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☆文教委員会①中途養育者に関わる支援を求める請願

○ただ太郎 委員長  (12)受理番号11を単独議題といたします。
本請願は新規付託でありますので、執行機関の説明を求めます。

 

◎こども支援センターげんき所長 請願・陳情説明資料の5ページでございます。
件名、受理番号11 中途養育者に関わる支援を求める請願でございます。
所管部課名、記載のとおりでございます。
請願の要旨でございますが、子連れ再婚家庭であるステップファミリーや里親など、途中から養育者が交代している子どもが少なくないにもかかわらず、何の支援もないのが実情であることから、中途養育者専用の相談窓口の設置など、中途養育者に関わる5つの支援を要望する内容でございます。

内容及び経過の項番1、東京都内における里親委託についてでございます。
都内には、虐待など様々な理由で親元で暮らせない子どもが約4,000人おりますけれども、(1)の表の上のところにございますとおり、令和2年度末で約1割の405人の子どもたちが里親の下で暮らしております。

6ページの上のところ、(2)のとおり、こうした里親への支援として、児童相談所児童福祉司ですとか、養育家庭専門員の訪問などによって相談支援を行っております。
項番2は、ステップファミリーについてでございます。
(1)ステップファミリーの定義でございますが、京都府発行のパンフレットからの引用ですけれども、「子どもと一緒に結婚や同居してできた新しい家族、家庭のこと」と説明をされております。
(2)その実態でございます。ステップファミリーがまだ統計的には把握されていないことから、人口動態統計などの数値を参考に、一定割合で存在していると考えられております。
(3)足立区におけるステップファミリーからの相談対応につきましては、こども家庭支援課における子育てに関する相談の中で対応しており、主訴に応じて関係各機関につなぐなどしております。
また、(4)実父母以外の父母による児童虐待相談の令和2年度の状況でございますけれども、都内の件数割合が全体の2.1%、足立区では2.9%となっております。

 

○ただ太郎 委員長  それでは、質疑に入ります。
何か質疑はございますか。

 

◆長谷川たかこ 委員  今、御説明があった6ページの(3)足立区におけるステップファミリーからの相談対応ですけれども、主訴に応じて関係機関につなぐなど対応しているというのは、一般的にもやもや感があって悩みの初期の段階でのつなぎには、絶対になっていないと思います。主訴に応じて関係機関につなぐように対応しているというのは、明らかに児童虐待とか、何かしらの家庭の暴力とか、警察沙汰になったとか、そういうところまでいかないと、役所の関係機関につながるというのは絶対にあり得ないことだと思いますが、いかがでしょうか。

 

◎こども家庭支援課長 長谷川委員のお話のとおり、例えばDV的なところであると、そういうところにつないだりするという状況でございます。基本的には、こども家庭支援課の対応というのは、お話を聞きながら、解決策を一緒に考えながらというところで対応しておりますので、私たちの中で対応し切れない部分、より専門性のあるところについてはつないでいるという状況でございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  ここで述べている内容というのは、そこまでいかない前段階、結婚したばかりで中途から養育に携わるパートナーが子育ての経験がないというところで、一般家庭以上に支援が必要なわけです。初めての子育てでは、最初の段階で、非常につまずきやすい部分がたくさんあるわけです。そこが是正されれば、虐待とか離婚とかにはつながっていかないと思われます。

この間の代表質問でも話したように、社会的養護下の養育家庭とか児童養護施設職員には、中途養育に関わる研修や学習の機会があります。既存でこのような研修制度があるならば、応用すればよく、ステップファミリーに応用することは簡単にできると思います。
是非、既存のものをステップファミリーに置き換え、研修制度を足立区として新たに構築していただきたいと思います。いかがでしょうか。

 

◎こども家庭支援課長  児童養護施設の職員と養育家庭への研修制度ですが、実は私ども範疇外でございまして、内容がよく分かっていないところがありますので、そのあたりは私たちも研究してみたいと思っております。
ただ、私どものところに来る相談というのは、いろいろバラエティーに富んでいるというか、多種多様にわたっているところで、その中の一部の方がステップファミリーというふうに認識しているところでございます。

 

◆長谷川たかこ 委員  そこの論点からいくと、どうしても生きづらさがある御家庭の話になってしまいます。私たち請願者が求めているのは、生きづらさのある家庭の話ではなく、再婚してこれから子どもを育てようといった時に、片方のパートナーには、子育て経験が全くないといった段階の話をしています。自分本意のしつけや思い込み、固定観念で子どもにごり押ししてしまう、その手前の段階で、子育て経験のないパートナーが研修に参加をすることで、子育てとはこういうものだという道しるべを得ることで、子育てを積極的に協働作業でできるよう、新たな支援を行政側につくってもらいたいという気持ちでこの請願が提出されました。そこの意図を酌んで頂きたいです。

役所の方は、虐待家庭とか生きづらさのある御家庭、困難さのある御家庭に対しての支援の話しかされていません。子育てをしたことのないパートナーに対する支援を是非行政主導で行って頂きたいと思います。如何でしょうか。

 

◎こども家庭支援課長 どういった場合でも、子育ての中ではいろいろな場面に出会うことがあって、十人十色の状況がございます。私どもの方では、イライラしない子育て講座等々やっておりますが、その中の一部でもあるのかなという認識はしております。
ここに特化しての必要性というところについては、そんなに実は相談件数がないものですから、そのあたりも踏まえながら、今後の研究課題かなと思っております。

 

◎教育長 先ほど御紹介いただいた養護施設での研修の内容、私も不勉強で申し訳ありません。中身も見ておりませんので、その内容を確認させていただいて、今の行政の中でどういった形でできるのか、検討させていただきたいと思います。

 

◆長谷川たかこ 委員  相談件数がないというのは、相談する窓口が機能していないから相談に行かないんです。機能していないところに誰が相談に行くのでしょうか。
子育てする中で、虐待まではいかないけど、もやもや感を持っている大人が、相談窓口が明確にされていない役所に相談に行く人などまずいないと思いますが、そこいかがですか。

 

◎こども支援センターげんき所長 確かに、我々、虐待ですとか具体的な展開になって初めて気付く、それで初めて相談になる、支援になるというところになりがちだということは、長谷川委員御指摘のとおりだと思います。

長谷川委員おっしゃった,もっとその前のもやもやのタイミングのところでしっかした支援が必要ではないかということと理解しますが、まだまだ我々分かっていないことも多々ございます。

先ほど御指摘いただいた既存の研修ですか、その中にもそういったもやもや感があるところを支援できるような仕組みもあるということでございますので、是非、我々それを研究といいますか、中身をしっかり確認させていただいて、それをしっかりターゲットを絞って発信できるのか、そういった方に向けて講座として展開できるのか、そういったところを検討させていただきたいと考えております。

 

◆長谷川たかこ 委員  ネウボラの支援事業の枝葉が分かれていく一つのものだと思います。だから、これはこれで独立とかではなく、子どもを産み育てやすい足立区をつくるためにはどうするのか。フィンランドを模倣したネウボラ事業を国は進めている。それを予算化し、足立区は一昨年から手を挙げ、その事業にいろいろと着手するようになってきました。その一環としてステップファミリーもあるといった方向性で進めて下さい。


相談窓口を明確にうたってもらわないと、大の大人が役所へ相談に行くことなどあり得ません。是非とも窓口をきちんとつくっていただきたいと思います。

相談がないというのは、そういう相談窓口がないからです。相談件数がないから困り事がないという結論に結び付けてしまうのは、全くの間違いです。

子育て家庭にアンケートをされていると思いますが、その中にステップファミリーなのかどうかという項目も是非入れていただきたいと思います。そのような仕掛けをしていくことが必要だと思います。要は、既存のアンケートの中にステップファミリーかどうかという項目も是非入れていただきたいと思います。如何でしょうか。

 

◎教育長 繰り返しの答弁になってしまいますが、私どもまだまだ勉強不足の部分がありますので、少し研究をさせていただきたいと思います。

 

◆長谷川たかこ 委員  もっと更に言えば、子ども家庭部長のところで、この間子育てについての漫画のパンフレット(ベネッセなどの子育て冊子を参考に部長にはお見せしていました)が成果物として出来上がっていたということを知りました。とても嬉しかったです。あのような冊子を使ってステップファミリー編というのを作るのが、皆さん受け入れやすいと思います。まず第一歩で、子ども家庭部長が旗頭になって作ってくださると、有り難いのですが、如何でしょうか。

 

◎子ども家庭部長 いろいろなパンフレットなども作っていますけれども、今、御提案いただいたような内容については、私ども先ほどから御答弁申し上げておりますとおり勉強不足のところもあり、また、各自治体の様々な取組、優れたものもあるかと思いますので、そのあたりしっかり把握させていただきながら、よりよいものにしていくように進めていきたいと思っております。

 

◆長谷川たかこ 委員  全国的に調べているのですが、ステップファミリーについては、支援が乏しく、ほとんどないのが現状です。であるからこそ、足立区からつくっていただきたい、足立区でつくってそれを全国に広げていただきたいという思いでこの請願を出しています。是非これを機に、皆さん全力でお勉強していただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 

○ただ太郎 委員長  ほかに質疑はございますか。
      [「なし」と呼ぶ者あり]

○ただ太郎 委員長  なしと認めます。
 それでは、各会派の意見をお願いします。

 

鹿浜昭 委員     継続でお願いします。

長井まさのり 委員  継続でお願いします。

はたの昭彦 委員   長谷川委員の方から、勉強していただくということで、私もこの陳情が出たときに、中途養育者に関わる支援ということでどういう問題があるのかなということで、区の作った「こどもの養育者が交替するとき」という冊子を読ませていただいて、こういう問題があるんだなということが分かりました。

今回の陳情については、ステップファミリーと親族による養育、里親というふうに、途中からの養育者といってもいろいろなタイプがあるけれども、支援の内容についてはここの1から5に関わると。僕は、さっき区の方の説明があったようにいろいろな支援、いろいろなパターンがあってということだと思うけれども、この陳情は同じ中途養育者とくくっているものだから、余計分からないなと思いました。そういう意味では、今後、勉強していかなきゃいけないなと、これから更に深めていく必要があると思いました。
ということで言うと、今回は継続にさせていただきたいと思います。

◆長谷川たかこ 委員  採択でお願いします。

 

○ただ太郎 委員長  それでは、採決いたします。
本件は、継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
      [賛成者挙手]

○ただ太郎 委員長  挙手多数であります。よって、継続審査と決定いたしました。