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予算特別員会1日目:【足立区ペアレント・メンター事業の適正事業・適正価格への是正について】

昨日より、足立区議会では予算特別委員会が始まっています。
議会改革を全力で推し進める会からは、土屋のりこ議員が登壇しております。
 
私達の会派より、足立区ペアレント・メンター事業の適正事業・適正価格への是正について質疑をさせて頂きました。東京23区で、560万もの多額の事業費がついている自治体は、足立区のみです。他自治体の相談件数はどうなのか?数で見ないで欲しいといった話が足立区ペアレント・メンター事業者より出ているとお聞きしました。しかし、そもそも、560万円もの予算を付けている自治体はありません。他の自治体は低額予算で行っています。
 
生みの親、鳥取県のペアレント・メンター事業では、NPO法人鳥取県自閉症協会に事務局を置き活動していますが、鳥取県3圏域に散らばったメンターが各自、基本ボランティアで活動しています。メンター鳥取事務局で受ける電話相談の場合は、ペアレント・メンターは交通費だけの支給でボランティアとしての参加です。
2019年から、ペアレント・メンター創始者の鳥取大学教授井上雅彦先生からは、青井の事務所は不要である。複数の目が行き届く行政の場所(子ども支援センターげんき等)に間借りさせ、きちんと監督しながら運用をすべきと何度もおっしゃっています。しかも560万円は適正価格ではないと常に苦言を呈しています。
 
それぞれの想いがある中で事業をしているのは、どこの団体も同じです。
 
NPO活動をされている方々からたくさんの声が挙がっています。『私の団体は、うちの生活費から子どもたちへの食事、学習、芸術などを提供してきました。憤慨です。』『税金の無駄使いです。自腹で活動されている方々もたくさんいるので、減額をするべきです。』『税金流用に憤りを感じており、早急に見直して頂き、消滅して頂くようご検討宜しくお願い申し上げます。』と言った声が私に届いています。
 
先日の文教委員会では、結論は、自民党、共産党の会派から4月以降における事業については、適正事業内容、適正価格として是正されるよう意見が一致しました。公明党は「様々な課題に対して至急その改善の方向に向けて取組み、そしてしっかり報告して頂きたい」と申し入れされました。
 
4月以降、見直された事業として再スタートを行う事を区長へ強く申し入れします。
*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。*****
✩【足立区ペアレント・メンター事業の是正について】
<土屋のりこ議員>
先日の文教委員会で、我が会派から足立区ペアレント・メンター事業の是正を求めました。自民党・公明党・共産党、全会派からも足立区ペアレント・メンター事業の事業内容・事業価格について意見を述べられました。そして、早速、 昨日から教育長が動かれているとお聞きしています。
 
【問】文教委員会での是正に対し、事業見直しを図っている最中かと思いますが、費用対効果から無駄を徹底的に排除し、無駄のない財政運営を図るためにも、先ずは第1段階として、4月以降の事務所閉鎖といった声も聞こえています。この事業を今一度見直すために、一定の時間が必要であれば、一度凍結することが必要かもしれません。この事業は、延べ人数と相談件数が同じでリピーターがついていない状況となっている為、この事業が一端停止しても、困る人はいません。
 
必要であれば、事業を一度凍結し、事業の見直しをしっかりとしてから区として、再スタートを切ることを要望します。如何でしょうか。
 
【問】新規参入でペアレント・メンター事業を行いたいという複数の団体(不登校支援団体など)がいます。既存の団体だけがペアレントメンター事業としての既得権益とならないよう、新規でペアレント・メンターの団体を増やす仕組みを足立区が主導して構築することを要望します。区の見解を伺います。
 
区民の大切な税金を無駄にすることなく、この事業を区主導で、管理監督する事業となるよう強く要望致します。