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代表質問の内容⑥【有効ないじめ対策について】

いじめは、子どもの心に深い傷を残し、その結果、自己肯定感を奪い、子どもから積極的に人生を切り開く力を奪います。いうまでもなく、足立区の未来は、子どもたちの双肩にかかっています。その子どもたちを守り、支援することが、すなわち足立区の未来をつくることに繋がります。

 

足立区は、いじめアンケートも家庭で記入した後に封をして提出する方式をとっていますが、残念ながらこのシステムだけでは、不十分です。なぜならば、アンケートに正直に書くためには、「アンケートに書いたことが原因でいじめを受けない」「アンケートでいじめを訴えれば、必ず先生が問題解決をしてくれる」などが必要です。

 

これらの課題解決といじめが起きにくい施策提案を致しました。

 

*****以下、委員会での発言要旨(抜粋)です。***** 

 

【有効ないじめ対策について】

 <長谷川たかこ>

学校は、子どもが幸せになるための基礎つくりの場です。しかしながら、その学校において、いじめが原因で、命を失う、登校できない、または、登校しても教室に入れない子どもがいます。安心して子どもを産み育てる社会にするためにも、いじめ対策は国の重要な課題である少子化対策としても重要です。ここ足立区においても実効性のあるいじめ対策を実施することを強く求めます。


【問】いじめ防止には、良好な人間関係を育むことが有効です。そのためにも、「ソーシャルスキルトレーニング」や「法教育」が欠かせません。そこで、年間通して行っている道徳教育に加えて、ソーシャルスキルトレーニングや法教育を行う事を求めます(学校の自主性に任せるのではなく、教育委員会が旗頭になって年間教育の中に導入する事)。区の見解を求めます。

 

【教育指導部長】

私からは、良好な人間関係を育む教育活動についてのご質問にお答えいたします。

現在、教育委員会が主導して、年間の教育活動を通した道徳教育・人権教育の推進を図るとともに、良好な人間関係を育むため、ソーシャルスキルトレーニングの手法を用いた学級活動や委員会活動などの特別活動に取り組んでおります。また、本音を表現し合い、それを互いに認め合う体験活動を行っております。引き続き、教育委員会が旗頭となり、豊かな心の育成に努めて参ります。

 

なお、いじめに関する法教育につきましては、弁護士会、警察などの関係機関と連携し取組みの充実に向けて研究を進めて参ります。

 

 <長谷川たかこ>

【問】いじめは、子どもが子どもに行う行為であり、子どもが主役のでき事です。大人には見えにくいいじめでも子どもは認識しています。真にいじめ防止を目指すなら、子どもの力を活用する「子ども主体のいじめ防止活動」が有効です。

 

子ども主体のいじめ防止活動を実施することを求めます。

区の見解を求めます。

 

教育指導部長

次に、子ども主体のいじめ防止活動の実施についてお答えいたします。

現在も、子どもたち自身がいじめについて考え、行動が出来るようにするため6月、11月、2月をいじめ防止月間と位置づけ、いじめ防止の観点に特化した教育活動を行っております。

さらに道徳や特別活動を通して、子ども達が自ら考え、話し合い、行動する学習活動を行っております。

 

今後も、いじめ防止に関する各校の特色ある取組みの充実に向け、いじめに関する学習を意図的・計画的に展開するよう、指導して参ります。