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【予算特別委員会最終日:足立区ペアレント・メンターについて】

私達の会派、議会改革を全力で推し進める会より、土屋のりこ議員が登壇し、足立区ペアレントメンター是正について質疑しました。
 
<土屋のりこ議員>
ペアレント・メンターについて伺います。
先ず事業の評価について、区の評価をお聞きします。税を投じる事業である以上、ある程度表れた数字を見て評価せざるを得ないのは致し方ないことであると思います。その数字が令和4度2月末で個別相談35、電話相談24、グループ相談18、合計しても年間77というのは、やはり改善が必要ではないのかと思いますが、区の認識は如何でしょうか。
 
<教育長>
事業の性質上、費用対効果だけを見るものではありませんが、やはり件数という部分では改善が必要であると考えています。
 
<土屋のりこ議員>
それを聞いてほっとしますが、私的なサークル活動ではないということで、税を投入されている公的事業、数字を評価せざるを得ないのであれば、数字を広げるための工夫について、先ず区が責任を持ってアドバイスなり指導が必要なことではないでしょうか。月に一度事業者と役所が会合しているということが文教委員会でも答弁されていましたが、それでも尚且つ、この数字のままで区の主導責任を言わざるを得ないと感じます。
 
委託しているからといって民間が100で区が0ではないと思います。区の管轄する機関である子ども支援センターげんきとか学校とか区の相談機関といったものがある中で、そういった区がキャッチした人を委託事業者につなぐ、区の側の工夫で数字を改善できる余地はあると思いますが、如何でしょうか。
 
<教育長>
今、委員ご指摘の通りでございます。そういった、つなぐといった部分をこれからの改善の部分で取組んでいきたいと思っております。
 
<土屋のりこ議員>
是非、お願いします。あとアウトリーチということも言われていますが、家庭訪問をして、親御さんの相談対応をするとか民間だったら自由にできるってことですよね。事務所の拠点型でじっと待っているだけでは広がらないかもしれない。相談希望者がまだ小さい子を抱えている親御さんだとお伺いしますと、ご家庭までも行きますよということなら、相談に乗ってほしいなと思う方もいるかもしれません。そういったアウトリーチの対応にも踏み込んで、困っている人にも届くよう、相談対応の枠組みを拡げてはと思いますが、如何でしょうか。
 
<教育長>
今回、昨年、行われた事業評価の中でも、例えば、小学校へのアウトリーチですとか、そういった部分が弱いと評価で頂いております。小学校に上がる前、不安を抱えている親御さんの所に行って出向いていって、こちらから寄添うような形での対応が必要かと考えています。
 
<土屋のりこ議員>
是非、お願いしたいと思います。区内には、ペアレント・メンター自身になることを希望する人もおられると聞きました。しかし、都の方では養成講座を現在ペアレント・メンターの資格を持っていない自治体の人を優先するとして、足立区の人は都の養成講座を後回しされてしまうということなんですね。東京都では足立区行政主催でのペアレント・メンター養成講座を設けてもらうようにとおっしゃっているということですが、そこで足立区行政主催でのペアレント・メンター養成講座を今年開催することを求めますが、如何でしょうか。
 
<教育長>
いずれにしても、ペアレント・メンターの方が研修を受けて資格を取得し、多くの人間からこのような形で携わって頂けるのが理想だと思いますので、そういった研修を受けていただけるような取り組みにしていきたいと思います。
 
<土屋のりこ議員>
是非、お願いしたいと思います。希望される方の希望に寄り添って、区としても可能な対応を探っていただきたいと強く申し入れたいと思います。社会の隙間になっていたところで親御さんへの支援ということで、ペアレント・メンターは本当に重要な事業だと思います。必要とするすべての人に届くものとして、改善、スパイラルアップしていただきたいと思います。