(仮称)子ども版 地域包括支援センターをつくろうの会 発足!
今日は東京芸術センターで『(仮称)子ども版 地域包括支援センターをつくろうの会』を発足しました。発起人は私、そして事務局は一般社団法人チョイふるさん。そして、様々なリソースを持った気づきのある有志で集まり、自分たちの想いを共有しました。
国では、妊娠期から子育て期にわたり、ニーズに対応するためのワンストップ拠点の整備を進めています。子ども・子育て支援新制度の利用者支援や子育て支援などを包括的に運営する機能として、専門知識を生かしながら利用者の視点に立った妊娠・出産・子育てに関する支援のマネジメントを行い、保護者の生活の質の改善や向上、子ども達にとって良好な生育や環境を実現し、維持させることが期待されています。
足立区では保健予防課や区内各保健センター等とこども支援センターげんきが密に連携することで、妊娠期から子育て期までの相談・支援を切れ目なく包括的に行う「子育て世代包括支援センター事業」が展開されています。
子育て世代包括支援センターの目指す役割には、
切れ目のない支援
誰でもが利用できる支援
信頼できる専門性の高い「個」に対する「個」の支援
指導一辺倒でない支援の拒否を招かない支援
妊産婦・乳幼児等の継続的・包括的な情報把握
安心して妊娠・出産・子育てができる地域づくり
が必要で、”利用者目線”で施策を展開することが重要です。
議会でも取り上げているように、コロナ禍において、家族や地域などとのつながりが希薄化する中、生活困窮や介護、子育てといった悩み事が複雑に重なり、社会的孤立が深刻化しています。困りごとを抱えている人に共通しているのが周りに相談する人や頼れる人がいない関係性の貧困です。ひきこもりなども深刻になっており、SOSを出せない人への支援やアウトリーチで継続的に支援をしていく仕組みの構築が必要です。
足立区においても、妊娠期から子育て期までの相談・支援を切れ目なく包括的に行う「子育て世代包括支援センター事業」が展開されているにも拘らず、援助要請能力が低く自ら「助けて」の声を上げられない困窮子育て家庭が既存のセーフティネットからこぼれ落ちてしまっているという現状があります。
気づきのある私たちの力で、現在の枠組みにとらわれない形で、安心して妊娠・出産・子育てができる「地域支援」の拠点を全区的に展開していきたいと思います。
足立区に集う人達、誰もが孤立感の軽減や解消ができる環境と相談支援や交流支援を通じて、親が心から子育てが楽しいと思える環境を構築し、子ども達も毎日を楽しく生き生きと輝く未来を描くことが出来る環境を気づきのある私たちの手で構築していきたいと思います。
#仮称・子ども版地域包括支援センターをつくろうの会