め、録画、試聴できる環境の整備もその選択肢の一つとして、令和4年9月を目途に方向性を示して参りますというご回答がありました。
当事者の皆さんや当時の執行機関の楠山さんともお話をしているんです。今、部署が替わられましたが、数か月前に担当部署でお仕事をされていた楠山さんの構想の中には、アーカイブを行うという構想でした。当事者の皆さんを交えて話を進めていました。今になって、検討した結果、やっぱり駄目でしたなんて言われると、あのときのお話は何だったのかしらと皆さん落胆します。きちんと建設的に行って頂けるようお願いしたいと思います。採択でお願いします。

かねだ正委員長  それでは、これより採決をいたします。本案は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
かねだ正委員長  挙手多数であります。よって、
継続審査と決定をいたしました。