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代表質問③【新支援事業:子育てのつながり創出支援について】

足立区では保健予防課や区内各保健センター等とこども支援センターげんきが密に連携することで、妊娠期から子育て期までの相談・支援を、切れ目なく包括的に行う「子育て世代包括支援センター事業」が展開されていますが、援助要請能力が低く自ら「助けて」の声を上げられない困窮子育て家庭が、既存のセーフティネットからこぼれ落ちてしまっているという現実があります。SOSを出せない人への支援やアウトリーチで継続的に支援をしていく仕組みの構築が必要です。

 

気づきのある私たちの力で、現在の枠組みにとらわれない形で、安心して妊娠・出産・子育てができる「地域支援」の拠点を全区的に展開していきたいという想いを込めて提案をしました。

 

今回、「安心して過ごせる親子の居場所提供、栄養バランスの取れた食事、基本的な生活習慣、それぞれの子どもに寄り添った学習支援、非認知能力を育む体験の五つの機会を一つの場所で提供できる取り組みとして、事業を展開することを強く要望致します。」との提案に「5つの機会を一つの場所で提供できる事業展開についてですが、足立区では、不登校や経済的困窮者、外国にルーツを持つ子どもの居場所など、それぞれの課題に特化した多くの居場所を展開しております。これらの居場所では、既に5つの機会のほか、キャリア教育などを含め、一つの場所で提供しております。」との回答。

 

当初、執行機関よりまだ足立区では行われていないとのご見解でしたが、その後キッズドアが行っているようだとのこと。現在、私たちは気づきのある団体でその支援を全区的に行うため、会合を重ねているところです。

 

先ずはその支援を開始した団体の視察に行ってみたいと思います。

気づきを政策に!

困っている人達に支援が行き届くよう、全力で足立区全域支援を全力で構築していきたいと思います。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。***** 

【新支援事業:子育てのつながり創出支援について

 <長谷川たかこ議員>

コロナ禍において、家族や地域などとのつながりが希薄化する中、生活困窮や介護、子育てといった悩み事が複雑に重なり、社会的孤立が深刻化しています。困りごとを抱えている人に共通しているのが周りに相談する人や頼れる人がいない関係性の貧困です。ひきこもりなども深刻になっており、SOSを出せない人への支援やアウトリーチで継続的に支援をしていく仕組みの構築が必要です。

 

先ず、東京都で計画されている子ども未来アクションとの連携を図る事を要望します。乳幼児期から学齢期の子育て、さらには子育てのつながり創出等の7つのリーディングプロジェクトに取り組む方針を東京都は打ち出しました。今後、国や市区町村、民間とも一体となった取り組みを構築していくそうです。

 【問】そこで、「支援が必要であるにもかかわらず届いていない人に対し、行政や民間の支援機関などが積極的に働きかけて情報・支援を届ける」アウトリーチ型の子育て支援が重要です。当事者に寄り添った支援を広げていくために、当事者親子と直接的に既に関わっている民間事業者と積極的な連携を行い、困窮子育て家庭と必要な社会資源をつなぐコーディネート機能の一部を官民連携体制による網の目で支えられる支援を構築していくことを強く要望致します。また、その際には新しい課題に対する団体の育成も求めます。区の見解を伺います。

 <政策経営部長>

SOSを出せない家庭に対しては、アウトリーチ支援が効果的であると考えており、これまで「こんにちは赤ちゃん訪問事業」などの子育て支援を行って参りました。さらに昨年度からは、民間事業者による「きかせて子育て訪問事業」において、未就園児のいる家庭への訪問を開始し、会話を通じた悩みの発見など重層的な支援体制を構築したところです。

今後も、公益活動げんき応援事業助成の課題解決コースなど、民間活動を側面支援すると共に、行政が行う具体的な支援方法を民間団体と共有しながら、団体の育成に取り組んで参ります。

 

 <長谷川たかこ議員>

【問】東京都の子ども未来アクションとの連携を図り、都が打ち出した「子育てのつながり創出」支援の一部とし、例えば、安心して過ごせる親子の居場所提供、栄養バランスの取れた食事、基本的な生活習慣、それぞれの子どもに寄り添った学習支援、非認知能力を育む体験の五つの機会を一つの場所で提供できる取り組みとして、事業を展開することを強く要望致します。区の見解を求めます。

 

 <政策経営部長>

次に5つの機会を一つの場所で提供できる事業展開についてですが、足立区では、不登校や経済的困窮者、外国にルーツを持つ子どもの居場所など、それぞれの課題に特化した多くの居場所を展開しております。これらの居場所では、既に5つの機会のほか、キャリア教育などを含め、一つの場所で提供しております。令和5年度実施予定の高校生の居場所においても、同様に展開して参ります。